THE DANCING SUN
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THE DANCING SUN | ||
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松任谷由実 の アルバム | ||
リリース | 1994年11月25日 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 51分15秒 | |
レーベル | EXPRESS | |
プロデュース | 松任谷正隆 | |
チャート順位 | ||
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売上枚数 | ||
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松任谷由実 年表 | ||
U-miz (1993年) |
THE DANCING SUN (1994年) |
KATHMANDU (1995年) |
THE DANCING SUN (ザ・ダンシング・サン)は松任谷由実 (ユーミン)の26枚目のオリジナルアルバム。1994年11月25日に東芝EMIからリリースされた(CD:TOCT-8600、CT:TOTT-8600)。1994年12月19日~1995年6月(当初は5月18日ファイナルだったが盛岡公演が延期になった)に、初のセンターステージライブである『THE DANCING SUN』コンサートツアーが行われた。尚、このライブは後にビデオ化され、『INTO THE DANCING SUN』というタイトルにて発売された。
目次 |
[編集] 解説
この作品も前作と同じく、決まったコンセプトはない作品。フジテレビの月9やNHKの連続テレビ小説など、人気ドラマのタイアップが多い事もあり、200万枚を突破(記念にピクチャーレーベル仕様の非売品CDが製作された)し、2006年現在ユーミン自身のオリジナルアルバムでは最高の売上を誇る。ジャケットのデザインは横尾忠則が担当。また今作からのCD表面の絵が、今までのユーミンの顔半分を使ったものではなく、其々のアルバムに合わせたオリジナリティ溢れるものに変わっている。
[編集] 収録曲
- Sigh of the Time
- 重めのピアノ・ロック曲。時代に対する「警告」をテーマに、いつの間にか心がすれ違い、気付いた時には手遅れだった恋人同士の関係になぞらえた歌。ユーミンの感情を抑えたような控えめな歌い方と良い意味で彼女らしくないメロディが聴きどころ。
- 砂の惑星
- Good-bye friend
- Bye bye boy
- サビ裏の下降するシタール・サウンドが特徴的なライト・ポップス。もう昔のようには仲直りできなくなってしまった恋人の、ほろ苦い別れの歌。ポップに歌われる“よね”や“のに”という響きが実に印象的で耳に残る。
- GET AWAY
- Hello,my friend
- 前記のドラマ「君といた夏」の主題歌となった先行シングル。前出の『Good-bye Friend』より詞が前向きになっている。ユーミンの公式HPでプロモーションビデオが視聴可能。
- RIVER
- ギターとベースのユニゾンが印象的な重めのロック。恋人と一緒にいたはずが気付くと独りになっている女性の悲しい歌。疲労感が感じられる“また”や自分ではどうにもできない“流されて”といった表現が特徴的。
- Lonesome Cowboy
- 故郷から離れたところで暮らし、恋人とも別れた男の孤独を歌ったミディアム・スロー・ナンバー。疲れ切った心情を表わすブルージィなギターやユーミンがわずかにエスニックな節回しを見せるBメロなどが印象的。
- Oh Juliet
- ユニークなポップ&ロック・ナンバー。ユーモアを感じさせるタイトル通り、内容は現代版『ロミオとジュリエット』で、ひたすら悲劇の愛を叫ぶ。ロマンティックな雰囲気のサビへの大胆なリズム・チェンジが聴きどころ。1994年苗場プリンスホテルCMソング。
- 春よ、来い
- 作詞・作曲 : 松任谷由実 編曲 : 松任谷正隆
[編集] 参加ミュージシャン
- キーボード&プログラミング:松任谷正隆
- シンセサイザー・プログラング:山中雅文
- ドラム:John Robinson(#1,#5,#7)
- ハイハット&シンバル:島村英二(#3,#6,#8,#10)
- ベース:Leland Sklar(#1,#8,#10)、Abraham Laboriel(#5,#9)
- フレットレス・ベース:Leland Sklar(#3)、高水健二(#3)
- エレクトリック・ベース:高水健二(#6)
- エレクトリック・ギター:Michel Landau(#1,#7,#8)、Paul Jackson Jr.(#4,#9)、松原正樹(#6)、鈴木茂(#6)、Dean Parks(#5)
- アコースティック・ギター:Dean Parks(#1)、中川雅也(#2)
- パーカッション:Michel Fisher(#1,#3,#5,#7~#10)、浜口茂外也(#3,#6)
- サキソフォン:Dan Higgins(#5,#9)
- トランペット:Jerry Hey(#5,#9)、Gary Grant(#5,#9)
- トロンボーン:Bill Reichenback(#5,#9)
- コーラス:松任谷由実、Gisa Vatcky(#5)、木戸泰弘(#9)、比山貴咏史(#9)、広谷順子(#9)、Raji(#9)
[編集] TV歌唱
- 「Hello, my friend」…2004年1月24日フジテレビ系「MUSIC FAIR 21」
- 「春よ、来い」…1997年3月21日日本テレビ系「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」、2000年1月14日日本テレビ系「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」
[編集] 外部リンク
前作: |
次作: |
オリコン週間アルバムチャート第1位 1994年12月5日付~1994年12月12日付 (2週連続) |
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前作: TUBE 『Melodies&Memories』 |
松任谷由実 『THE DANCING SUN』 |
次作: マライア・キャリー 『メリー・クリスマス』 |