資生堂
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | 資生堂、SHISEIDO |
本社所在地 | 104-8010 東京都中央区銀座七丁目5番5号 |
電話番号 | 03-3572-5111 |
設立 | 1872年 |
業種 | 化学 |
事業内容 | 化粧品 (主なブランドを参照) |
売上高 | 連結 6,398億円 (2005年3月期) 単独 2,430億円 (2005年3月期) |
関係する人物 | 福原有信 (創業者) 福原信三 (初代社長) 山名文夫 (デザイナー) 杉山登志(CMディレクター) 福原義春 (名誉会長) 前田新造 (代表取締役社長) |
外部リンク | www.shiseido.co.jp/ |
株式会社資生堂(しせいどう)は、化粧品の製造や販売を中心とする日本の企業である。
目次 |
[編集] 概要
国内で最大手の化粧品メーカーであり、世界では第4位である。登記上の本店は東京都中央区銀座七丁目5番5号だが、実質的な本社機能は東京都港区東新橋一丁目6番2号(日本テレビ向かい側)の汐留タワーへ移った(郵便番号105-8310)。
商号の由来は、中国の古典『易経』の一節「至哉坤元 萬物資生」。「資生」は中国清代の文献に良く見られ、日本語で「経済」と翻訳された時期があった。
シンボルマークは「花椿」と呼ばれ、資生堂に関連する活動にも「椿」の名称がよく用いられる。
世界的に見ても資生堂商品は質に関しての評価が非常に高く、例えば成田空港などの免税店でとてもよく売れている。
芸術関係への助成に定評がある。
[編集] 沿革
- 1872年 - 日本初の洋風調剤薬局として福原有信が銀座に開業。
- 1897年 - 高等化粧水「オイデルミン」を発売し、化粧品事業に進出。
- 2005年 - 新しいコーポレートメッセージ「一瞬も 一生も 美しく」を策定。
[編集] 主なブランド
- Ag+ (エージープラス) - 銀イオンを使った制汗剤
- ANESSA(アネッサ)- サンケア商品
- ANTIED(アンタイド)- 男性用
- ASPLIR (アスプリール)
- AUSLESE (アウスレーゼ)- 男性用
- AQUALABEL(アクアレーベル) - メガブランド第3弾
- BEAUTY VOLTAGE(ビューティーボルテージ)
- BENEFIQUE(べネフィーク) - 専門店専用
- BRAVAS(ブラバス) - 男性用
- clé de peau BEAUTÉ(クレ・ド・ポー ボーテ)- 最高級ライン
- d Program(ディー・プログラム)
- de Luxe(ドルックス)
- EUDERMIN(オイデルミン)
- ELIXIR(エリクシール)
- ELIXIR SUPERIEUR(エリクシール シュペリエル) - メガブランド第6弾
- HAKU(ハク)
- HG(エイチジー) - 男性用
- INOUI ID(インウイ アイディー) - 一部の百貨店専用(2007年春撤退予定)
- INTEGRATE(インテグレート) - メガブランド第5弾
- KIRYO (キリョウ)
- LORDES(ロードス)- 男性用
- MA CHÉRIE(マシェリ) - シャンプーなどのヘアケア商品
- MAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)
- MAQuillAGE(マキアージュ) - メガブランド第1弾
- Naturals(ナチュラルズ)- 無添加自然素材使用
- MG5(エムジーファイブ) - 男性用
- qiora(キオラ) - 専門店専用
- REVITAL(リバイタル)
- SEA BREEZE(シーブリーズ) - 1902年にアメリカで発売されたブランドで、メントールを使ったローション・シャンプーなど。2000年にグループ会社のエフティ資生堂が外資系製薬会社ブリストル・マイヤーズ・スクイブから買収。現在は資生堂が販売。
- SELFIT(セルフィット)
- SINOADORE(シノアドア)
- SHISEIDO MEN(シセイドウ メン) - 男性用
- TACTICS(タクティクス) - 男性用
- The Makeup(ザ・メーキャップ) - 百貨店専用
- TSUBAKI(ツバキ) - メガブランド第4弾
- uno(ウーノ) - メガブランド第2弾
- UV WHITE(ユーヴィーホワイト)
- WHITIA(ホワイティア)
- & Face(アンドフェイス)
2000年代に入り、100以上に増えすぎてしまったブランドを整理・統合し、新ブランドなどに集約・特化する「メガブランド構想」を打ち出し大再編に踏み切ったが、一時的な混乱が生じた。低価格品や普及品分野においては「SHISEIDO」を冠さない方針により、エフティ資生堂の商品は「資生堂」の文字が外され「FT」としたが、すぐに復活した。コスメニティ事業では「FITIT」と名乗ったがどちらも浸透せず、ブランド価値が分散する結果になった。組織をブランド単位に分割する施策は縦割りの弊害を招き、元に戻された。また、子会社である大阪資生堂は、製品表記を「資生堂」のみに一本化させる目的で会社が消滅した。
[編集] 以前あったブランド
[編集] 男性用化粧品
- TECH21(テック21)
[編集] 女性用化粧品
- PN(ピエヌ)
- PROUDIA(プラウディア)
- ※以上2ブランドは2005年にMAQuillAGE(マキアージュ)へ統合。
- レシェンテ
- ※ピエヌの前身ブランド。
[編集] その他
- ミラクル(現在は洗濯用洗剤事業からは撤退)
[編集] 資生堂グループ
