SHISEIDO MEN
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SHISEIDO MENとは資生堂が男性向け本格スキンケア商品として2003年11月ドイツ、イタリアを皮切りに、ヨーロッパで発売を開始した商品である。
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[編集] 概要
2004年5月21日より日本でも発売をスタート。キャッチフレーズは「男の顔に力を」。 イメージモデルにはサッカー日本代表の中田英寿選手、芸術家の船越桂氏、狂言師の野村萬斉氏を起用。 特にポスターに映る中田選手の鍛え抜かれた肉体は百貨店などの化粧品売り場において男女を問わず足を止めさせることに一役買っている。
[編集] 新時代のスキンケア
メトロセクシャルという言葉が使われだした頃、この商品が登場した。メトロセクシャルの本来の意味は、『仕事も遊びも自分磨きもすべて器用にこなす都会の男』という意味であるが、2005年6月放送のフジテレビ EZ!TVの特集において、『女性にモテるために服装やスキンケア等外見に多大なお金を掛ける男』がメトロセクシャルであるという取り上げ方をなされた。この反響はとても大きく、男性化粧品市場を大きく押し上げたきっかけになったが、同特集で取り上げられ、一躍有名サイトの仲間入りを果たしたブログ形式のサイト「メトロセクシャル推進委員会」では、外見にこだわるだけがメトロセクシャルではないと警鐘を鳴らしている。
[編集] ラインナップ
洗顔料
- クレンジングフォーム…泡立ちがよく、シェービング剤としても利用可能。さっぱりとした洗い心地。
- ディープクレンジングスクラブ…スクラブ(極小顆粒)配合の洗顔料。砕けたスクラブが毛穴に入り込む事によってより皮脂や角栓を取り除くことが出来る。ただ、肌をひっかくことからパッケージに週1~2回までの使用を促すメッセージが添えられている。
化粧水
- トーニングローション…さっぱりタイプの化粧水。洗顔や剃毛で荒れた肌を整える効果がある。洗顔後にすぐ使用する。
- ハイドレーティングローション…しっとりタイプの化粧水。トーニングローションよりも保湿力が高い。
乳液
- モイスチャーライジングエマルジョン…すぐに蒸発してしまう化粧水の美容成分をしっかり閉じ込める働きがある。クリームと並び保湿力がとても高い。
クリーム
- トータルリバタイザー…保湿・肌の保護を一度に行える。しかし、乳液と並びその場しのぎで結果的には毛穴を塞ぎ肌の呼吸を妨げる為肌の老化を早めるとの意見も根強い。
他に、日焼け止めやテカリ防止・香水など合計16のラインナップを誇る。まさに男性向けの総合スキンケアブランドである。
[編集] 香り
これらに共通するものは、檜の香りである。洗顔中や化粧水を着けている瞬間、また香水のラストノートではやわらかな檜の香りが立ち上る。シセイドウ メンというブランドに統一感を持たせ、まだ揃えていないアイテムへの期待を抱かせるものとして、この檜の香りは単に鼻腔を刺激するだけではない、強い力を持っていると思われる。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 化粧品メーカー・ブランド | 資生堂