ぴたテン
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ぴたテン | |
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ジャンル | コメディ, ファンタジー |
漫画 | |
作者 | コゲどんぼ |
出版社 | メディアワークス |
掲載誌 | 月刊電撃コミックガオ! |
発表期間 | 1999年10月号 - 2003年8月号 |
巻数 | 全8巻 |
小説 | |
著者 | 落合ゆかり |
イラスト | (表紙) コゲどんぼ (挿絵) 山口りな |
出版社 | メディアワークス・電撃G's文庫 |
発表期間 | 2002年4月 - 2003年2月 |
巻数 | 全3巻 |
テレビアニメ | |
監督 | 川瀬敏文・佐藤雄三 |
アニメーション制作 | マッドハウス |
製作 | ぴた組 |
放送局 | テレビ大阪(テレビ東京系) |
放送期間 | 2002年4月7日 - 9月29日 |
話数 | 全26話 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
ぴたテンは、コゲどんぼの漫画作品。「月刊電撃コミックガオ!」(メディアワークス)で1999年10月号から2003年8月号まで連載され、2002年にはアニメ化もされた。単行本は全8巻。
目次 |
[編集] 概要
中学受験を控えたごく普通の小学6年生「樋口湖太郎」が、彼の元にやって来た見習い天使「美紗」や、優しい心を持つ見習い悪魔の「紫亜」達と共に成長して行くストーリー。
アニメ化されて幅広い年齢層に関心が持たれたことなどから、7巻や8巻は、一部コミックスランキングでは、台頭する週刊少年誌系の単行本と順位を争う場面も見られた。
なお、「ぴたテン」のタイトルは、「ぴたっと天使」を略したものから。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
声の項はアニメ版による。
- 樋口 湖太郎(ひぐち こたろう)声:沢城みゆき
- 主人公。ちょっぴりクールな小学6年生。中学受験を控えている。隣に引っ越してきた美紗に追い掛け回される。
- 母親はすでに他界。父親と二人暮しだが父親は多忙なためほとんど一人で生活している。
- 最初はしつこく追い掛け回す美紗を煙たがっていたが、彼女の持ち前の明るさに少しずつ心を開いていく。
- また、紫亜に対しては特別な感情を抱いており、惹かれていく(亡き母の姿と重ねているようなところもあった)。そのため、同じく紫亜に恋心を抱く天と喧嘩になる場面もあったが、紫亜が自分と血が繋がっていることが発覚し、あきらめる。それからは天とも和解。
悪魔の血を引いているため、幽霊・天使など普通の人間には見えないものが見える(ただし美紗は普通の人間にも見える)。悪魔に近付くと頭痛がしていたが美紗の力によって平気になった。また霊感によって無意識にテストやスポーツで先読みすることもある。
- 曽祖父の息子の小太郎の生まれ変わり。魂が同じなので美紗は湖太郎の事を小太郎だと思い、湖太郎を幸せにしようとした。
- アニメ版ではクールさが薄れ、年齢相応の性格になっている。
- 美紗(みしゃ)声:田村ゆかり
- 天界からやって来た見習い天使。天使なのに黒い服を着ており、また他の天使とは異なり人間の目に見え触れる事もできる。「てひひ~」「○○っス」などといった特徴的な口調で喋る。敵対関係である悪魔の紫亜と同居するという天然っぷりも見られる。
- 下界へは湖太郎を幸せにするためにやって来たのだが、その理由は、過去に出会った湖太郎の前世小太郎を死なせてしまった事から、転生した彼を今度こそ幸せにするため(それが正式な天使への昇格試験)。また、湖太郎と初めて会った時のセリフ「私とつきあってください!!」も、特徴的な口調も、すべて小太郎との逢瀬に起因する。
- アニメ版では、湖太郎の前世にかかわるエピソードが一切ないため、美紗の最初のセリフも口調も単なる謎のセリフになってしまっている。また、最終回のラストに「また付き合ってくださいっス!!」というセリフがあった。
- 原作では美紗が天使であることは湖太郎の友人には最後まで秘密のままであったが、アニメ版では第三話で湖太郎、小星、天にばらしてしまっている。
