HAND MAID メイ
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『HAND MAID メイ』(ハンドメイドメイ)は、2000年7月26日から同年9月27日まで10回にわたりWOWOWのノンスクランブル枠で放映された連続アニメ番組である。
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[編集] 概要
本作品は、鋼鉄天使くるみに端を発したメイドロボットネタに、若干のPCネタを加味した、コメディ(ラブコメ)に属するオリジナルハーレムアニメである。
いわゆる萌え狙いのシーンや、パンチラを中心とした「お色気シーン」が乱発気味なのが特徴ではあるが、各キャラクターの性格や心情等が丁寧に描かれたため、多くの視聴者からは好感をもって迎えられた。
登場するキャラクターも、ロリキャラからお姉さんキャラまで至れり尽くせりではあったが、物語の基本を主人公のメイと和也、かすみの3人による三角関係と設定し、それを丁寧に描いたことで、単なる美少女アニメに堕することを回避した。
ファンサービスとして、後日談的なオリジナルエピソード1話がDVD発売時に追加された。また、橘セブンによる漫画版と春眠暁による小説版が、それぞれソニー・マガジンズから出版された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
ドラえもんのような「知能を持ったロボット」を生み出すことを目標に研究に励む、学生・早乙女和也の元に、とある事情で1/6サイズのメイドロボットである「サイバドール・メイ」が送られてくる。メイは、高い知能と人間と変わらない外観を持っており、住み込みメイドとして和也に尽くすことを自分の任務としていた。
一方、和也の下宿先の大家の娘・谷かすみも和也に恋心を抱いており、メイが和也と同居することで次第に関係が深まっていくことに複雑な思いを抱くようになる。物語が進みメイが人間と同じサイズとなると、メイ、和也、かすみの関係は本格的な三角関係になる。
また、人間とロボットの関係がどうあるべきかということが本作品のテーマとされているが、和也は人間とロボットを平等に扱うことを信条としているため、この三角関係も複雑なものとなっていく。
[編集] 各話タイトル
- はじめまして!
- お役に立ってるのかな?
- どうしましょう…
- 見ないでください!
- 今日まで…本当に…
- もっともっと!
- 時間がない、ですか?
- たくさん欲しいんです!
- それでも…信じてます
- メイっぱい
- 「あきらめません」
[編集] 主な登場人物
- チビメイ(メイシルバー、メイブラック、メイピンク、メイイエロー、メイブルー)
- 早乙女和也(声:山口隆行)
- 谷かすみ(声:高橋美佳子)
- 南原耕太郎(声:上田祐司)
- Af-77LC-CHN サイバドール・サラ(声:氷上恭子)
- Cf-3357L-JPA サイバドール・レナ(声:釘宮理恵)
- Af-444LC-JPN サイバドール・ケイ(声:南央美)
- Af-863LD-USNY サイバドール・マミ(声:井上喜久子)
- 谷千草(声:荒木香恵)
- イカリヤ(声:安田美和)
- 大門大(声:小西克幸)
- 田所田(声:くわはら利晃)
- 光明寺ひかり(声:菊地祥子)
- 早乙女あおい(声:百々麻子)
- 早乙女みどり(声:水樹洵)
- 美雪(声:小暮英麻)
- サイバーX(声:三木眞一郎)
- コマンドZ(声:神奈延年)
- 宗方吟(声:神奈延年)
- 竜崎ナオミ(声:小暮英麻)
- ジュリアーノ(声:谷山紀章)
[編集] スタッフ
- 監督:木村真一郎
- 原案:六月十三
- シリーズ構成:松井一樹
- キャラクターデザイン:平田雄三
- アニメーションディレクター:柳沢テツヤ
- アニメーション制作:TNK
- 企画:川村明廣
- プロデュース:松田章男
- 企画原案:ワンダーファーム
- 色彩設計:鈴木順子・関根栄子
- 美術監督:片野坂悟一
- 撮影監督:長岡義孝
- 編集:辺見俊夫
- 音響監督:たなかかずや
- 音楽:増田俊郎
- 音楽プロデューサー:野崎圭一
- 制作プロデューサー:加藤長輝
- オープニングテーマ「JUMP~メイっぱい抱きしめて」
- 歌:P-chicks、作詞・作曲:大八木弘雄、編曲:大八木弘雄、大久保薫
- エンディングテーマ「ほんとの気持ち」
- 歌:高橋美佳子、作詞:まつざきゆうこ、作曲・編曲:増田俊郎
[編集] 関連事項
[編集] 関連リンク
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