Days of Memories 2~僕の一番大切な君へ~
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『Days of Memories 2~僕の一番大切な君へ~』(デイズ・オブ・メモリーズ)は、2006年2月1日にSNKプレイモアが携帯端末向けに配信が開始された恋愛シミュレーション『Days of Memories』シリーズの第二作である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
- 物語は200X年、夏の江坂。
- 主人公は私立清嶺大学の3回生、そろそろ進路を決めなければいけないと焦りだしている。
- そんな主人公を周りを賑わす可憐な女性達。
- 同じゼミで努力家、主人公と仲の良い巳沢雫。
- 主人公を慕い家事に勤しみながら高校に通う義妹の双葉ほたる。
- ほたるの先輩で主人公をからかうのが好きな幼馴染、キサラ・ウエストフィールド。
- 大学での主人公の先輩であり何かと頼りになる神楽ちづる。
- 大人の色気を醸し出す大学長の秘書のマチュア。
- メカ好きでみんなと親しいフィオリーナ・ジェルミ。
- 目的はわからないが優しさがにじみ出ている女探偵ブルー・マリー。
- 主人公は自分の将来を案じつつ彼女達と夏を過ごしていくことになる。
- 彼らは果たしていったいどうなるのだろうか。
[編集] 概要
シナリオの質は全体的に向上しているが、オリジナル・ヒロインの巳沢雫の真ルート(オロチルート)のシナリオは特に評価が高い。前作のキャラは一部を除いてほとんどが出てこないが、今回はゲーニッツをはじめオロチ四天王およびオロチ八傑集の多くが登場しているので、これによりオロチルートでは彼らに関する物語を楽しむことができる。他にもルガール・バーンシュタインや、アッシュ・クリムゾンも登場、今回も小ネタが多くファンを楽しませてくれる。
オロチルートで選択肢を間違えるとシェルミーと共に暮らしているエンディングが描かれるが、これは主人公もしくは世界が狂気に侵されたエンディングであり、シリーズでも日常は戻ることはない(ある意味戻っているのだろうが)稀有なエンディングである。
隠しヒロインは前作ヒロインでもあった麻宮アテナ。ゲームダウンロードの数週間後に攻略可能になるタイムリリースキャラであった。
基本システムは前作と同様である。主人公の名前は任意(デフォルトは天樹優)。
[編集] 登場人物
[編集] メインキャラクター
- 巳沢雫 (Days of Memories2オリジナルヒロイン)
- 21歳。私立清嶺大学の3回生で主人公とは同じゼミ。成績優秀、容姿端麗で学内での人気は高いが本人はいくつかのバイトを掛け持ちするなど、意外に苦学生である。怒らせても怒ったようには見えず笑顔を振りまく少し恐ろしい女性。主人公には想いを寄せていたが彼自身は気づいていなかった。
- 本来のルートでは大学長の養子となることを決意。本当の幸せを見誤りあまり知らぬ人間と結婚しようとしたが主人公の決死の説得で思いとどまる。
- 真のルート、通称オロチルートでは彼女の正体はオロチの寄り代とされ、神父・ゲーニッツにより封印を解除され街を狂気と化した街へと変貌させる。
- 詳しいデータは巳沢雫の項を参照。
- 双葉ほたる
- 16歳。私立清嶺高校の一年生で、主人公の義理の妹。6年前に両親と死別、兄は行方不明なってしまい、その後主人公の家に引き取られた。現在は高校に通うため主人公の家で二人暮らし。主人公をとても慕っているとても優しい子であり、家事のほとんどを担当している。動物に好かれやすく、ペットのイトカツとは大の仲良しである。
- 以前から主人公には兄としてではなく別の好意を抱いていたが、偶然にも街中で実の兄を発見、何も告げず会いに行ってしまった事で主人公に勘違いされ拒絶されてしまう。ほたるは家から出てしまうが追いかけてきた主人公が自分への想いを告げてくれたおかげで相思相愛となる。
- 詳しいデータは双葉ほたるの項を参照。
- キサラ・ウェストフィールド
