J-POP

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J-POP（ジェイポップ）とは、日本の歌唱付きポピュラー音楽の内、総じて比較的若い世代に好まれる物の呼称。FMラジオ局のJ-WAVEによって作られた言葉である。

[編集] 歴史と定義

日本の歌唱付きポピュラー音楽は、戦後「流行歌」とジャンル分けされ、「歌謡曲」と呼ばれる様になり、1970年代～1980年代にはシンガーソングライターの楽曲が特に「ニューミュージック」と称された時期もあったが、今日では演歌以外のポピュラーソングが概ね「J-POP」と呼ばれている。旧来の歌謡曲に属するタイプの曲が、ほぼそのままJ-POPと呼ばれるようになった。ポピュラー音楽に於ける邦楽と同じ意味で使用される場合も多くあり、線引きは曖昧である。

定義としては下記が考えられる。

（アイドル）歌謡曲は、概ね含まれるが、演歌は含まれない。
フォークをどこまで入れるかに関しては、色々な考え方がある。反戦の様な主張を前面に押し出した、所謂メッセージ・フォークは含まれないとされる事が多い。
日本語による和製R&B、ソウルミュージックは、概ね含まれる。
ハードロック系/ヘヴィメタル系、パンクロック/ハードコア、ラウドロック/ヘヴィロック系、ヒップホップ系/レゲエ系、テクノ/ハウス/トランス等のダンスミュージックは通常除かれる。ちなみにハードロック系、パンク・ロックを含むロック色の強い楽曲はJ-ROCKと呼ばれる事があるが、J-ROCKとJ-POPは重なる部分も多い。
かつてのニューミュージックとは、かなり重なるが、同じ範囲ではない。

となる。従って、J-POP（ジャパニーズ・ポップス）に於ける「ポップ（ポップス）」とは、狭い意味での「ポップ（ス）」（アメリカの音楽の影響を強く受け、リズムやテンポの良い、しばしば明るい曲調の音楽）ではなく、「日本語によるポップス」、「日本語によるフォーク」、「日本語によるロック」、「日本語のR&B」、「歌謡曲」迄を含む広い意味である。

とは言え、前述のジャンル全てが「J-POP」と言われる事もありうる。

HMV、タワーレコード、新星堂、Amazon.co.jpといった大手CDショップなどでは、日本のロック・ポップスを表すジャンル名として「J-POP（ジャパニーズ・ポップス）」を使用しており、一般にも定着しつつある。

J-POPと演歌は明快に区別出来る場合も多いが、一部境界線上の作品も有る。例えば、

河島英五「酒と泪と男と女」
BORO「大阪で生まれた女」
中島みゆきの一部の作品

等が挙げられる^[要出典]。尚、この様に演歌に近い様な作品やアーティストをJ-POPから除外する考え方も有るが、多様な意見が存在する為、厳密な分類は不可能である。

[編集] 同義語

「ジャパニーズ・ポップス」という言葉（「ジャパニーズ・ポップ」とは言わない）が、同じ意味で用いられる事がしばしばある。別途J-ROCKという言い方も、内容的にはJ-POPと重なる意味で一時使われたが、J-POPの様には普及しないままとなっている。「日本の」という意味で、J-RAP,J-SOUL等、何にでもJを付ける使い方が一時期頻繁に見られたが、最近ではあまり見られない。

方言としてZ-POP（ジーポップ）が有る。JFL系列のラジオ局ZIP-FMが用いる言葉で、局限定である事（ZIP-FMは放送エリアである名古屋周辺を「ZIP CITY」と呼ぶ）、局による選曲方針の違い等が有るものの、J-POPとほぼ同意義である。

[編集] その他

群馬テレビに同名番組がある。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 外国リンク

"http://ja.wikipedia.org../../../j/-/p/J-POP_578e.html" より作成

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