Do228
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Do228はドイツドルニエ社により開発された双発ターボプロップ機である。
[編集] 歴史
- 1983年 日本エアコミューターにて導入、日本初飛行。計3機を導入して奄美群島での運用に活躍。
- 1988年 航空宇宙技術研究所(現宇宙航空研究開発機構(JAXA))が、実験機材用テストベッドとして1機を導入。MuPAL-αと命名。
- 1995年 日本エアコミューターでの運用より引退。
- 1997年 航空宇宙技術研究所の機体が、ナホトカ号重油流出事故に際して重油湧出点の確定を行う。
- 1999年 新中央航空が一機を新規に導入(JA31CA)。2000年3月に調布―新島、神津島線に投入。
- 2001年 壱岐国際航空が元日本エアコミュータで運用された機体(JA8835)にて、11/22に福岡-壱岐線を運行開始。
- 2002年 壱岐国際航空、福岡-壱岐線を運行休止(1/16)。新中央航空、2機目を購入(JA32CA)。
- 2005年 元日本エアコミュータの機材(JA8835,JA8836,JA8866)が全て登録抹消(国外への売却による)。
- このほか、格安航空会社のエアァ シェンペクスが、元日本エアコミュータのJA8835,JA8866を運用したが、資金不足により、実際に就航することはなかった。後身であるエアトランセは、与圧キャビンを備えるビーチクラフト1900Dへ使用機材を変更したため、これらの機材は売却されている。
[編集] 諸元 (Do 228-212)
- 乗員:2名
- 乗客:19名
- 機体長:16.56 m
- 翼幅:16.97 m
- 機体高:4.86 m
- 翼面積:32.00 m²
- 乾燥重量:3,258 kg
- 最大離陸時重量:6,400 kg
- エンジン:双発 Garrett AiResearch TPE-331-5, 560 kW (776 馬力)
[編集] 性能
- 最高速度:434 km/h
- 航続距離:1,037 km
- 営業高度:8,534 m (28,000 ft)
- 上昇率:570 m/min (1,870 ft/min)