S-LCD
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S-LCD(エス・エルシーディー、S-LCD Corporation、에스-엘시디)は、ソニーとサムスン電子が合弁(サムスン電子に自社パネル開発を諦めたソニーが出資をした形、すなわちサムスン電子主導)で設立した液晶パネル生産会社である。資本金は2兆1000億ウォンで、サムスン電子が全株式の50%+1株、ソニーが50%-1株を出資する。元々サムスン電子の工場があった韓国忠清南道牙山市湯井(タンジョン)にあり、生産設備は第7世代基板を生産し、6万枚/月(基板サイズは1870mm×2200mm)の生産能力を有する。
[編集] 沿革
- 2003年10月、ソニーとサムスン電子の間で、製造会社を合弁設立することで基本合意。
- 2004年4月、S-LCDを設立。
- 2005年4月、製品を出荷開始。(第7世代工場稼動)
- 2007年 第8世代工場稼動予定。
[編集] 代表取締役
- 代表取締役社長 CEO 張元基(チャン・ウォンギ、장원기、ちょう・げんき)
- 代表取締役 CFO 中沢啓二(なかざわ けいじ)
[編集] S-LCDとソニーパネル
ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」のカタログには「ソニーパネル」を使用している旨の記載がある。だが実際、液晶パネルはソニーではなくS-LCDが生産している。よってカタログやWebなどの「ソニーパネル」という単語には脚注がついており「ソニーパネルはS-LCD社製です」、もしくは「S-LCD商標を付したソニー仕様パネルです」と記載されている。しかしながら、このような名称が消費者に誤解を与えている、という指摘もなされている。
ちなみに、液晶プロジェクションテレビ用の液晶パネルはソニーが製造しているため「ソニーパネル」という単語には脚注がついていない。