- エフティ資生堂 - トイレタリー事業。資生堂ファイントイレタリー(旧資生堂商事)を吸収合併。現在はトイレタリー製品製造専門会社。販売は資生堂に委託されている。
- オービット - コンビニ専用ブランドの化粧惑星などを販売。
- 資生堂パーラー
- 資生堂薬品
- 資生堂美容室
- 資生堂フィティット - コスメニティ部門。旧資生堂コスメニティ。セルフ化粧品など一部の商品の発売元。
- 資生堂ビューティーフーズ
- 資生堂アメニティグッズ
- 資生堂プロフェッショナル
- 資生堂開発
- 資生堂リース
- 資生堂情報ネットワーク
- 資生堂販売
- 資生堂物流サービス
- 資生堂アステック
- 資生堂ランニングクラブ
- 学校法人資生堂学園 - 資生堂美容技術専門学校
- 財団法人資生堂社会福祉事業財団
[編集] 広告
[編集] 提供クレジット
一社提供の場合、提供クレジットに「提供」と付かず、単に「SHISEIDO」もしくはCIマークのみ表示する場合が多い。
かつてのクレジットの文言は「東京・銀座 資生堂」だった。その後「ヒトを彩るサイエンス SHISEIDO」というクレジットも存在した。
[編集] 特別番組
- 2006年8月28日夜9時にTBS系(毎日放送制作)でCMづくりにかける製作者たちの2時間ドラマ「メッセージ~伝説のCMディレクター・杉山登志~」が放送されたが、資生堂の単独提供で、内容も資生堂のCM作りにかけた男たちの物語だった。CMのCMキャンペーンの一環でもあり(放送直前にCMの60秒バージョンが放送されている)資生堂とCMの関係の強さを表していた。この放送でのクレジットは「一瞬も、一生も、美しく SHISEIDO」で、これはこの番組を制作した毎日放送が同様に制作している「皇室アルバム」におけるスポンサースローガンと同じである。(資生堂は現在の「皇室アルバム」のスポンサーでもある)
[編集] 提供している番組
[編集] かつて提供した番組
[編集] テレビ
- 日本テレビ
- 光子の窓
- 資生堂・サンデーヒットパレード
- おしゃれ
- オシャレ30・30
- おしゃれカンケイ
- 三枝成章の気まぐれ
- スター誕生!
- クローズアップNOW
- クイズ!!ラブラブジャンプ
- 鉄矢と熊のひたすら日曜日
- 太陽にほえろ!
- もっとあぶない刑事
- 刑事貴族
- THE夜もヒッパレ
- エンタの神様 - 波田陽区に「おしゃれカンケイ」を斬られたため降板。
- TBS
- TBS木曜8時枠の連続ドラマ
- クイズ悪魔のささやき - 資生堂ファイントイレタリー(現エフティ資生堂)が提供。
- 筋肉番付
- どうぶつ奇想天外
- フジテレビ
- テレビ朝日
- ニュースステーション - 1999年10月頃に起こった久米宏の降板騒動と同時期に降板。
- パパパパPUFFY - 資生堂フィティットが提供。
- テレビ東京
- 少女雑貨専門TV エクボ堂 - 資生堂エクボ(現在は消滅)が提供。資生堂本体もヒッチハイク部分でCMを流していた。
BSデジタルで民放5局の土曜日23時台の番組のスポンサーになって話題を呼んだことがある。
[編集] ラジオ
[編集] 資生堂TECH21限定車
薄紫に塗装された車輌の両サイドに黒文字で、資生堂とTECH21のロゴを配置したカラーリングである。 ヤマハ発動機ワークス・チームのスポンサーカラーであるTECH21カラーは、1980年代後半に人気を博した為、排気量別に何種類かモーターサイクルが、ヤマハ発動機から限定販売された。
[編集] 鈴鹿8時間耐久レース
鈴鹿8時間耐久ロードレースでヤマハ発動機ワークス・チームのスポンサーになり、男性用化粧品であったTECH21のロゴをFZR750(1985年~1986年)とYZF750(1987年~1991年)の車体及びライダースーツとスタッフウェアに展開した。※レースクイーンのレオタードも含む。
[編集] 資生堂ランニングクラブ
資生堂は、女子陸上部を持っており、「資生堂ランニングクラブ」と称している。所属選手は近年、各競技大会において目覚しい成果をあげるようになってきている。2006年の実業団駅伝ではアンカーに弘山晴美を擁し初優勝を果たした。
[編集] 主な指導者
[編集] 主な部員
- 松田千枝(東京国際女子マラソンに1979年の第1回から連続して参加。1985年大会で自己記録の4位)
- 谷川真理(1994年まで所属選手。1991年東京国際女子マラソン、1994年パリマラソンなどで優勝)現在アミノバイタル所属
- 寺内多恵子(元バレーボール選手、初マラソンデビューがホノルルと異色ランナー)2005年引退
- 弘山晴美(夫・勉は指導者。1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネと3回連続の五輪代表選手)
- 藤川亜希(2004年名古屋国際女子マラソン3位、2007年青梅マラソン優勝)
- 藤永佳子(長崎県立諫早高等学校時代から駅伝等で注目された大型選手)
[編集] 下記選手は2007年4月1日をもってセカンドウィンドACへ移籍
- 嶋原清子(2006年ドーハアジア大会で銀メダル獲得、2007年大阪世界陸上女子マラソン代表に選出)
- 尾崎朱美(近年マラソンに進出し、2006年の東京国際女子マラソンでは高橋尚子を抑え準優勝)
- 加納由理(初マラソンの2007年大阪国際女子マラソンで、途中渋井陽子を追い抜いて3位)
- 吉田香織(初マラソンの2006年北海道マラソンでいきなり初優勝、将来有望選手の一人で有る)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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