Music Macro Language
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Music Macro Languageは、コンピュータ上の楽譜となるような簡易言語。 MMLと略され、HTMLやXMLからの類推か、Music Markup Languageと混同されることが多い。
元は音楽演奏機能を持つ8ビットパソコン(例:PC-6001、FM-7等)用BASIC言語で、PLAYコマンドの引数の形式であった。
BASICがパソコンの標準機能でなくなった後も簡便な楽譜記述言語として生き残り、Standard MIDI File形式や各種ソフトのファイル形式などに変換できるMMLコンパイラもある。
MMLの主なコマンドには次のようなものがある。
- CDEFGAB - ドレミファソラシの音符。後に#や+をつけて半音上げを、-をつけて半音下げを指定できる。その後に数字をつけて音の長さ(2=2分音符、4.=付点4分音符 など)を指定できる
- R - 休符。音符と同じく、後ろに長さを表す数字をつける
- O - オクターブ指定
- >< - オクターブの上下
- L - A~GやRの後に数字をつけないときの音の長さを指定
- V - 音量(ボリューム)を指定
- @ - FM音源以降で音色の指定
- T - テンポを指定。たとえば「T120」なら120BPMで演奏する。