セガ
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種類 | 株式会社 |
本社所在地 | 東京都大田区羽田一丁目2番12号 |
設立 | 昭和35年6月3日(創業昭和26年4月) |
業種 | その他製品 |
事業内容 | アミューズメント機器 アミューズメント施設運営 コンシューマコンテンツの開発・製造・販売 |
代表者 | 里見治(代表取締役会長/CEO) 小口久雄(代表取締役社長/COO) |
資本金 | 600億円 |
主要株主 | セガサミーホールディングス 100% |
関係する人物 | 鈴木裕 中裕司 湯川英一 竹崎忠 |
外部リンク | sega.jp |
特記事項:URLはセガ.jpでも可 |
株式会社セガ(英名:SEGA Corporation、略称:セガ、SEGA)は、業務用ゲーム機器、家庭用ゲームソフトの開発、製造、販売、アミューズメント施設運営などを行う日本のゲームメーカーである。セガサミーホールディングスのグループ企業。
目次 |
[編集] 概要
社名の由来は、前身であるサービスゲームスジャパン株式会社が出していたジュークボックスのブランド名「Service」と「Games」の頭2文字を結合。社歌は「若い力」(作詞:セガ社員の高橋栄一 作曲:若草恵)。
アーケードゲーム市場では店舗経営・筐体販売・ゲーム供給などで、現存するゲーム会社としては最古参であり、タイトーと並ぶ総合的な二大大手の一つ。創業当時からタイトーはほぼ一つの会社で進んで来たのに対し、セガはサービスゲームスなど複数の会社が分離合併を繰り返して出来たという違いを持つ。
『アフターバーナー』などの大型筐体ゲームを中心に『ファンタジーゾーン』などを供給。以降は『バーチャレーシング』、『バーチャファイター』、『バーチャロン』、『バーチャコップ』などの3Dゲームで革新とブームを起こす一方、プリント倶楽部・UFOキャッチャーを開発し女子学生や家族連れとアーケード市場を結びつけることにより、ゲームセンターを“ゲームマニアや子供が遊ぶ場所”としてだけでなく“総合的アミューズメントゲーム施設”としても展開させた。近年ではコンシューマ機の高性能化などで生じたアーケードゲーム市場の閉塞感を『WORLD CLUB Champion Football』(WCCF)や『甲虫王者ムシキング』などのカードゲームで打破するなど、盟主たる腕を振るっている。
『甲虫王者ムシキング』、そしてその女児向けである『オシャレ魔女 ラブandベリー』を稼動させ、幼稚園~小学校低学年の子供に親までも巻き込んだ商品展開を進めている。また、このラブandベリーに出てくる服や靴など製品化した、ゲームメーカーとしては初のアパレル参入も話題になっている。
近年はコラボレーションによるソフト開発や、アーケード基板の共同開発などで、任天堂に急接近している。なかでもWiiのバーチャルコンソール向けにメガドライブソフトを提供するなど、その提携には拍車がかかりつつある。
かつての独自路線時アーケードとコンシューマーに多くの傑作を残してきた。アーケードとリンクしたハード運営もファンから評価されたことから、任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメントのハードを評価の対象としていないセガファンは今なお多い。
一方で他のゲーム会社と比べると小回りの効きにくい部分があり、ビデオゲーム黎明期やスペースインベーダーブームでの遅れ、家庭用ゲーム機など、セガが大きく損をしてしまう展開も多い。
また、家庭用のネットワークゲーム運営の面においては必ずしも順調ではなく、2005年に日本で開始されたMMORPGの『RF online』で、開始当初に急遽サーバの増設を行うほどの集客を獲得したものの、限定アイテムの配布時期の延期、データは既に存在しているマップの実装を長期間見送る、規約違反者への対処が甘いなど、運営上の不手際が多々あり人離れがしばしば見かけられ、2007年の2月、わずか1年半足らずでサービス終了となる事態を招いた。『ファンタシースターオンライン』シリーズでは一定の評価を得ていたものの、2006年発売の『ファンタシースターユニバース』のサービス開始当初においては、サーバがパンクし接続がままならないなどの致命的なトラブルを引き起こしてしまったために、一部のユーザーの評価を落としている。
