IPhoto
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開発元: | アップルコンピュータ |
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最新版: | 6.0.4 / 2006年6月21日 |
対応OS: | Mac OS X |
種別: | Digital photo オルガナイザー |
ライセンス: | プロプライエタリ |
公式サイト: | iPhoto |
iPhoto(アイ・フォト)とは、アップルコンピュータの「iLife」に付属されている写真管理ソフトである。
デジカメで撮影した写真をインターネット上(別途.Macのメンバーになる必要有り)に公開したり、壁紙にしたり、補正、ネット経由でフォトアルバムを作成を頼んだりすることが出来る。動作環境はMac OS X。
目次 |
[編集] 概要
iPhotoのユーザインターフェースはiTunesに似ている。取り込んだ写真は全て「ライブラリ」(もしくは任意に指定したフォルダ)に集約され、そこから各「アルバム」へ振り分けて整理される。各写真にはタグやマイレート、コメントを付けることができ、その写真に関わるあらゆる情報を元に「スマートアルバム」を作成して整理することもできる。「アルバム」を「プレイリスト」、「スマートアルバム」を「スマートプレイリスト」と読み替えれば、その大まかな使い方はiTunesとほぼ同一である。Windowsユーザなら、基本的な機能はアドビシステムズ社のPhotoshop Album, Google社の配布しているPicasaと似ている考えればわかりやすい。
Mac OS X v10.4以降であれば、iPhotoで付けたタグやマイレート、コメントはSpotlightでの検索対象となる。これによりiPhotoを起動せずとも高速に写真を検索することが可能になっている。
旧バージョンのiPhoto 2はアップルコンピュータから無償で配布されており誰でも利用することができる。以降のバージョンは製品版のiLifeに含まれるか、もしくは一部のMacハードウェアにプリインストールされ販売されている。
[編集] 機能
iPhotoは基本的に「写真を整理するための」ソフトウェアだが、簡単なレタッチ機能やその他のパブリッシング機能も備えている。
写真の取り込み
- ライブラリに直接画像ファイルをドロップすることで写真を追加できる他、ドライバなしに多くのデジタルカメラから直接写真を取り込むことが可能。マスストレージクラス未対応のデジカメもソースリストに表示されるので、カメラ本体を直接操作することができる。
レタッチ機能
- 明るさやコントラストの調整はもちろんのこと、デジカメユーザを主なターゲットにしていることもあり、赤目の補正なども行える。トリミングやサイズ変更、その他の調整はコピーしたファイルに対して行われるため、いつでも全ての変更を破棄してオリジナルへ戻すことができる。
スマートアルバム
- スマートアルバムはiTunesの「スマートプレイリスト」と同様のものである。写真に付けられたタグやコメント、マイレートや、ファイル名やタイトル、撮影日付等を検索条件としてアルバムを作成し、リアルタイムに更新することができる。
スライドショー
- 作成したアルバムや選択した写真を元にスライドショーを作成することができ、iTunesのライブラリから直接曲を取り込んでBGMに設定することができる。様々なエフェクトやトランジションを標準で搭載し、それらを自動で適用することも可能。作成したスライドショーはQuickTimeを利用してムービーに書き出せる他、プレゼンテーションソフト「Keynote」へ取り込むこともできる。
パブリッシング
- iPhotoで管理している画像はコダック社のサービスを利用し、写真へプリントすることができる。またアルバムを作成しテンプレートを適用することで、ハードカバーの「フォト・ブック」へとオンデマンドで印刷することも可能。これらの注文は全てオンラインで行える。フォト・ブックは贈答用として喜ばれている。
写真の共有
写真の書き出し
- 画像ファイルやアルバム、スライドショーは、「書き出し」機能を用いて他の形式の画像ファイル、ムービー等へ書き出しできる他、アップルコンピュータが運営する「.Mac」のオンラインフォトアルバムへアップロードすることができる。またこの機能ではライブラリを丸ごとCDやDVDに書き込めるので、そのままバックアップとしても利用可能。なおiLifeに含まれているiMovieではiPhotoで管理している写真を直接閲覧し取り込むことができるようになっている。
拡張
- iPhotoではプラグインを追加して機能を追加することができるようになっている。例えばiPhotoで管理している写真を「書き出し」機能を利用し、Flickrへ直接アップロードする機能を提供する「FlickrExport」等のプラグインが配布されている。
[編集] 問題点
iPhotoは全体的に動作が重く、特に多くの写真を管理している場合に起動が遅かったが、現行バージョンのiPhoto 6では改善されている。
[編集] バージョン履歴
iPhoto 4の新機能
- 25,000枚の写真まで利用可能
- Bonjourを用いた写真の共有
- 星による写真評価(マイレート)
- スマートアルバム
- CDならびにDVDに写真ライブラリをバックアップ可能
iPhoto 5の新機能
- MPEGムービーやRAW形式画像の管理が可能になった
- 編集機能の強化
- iPhotoブックのバリエーション追加
iPhoto 6の新機能
- ユニバーサル・バイナリ (Universal binary) 化
- 250,000枚までの写真を利用可能
- アルバムをRSSでオンライン配信する「Photocasting」機能の搭載
- フルスクリーンで複数の写真を比較しながら編集可能になった
- 内部を大きく書き直したことで高速化
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Apple: iPhoto(英語版)
- アップル - iLife - iPhoto(日本語版)
- iPhoto 2.0 for Mac OS X(日本語版)
- FlickrExport iPhotoからFlickrへ直接アップロードするためのプラグイン
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カテゴリ: Mac OS | アップルコンピュータ