HuCARD
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HuCARD(ヒューカード)はハドソンが開発し、日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)が発売したゲーム機、PCエンジンで使われたICカード型のROMカートリッジである。なお開発には三菱樹脂がかかわっていた。
もともと1985年にハドソンと三菱樹脂がMSX用カード型ROMカートリッジとして開発したBEE CARDをベースとしている。
初期型は容量が2Mbit(256KB)しか保存できなかったため、R-TYPEは前編と後編の2枚組みで発売された。後に4Mbit(512KB)、8Mbit(1MB)タイプのROMが登場したほか、SUPER CD-ROM²用のスーパーシステムカード(システムROM+追加メモリ)やアーケードカードや天の声バンク(システムROM+バッテリーバックアップ)も存在した。
他のゲーム機に比べてコンパクトであるため、PCエンジンGTやPCエンジンLTといったポータブル型を開発するのにも都合が良かった。