セガのゲームを指す言葉として「セガゲー」がある。これは、単純に「セガ製のゲーム」を指す事もあるが、大抵は「セガテイストに溢れたゲーム」と言う意味で使われる。「セガテイスト」とは「馬鹿で斬新でマニアック」、「超一流のB級」、「時代の先を行き過ぎている」、「独自性・挑戦精神・開拓精神に溢れすぎて革新的」などセガらしさを内包する言葉でファンの間での褒め言葉である。特に顕著な作品として『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー』、『きみのためなら死ねる』、(セガ開発ではないが)『デストロイオールヒューマンズ!』などが挙げられる。もっとも、そのアクの強さゆえに「セガゲー」を極度に嫌うユーザーも存在する。
[編集] 概要(時事的な沿革)
1997年1月23日、エニックス(当時)がプレイステーション用ソフト『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の制作を大々的に発表したことを受けて、「1997年10月1日付でバンダイ(現在はナムコと経営統合しバンダイナムコグループの一員)と合併し、新社名をセガバンダイとする」と発表。しかし元々社風が全く異なる上、合併計画発表後にバンダイより発売された『たまごっち』が大ヒットした事もあり、バンダイ社内でセガとの合併を疑問視する声が次第に大きくなり、同年5月27日、バンダイからの申し入れにより合併合意は解消された。
その後、家庭用ゲーム機でゲームボーイシリーズの任天堂やプレイステーションシリーズのソニー・コンピュータエンタテインメントに水を開けられたことにより経営が悪化。更にアメリカで行われていた特許訴訟でも事実上敗北し和解金数千万ドルを取られ、社員リストラ案でも元社員に対し不当な解雇を行ったと裁判を起こされ、そこでも敗訴。湯川専務を起用した自虐的なドリームキャストのCMは人気を集めるが、同機の売り上げは振るわず、CSK会長であった大川功の個人資産の譲渡などで支援を受けるものの、2001年3月31日をもってドリームキャストの製造が中止され、家庭用ゲーム機製造販売から撤退した。セガの壊滅的なシェア崩落により、のちに当時のセガをモチーフにした経営シミュレーションRPG『セガガガ』が発売された。これ以降ライバルであったソニー・コンピュータエンタテインメントや任天堂のゲーム機にもソフトウェア供給がされるようになる。
大川功の死後、CSKは企業間取引への事業集中のためセガ株の売却を考えるようになり、2003年前半にサミーやナムコとの合併話が出たが破談。しかし同年12月、サミーがCSKの保有するセガ株全てを買収し、セガは事実上サミーの傘下に入った。また2004年10月1日付けで持ち株会社セガサミーホールディングス(セガサミーHD)を設立し、セガはサミーと共にセガサミーHDの100%子会社となり経営統合した。
2007年3月31日、唯一製造し続けていたゲームハード機ドリームキャストの製造を打ち切り(ドリームキャストとセガサターンの有償修理も同9月28日必着分を持って打ち切る)、ハード機製造から完全撤退することになった。今後はプレイステーション、ゲームボーイアドバンス等の他社のハード機に対応したソフト作りに専念する。これによって『バーチャファイターシリーズ』、『サクラ大戦シリーズ』、『ソニックシリーズ』等の人気シリーズが他のハードに移行することとなる。
[編集] 会社沿革
- 1940年 アービング・ブロムバーグ、マーティ・ブロムリーの親子が、ハワイ米軍基地内のジュークボックスメンテナンス事業を目的とし、サービスゲームズ(アメリカ)を創業。
- 1952年 ジュークボックスの輸入販売を目的として二人のアメリカ人、レイモンド・レメアー、リチャード・スチュワートによりサービスゲームズ(日本)創業。
- 1954年 在米ユダヤ人のデビッド・E・ローゼン、ローゼン・エンタープライゼスを設立。
- 1960年 サービスゲームズジャパン解散、営業部門の日本娯楽物産(リチャード・スチュワート代表)と製造部門の日本機械製造(レイモンド・レメアー代表)とに分割し新設する。
- 1964年 日本娯楽物産、日本機械製造を吸収合併。
- 1965年 有限会社ローゼン・エンタープライゼスと合併。株式会社セガ・エンタープライゼスに変更。社長はローゼン。
- 1968年 中山隼雄、エスコ貿易を設立。
- 1969年 ガルフ・アンド・ウエスタン・インダストリーズ インクの傘下に入る。
- 1973年 アタリ『ポン』のコピーゲーム『ポントロン』を発売。タイトー『エレポン』とほぼ同時に、日本初のテレビゲーム(会社)となる。