- ちなみに、第一巻で「母に頼ってばっかのダメな娘で~」というセリフがあったが、最後までその「母」は登場せず、登場する美紗の身内は姉の「早紗」のみである。
- 紫亜(しあ)声:ゆかな
- 魔界からやって来た見習い悪魔。悪魔なのに白い服を着ていて、とても心優しい。おっとりしていて家庭的で少々天然だがミステリアス、と天使である美紗とは正反対の性格。
- かなり悪魔の力が弱っており、物語初期では力を増幅するための杖を持っていたが、美紗の天使の力によって先端の球が半分に砕かれ、美紗から相反する天使の命の力を注ぎ込まれた為に更に弱っている。
- その後、美紗の部屋に転がり込み、綾小路天の親戚が経営する喫茶店tricotでウェイトレスのバイトを始める。
- 過去に魔界の事故に巻き込まれ、人間界に迷い込み記憶を失って、米屋に拾われ、うわ言で本名の「しあ」とつぶやいていた事から志摩と名付けられた。そして湖太郎の曽祖父となる太郎と仲良くなり、米屋が暴動で襲撃され行方がわからなくなるも、数年後に芸妓となって再会、妾としてもらわれていく事になっていたが、関東大震災を機に駆け落ちして小太郎と志乃という二人の子をもうけた。つまり、紫亜は湖太郎の曽祖母である。
- 体が弱ってニャーが魔界に連れ帰りに来た際に、人間界での記憶を消されたため志摩としての記憶は失ったが、太郎との再会の約束の記憶は完全には消え去らず、何を探したいのか思い出せずにその何かを探しに人間界を訪れた。
- 原作では上記のとおり「探し物をするため」に人間界に来ており、湖太郎の命を吸い取るなど悪魔らしいところを見せていたが、アニメ版では「悪魔の修業」で人間界に来ていて、物を浮かせたりする程度の力しか持たず、しかも体力もない。また、「見習い悪魔」であることが強調されていたり、天然色が強いキャラクターになっているなど、原作との相違点が多いキャラクターである。
- ちなみに、料理や掃除など家事はとても得意だが、読み書きがほとんどできない。常識はずれな一面もあり、バイトを探す際に、「ごはんとかできます。」と書かれた看板を提げ路上に立つ、など時々不思議な行動をとる。ちなみにカメラで写真を撮られると必ず目をつぶってしまう。
- 丁寧な口調で、口癖は「はぅ~。」
- 植松 小星(うえまつ こぼし)声:釘宮理恵
- 湖太郎のクラスメイトで、幼馴染。強気な性格。湖太郎のことが好きで、美紗から湖太郎を守ろうとする。なぜか猫耳をつけているが、原作の終盤で付け耳であったことが発覚する。小説版第一巻によると、湖太郎と出合ったのは幼稚園時代で、そのころから湖太郎のことを好きになっていた。
- 綾小路 天(あやのこうじ たかし)声:斎賀みつき
- 湖太郎のクラスメイト。愛称は「テンちゃん」。全国模試で一位になるほどの秀才で、クラスの女子にも好かれているが、陰で努力する様子や家庭の事情(父が長期入院しているため経済的に苦しく、合格確実と言われている難関私立中に進学できない)など暗い面を表に出さないようにしているため、妬みを受ける事も多い。
- 原作では、紫亜に思いを寄せていたが、物語終盤で本当は小星のことが好きであることが判明する。(明言されるのは原作八巻で、それ以前にもそれを思わせるシーンがあった)
- アニメ版では、紫亜だけに思いを寄せていて、紫亜と結構いい感じになっていた。
- ニャー 声:冬馬由美
- 紫亜がいつも連れている黒猫。その正体は、紫亜のお目付け役の悪魔。名前を聞かれて鳴き声で答えたためにニャーと呼ばれている。
- 原作では、後半になって人型の姿を見せる。小説版第三巻で「クラウス・ローゼンバーグ」という本名が明かされた。
- 志摩を見守り記憶を消して連れ帰った。そのため紫亜の探し物が何であるかも知りながら同行している。
- 同族の命は格別の栄養源となるため、紫亜の命が尽きる前に湖太郎の命を吸い取って生き永らえるように奨めている。
- アニメ版では、最後まで黒猫のままで、性格もかなり違っていた。
- 御手洗 大(みたらい ひろし)声:くまいもとこ
- 湖太郎のクラスメイト。御手洗家の御曹司。私立校に通っていたが、全国模試で天に勝てない悔しさから天・湖太郎と同じクラスに転校してきた。美紗を想っている。霊感が強いらしく、美紗を天使と言い(おそらく比喩的な意味合いだろうが)、紫亜を物の怪(=悪魔)だと即座に見破った。