- 17歳。私立清嶺学園3年A組で明るい性格、学内外問わず人気者である。成績優秀、運動神経抜群、その上生徒会長をも務める超優等生でもある。主人公、ほたるとは幼馴染でよく一緒に遊びに行っている。意外にも約束事には敏感。
- 主人公と交わした約束をキサラはずっと胸に秘めていたが、彼が大事な約束について忘れていることに失望、落胆してしまう。そんな主人公に別の男性と居る場面を目撃させたりするなどして焦らし作戦もしている。その後は主人公と仲直りし付き合うことになるが、学内で無理矢理腕を組んだりするなどゾッコンぶりを見せ付けている。
- フィオリーナ・ジェルミ
- 20歳。同い年なのになぜか敬語で話す、イタリア・ジェノバ出身の清嶺大学留学生。
- 主人公・雫と同じゼミで、工作部にも所属している工作好き。おっちょこちょいな性格でドジがたえず、発明品をつくっては周囲をヒヤヒヤさせている。
- 神楽ちづる
- 25歳。清嶺大学の大学院生。神楽神社の巫女をつとめている。
- 落ち着いた物腰と気品のある態度で、誰からも頼られる性格だが、どこか抜けているところがあり、今ひとつきまらない。
- ペットの文鳥、チーちゃんを可愛がり、愛車の大型バイクで通学している。現在、神社で行われる夏祭りの準備に、多忙な日々を送っている。
- オロチルートにて三神器の末裔である彼女は巳沢雫を救おうとする主人公の手助けをし、扉を開き彼を雫の元へ行かせた。
- 詳しいデータは神楽ちづるの項を参照。
- マチュア
- 年齢不詳。清嶺大学の学長の秘書。業務をサポートし、学生たちのレポートの管理もおこなっている。
- 妖艶な肢体と美貌で学生を魅了する一方、苦心のレポートを紙くずにして投げ捨てることから「風に散る花びら」の異名でおそれられている。同じ秘書のバイスはルームメイトでもある。度々遊び半分でバイスと共に主人公をからかっている。
- オロチルートではバイスとともに主人公に説得されゲーニッツの計画から離反する。
- 詳しいデータはマチュアの項を参照。
- ブルー・マリー
- 25歳。女探偵のようなもので、イングリッシュポインターのアントニオ(通称アントン)という犬を連れている。江坂にて何かを調査しているようだが、主人公が仕事に関わろうとするときびしく拒否される。ふだんは気さくな、強さと優しさを合わせ持つオトナの女性である。
- 主人公が執拗に関わろうとするのを拒否するが、次第に彼の姿勢に心惹かれていく。目的のものが清嶺大学にあると知り、大学周辺を探っていたが、黒幕だる人物の策略によって終わりかと思われたが主人公によって事無きを得る。主人公と生死を共にしたマリーは彼の想いを受け入れ恋人同士となる。
- 詳しいデータはブルー・マリーの項を参照。
- 麻宮アテナ
- 21歳。前作に引き続き仕事を続けている売れっ子人気アイドル。前作の主人公とは恋人であったものの別れてしまったという設定になっている。偶然昔のクラスメイト(主人公)に会ったアテナは彼とそれから何度か会うようになり、彼を好きになっていく。だがマスコミや周囲の目が原因で以前の恋人と別れることになってしまったアテナは繰り返したくはないと考え主人公にもう会わないほうがいいと切り出す。
- 特定の選択肢を選ばない限り全く登場しない隠しヒロインである。
[編集] サブキャラクター
- 草薙京
- 主人公の先輩で頼りがいのある男。清嶺高校の3年A組担任、国語教師。事あるごとにB組担任の庵と張り合っている。
- オロチルートでは協力を拒んだが主人公の雫への思いに動かされ、主人公を奥の扉へ行かせた後、シェルミーと対峙する。
- 八神庵
- 主人公の先輩で実力主義。清嶺高校の3年B組担任、数学教師。A組担任の京とは学生時代から張り合っており、目の敵にしている。
- オロチルートでは協力を頑なに拒否するも、主人公の説得により窮地に追い込まれた彼の前に現れ、彼を奥の扉へと行かせた後七枷社と対峙する。
- ルガール学長
- 清嶺大学学長を務める一見紳士な男性。不正を行う犯罪者であったり、生徒を救うため敵に立ち向かうなど、各ヒロインの物語毎に明らかに人物が異なる。
- バイス
- マチュアのルームメイトで大学関係者。男っぽい言動で主人公をからかう。
- マチュアと共に主人公に説得されゲーニッツの計画から離反する。