- 1978年 インベーダーブーム時うまく稼げなかった失地回復を計る為、アメリカのアーケードビデオゲーム会社、グレムリンを買収。セガ・グレムリンとする。
- 1979年 エスコ貿易を買収。エスコ貿易社長の中山、代表取締役副社長に就任。
- 1983年 8ビット家庭用ゲーム機SG-1000発売。8ビットパソコンSC-3000発売。
- 1984年 CSKグループの資本参加により、CSKグループ傘下に入る。8ビット家庭用ゲーム機SG-1000II発売。中山、代表取締役社長就任。
- 1985年 世界初の体感アーケードゲーム機『ハングオン』発売。UFOキャッチャー発売。8ビット家庭用ゲーム機セガ・マークIII発売。
- 1986年 株式 店頭登録。体感アーケードゲーム機『スペースハリアー』と『アウトラン』発売。
- 1987年 体感アーケードゲーム機『アフターバーナー』発売。8ビット家庭用ゲーム機マスターシステム発売。
- 1988年 株式 東京証券取引所市場第二部上場。アーケードゲーム機『テトリス』発売。16ビット家庭用ゲーム機メガドライブ発売。
- 1990年 同株式 第一部指定。カラー液晶携帯ゲーム機ゲームギア発売。
- 1991年 16ビットパソコンテラドライブ発売。メガドライブ用周辺機器メガCD、そして同機用ゲームソフト『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』発売。クレーンゲーム機NEW UFOキャッチャー発売。
- 1992年 フルポリゴンアーケードゲーム機『バーチャレーシング』発売。アメリカでジョン・コイルより特許侵害として巨額裁判を起こされる。セガは和解金として日本円で57億円を同氏に支払った。
- 1993年 3D対戦格闘アーケードゲーム機『バーチャファイター』発売。
- 1994年 メガドライブ用周辺機器スーパー32X発売。32ビット家庭用ゲーム機セガサターン、そして同機互換業務用汎用CGボードST-V発表。3D対戦格闘アーケードゲーム機『バーチャファイター2』発売。
- 1995年 シール作成機プリント倶楽部発売。
- 1997年 株式会社バンダイとの合併を白紙撤回。バンダイ社内の社員から社風の違いなどを理由に。
- 1998年 (自称)128ビット家庭用ゲーム機ドリームキャスト発売。ドリームキャスト互換業務用汎用CGボードNAOMI発表。入交昭一郎、代表取締役社長就任。
- 2000年 ソフトウェア開発部門を分社化。アミューズメント施設運営部門を地域会社のセガアミューズメント東日本・東京・東海・関西・西日本に分社化。商号、株式会社セガ・エンタープライゼスから株式会社セガに変更。大川功、代表取締役会長兼社長就任。
- 2001年 家庭用ゲーム機製造販売から撤退。佐藤秀樹、代表取締役社長就任。不当に解雇したり賃金カットした社員18名が起こした訴訟に対し、これら行為を撤廃する方向で和解。
- 2002年 Xbox互換業務用汎用CGボードChihiro発表。ニンテンドーゲームキューブ互換業務用汎用CGボードTRIFORCE発表。セガアミューズメント地域会社5社、合併し株式会社セガアミューズメントに。
- 2003年 開発子会社のオーバーワークスとワウ・エンタテインメントが合併し、セガワウへ社名変更。ユナイテッド・ゲーム・アーティスツをソニックチームへ、セガ・ロッソをヒットメーカーに統合。筆頭株主がCSKからサミーに変更。小口久雄、代表取締役社長就任。
- 2004年 開発子会社のセガワウ、SEGA-AM2、ヒットメーカー、アミューズメントヴィジョン、スマイルビット、ソニックチーム、デジタルレックスをセガ本体へ統合。サミーと経営統合、セガサミーホールディングス設立。
- 2005年 株式会社セガアミューズメントをセガ本体へ統合。
[編集] 製品
[編集] 家庭用ゲーム機
[編集] アーケードゲーム基板
- ヘッドオン基板
- System I
- System II
- System E
- System 16
- System 18
- System 24
- System 32
- X BOARD
- Y BOARD
- System C、System C2
- Model1
- Model2
- Model3
- ST-V(TITAN)
- NAOMI、NAOMI2
- HIKARU
- TRIFORCE
- Chihiro
- ATOMISWAVE(サミーより移管)
- LINDBERGH
[編集] ゲーム作品
各ジャンル毎に五十音順に並んでいる。
- パドルとボールゲーム
- アラビアンファイト
- E-SWAT
- おそ松くんハチャメチャ劇場
- きみのためなら死ねるシリーズ
- ゴールデンアックスシリーズ
- 忍
- 獣王記
- スーパーモンキーボールシリーズ
- スーパーロコモーティブ
- ソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズ
- ディープスキャン
- パワースマッシュシリーズ
- バーチャストライカーシリーズ
- ベアナックルシリーズ
- ヘッドオン
- ペンゴ
- マイケルジャクソンムーンウォーカー
- R360
- G-LOC
- アフターバーナー
- ウィングウォー
- ギャラクシーフォース
- ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドシリーズ
- サンダーブレード
- スペースアタック(スペースインベーダーのセガ版コピー)
- スペースハリアー
- 電脳戦機バーチャロンシリーズ
- トランキライザーガン
- パンツァードラグーンシリーズ
- ファンタジーゾーン
- アウトランシリーズ
- 頭文字D ARCADE STAGE
- F-ZERO AX(任天堂と共同開発)
- Crazy Taxiシリーズ
- セガラリーシリーズ
- デイトナUSA
- バーチャレーシング
- パワードリフト
- ハングオン
- モナコGPシリーズ
- RAD MOBILE
- セガ・ドライビングシミュレータ
- GUILTY GEARシリーズ(サミーより移管)
- BLEACHシリーズ(任天堂製ハードで発売されている)
- バーチャファイターシリーズ
- ファイティングバイパーズシリーズ
- 北斗の拳
- ラストブロンクス -東京番外地-
- アドバンスド大戦略シリーズ
- Jリーグプロサッカークラブをつくろう!シリーズ
- ダービーオーナーズクラブ
- プロ野球チームをつくろう!シリーズ
- シャイニング・フォースシリーズ
- ファンタシースターシリーズ
- サンバDEアミーゴ!
- シャカッとタンバリン
- スペースチャンネル5
- Crakin' DJ
- ファンタシースターオンラインシリーズ
- STARHORSEシリーズ
- ドラゴントレジャーシリーズ
- BINGO PARTYシリーズ
- トレーディングカードゲーム型アーケードゲーム
- その他のアーケードマシン
[編集] ミリオンセラーとなったソフト
セガより発売されたゲームソフトで、国内での売り上げ本数100万本を突破したものは、現時点では1995年のセガサターン用『バーチャファイター2』、及び2006年のニンテンドーDS用『オシャレ魔女♥ラブandベリー DSコレクション』の2本のみである。これは、かねてより常に業界2番手以下の地位にあった自社ゲームハードを長い間支え続けてきた事、コアユーザーに評価されるソフトが多かった事など、独特の歴史を歩んできたことが一因にあるとされる。
ただし、上記は日本国内のみでの売り上げの集計結果である。海外においてはメガドライブ(ジェネシス)、ドリームキャスト、ゲームボーイアドバンスなどでの『ソニックシリーズ』や、スポーツゲームであるESPNもしくはSega SportsブランドのNBA/NHL/NFLシリーズなどでミリオンセラーを連発している。
[編集] 運営するテーマパーク
[編集] グループ企業
- 株式会社ウェーブマスター
- 株式会社セガ・ロジスティクスサービス
- 株式会社セガ・ビーリンク
- 株式会社セガ・ミュージック・ネットワークス
- 株式会社セガトイズ
- 株式会社トムス・エンタテインメント
- 株式会社オアシスパーク
[編集] 外部リンク
- 株式会社セガ
- セガサミーホールディングス株式会社
- メカトロ研究開発部
- セガハード大百科
- I LOVE SEGA - セガに関する総合情報サイト
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主要メーカ | 任天堂 - ソニー・コンピュータエンタテインメント - マイクロソフト - セガ - NECホームエレクトロニクス |
その他メーカ | エポック社 - バンダイ - SNK - アタリ |
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