- 通称「ダイちゃん」。この名前(御手洗と大)のために綾小路天から「ウンコ」呼ばわりされることもある。
- アニメ版では、さすがに「ウンコ」はまずいのか、天からの呼び名は「御手洗」となっていた。
- 御手洗 薫(みたらい かおる)声:野川さくら
- 大の妹。天に一目惚れしている。天にちょっかいを出そうとする大を力づくで阻止することもしばしば。
- 早紗(さしゃ)声:岡村明美
- 美紗の姉で免許のある正式な天使。通称「さっちゅん」。小太郎の事件で塞ぎこんでいた美紗を、結構強引に社会復帰させた立役者。その後は美紗の天使昇格試験をサポートするため下界に降臨し、湖太郎を「試験の邪魔になる」と言って排除しようとする。天界でも一目置かれており、誰も逆らえないという。
- 湖太郎の父 声:檜山修之
- 子想いではあるが、仕事で家を空けていることが多い。また湖太郎の母は事故で他界しているため、湖太郎はほぼ一人暮らし状態。
- 湖太郎の曽祖父の家では、亡き妻の実家にあたるため何かと気を使う模様。
- 紫乃(しの)声:川田妙子
- 湖太郎の母方の従妹。母親は他界して居らず、父親は病気で入院しているため湖太郎の家で面倒を見ることに。
- 悪魔の血が流れているため霊感があり、悪魔に近付くと頭痛がするため紫亜を避けている。
- 太郎(たろう)
- 原作にのみ登場する人物。湖太郎の母方の曽祖父で、小太郎の父親。志摩(昔の紫亜)と仲良くなるも生き別れになり、茜という許嫁が居たが、学校も辞めて、志摩と駆け落ち同然の田舎暮らしをして、小太郎と志乃という二人の子をもうけた。
- 原作開始時点では老齢ながら存命で、毎年りんごを大量に送っていた。
- 紫乃から見ても曽祖父であるが「おじいちゃん」と呼ばれている。
- 小太郎(こたろう)
- 原作にのみ登場する人物。樋口湖太郎の前世。幽霊が見えるためにその存在を語ったり、他人に迫る「死」が見えたため出兵する若者の死を予言したりした為に、不吉な存在として村八分に遭っていた。そのような身体である自分を呪っていたが、天使・美紗の姿を見る事ができるのもその力のためであり、唯一の救いだった。
- しかし美紗が天界に帰ることになり、後を追おうとして湖に入水自殺した。それが原因で、美紗は黒い服を着せられ、人間に触れられるほど低級な存在になってしまった。
- 志乃(しの)
- 原作にのみ登場する人物。小太郎の妹で、湖太郎の母方の祖母。
- 湖太郎の母、紫乃の母、湖太郎の叔母、の3人姉妹をもうけた。
[編集] アニメ
[編集] 概要
2002年4月7日9:30、テレビ大阪、テレビ東京系6局で放送開始。(関西の独立U局3局、そのほか系列外7局でも主に深夜に遅れネットで放送)全26話。
日本国外では、香港で「天使・愛・美紗」(但し、DVDは単行本と同じ「迷糊天使」)のタイトルで放送された他、ブラジルなど中南米でもCSのアニメ専門チャンネルで放送されたが、英語圏では今のところ放送・DVD発売ともされていない。
[編集] スタッフ
- 企画:木谷高明(ブロッコリー)、佐藤辰男(メディアワークス)、川城和実(バンダイビジュアル)、丸山正雄(マッドハウス)
- シリーズ構成:面出明美、小林靖子
- キャラクターデザイン:坂井久太
- 美術監督:西山礼児(スタジオじゃっく)
- 色彩設定:児玉尚子(マッドハウス)
- 撮影監督:松田成志
- 編集:瀬山武司(瀬山編集室)
- 音楽:七瀬光
- 音響監督:たなかかずや
- 音響効果:武藤晶子(サウンドボックス)
- 録音:蝦名恭範
- 録音調整:椎原操志
- 録音スタジオ:スタジオごんぐ 杉山好美
- 録音制作デスク:三浦育未、平田哲
- 録音制作:アクアトーン、ダックスプロダクション
- 音楽製作:ランティス
- アニメーションプロデューサー:白井勝也(スタジオマトリックス)
- プロデューサー:金岡英司⇒原弘之(テレビ大阪)、渡辺和哉(読売広告社)、横沢隆(メディアワークス)、里見哲朗(ランティス)、森本浩二(バンダイビジュアル)
- 監督:川瀬敏文、佐藤雄三
- アニメーション制作プロダクション:マッドハウス
- アニメーション制作協力:スタジオマトリックス
- 製作:テレビ大阪、読売広告社、ぴた組
[編集] 放映内容
- 天使とのつきあい方
- おいしいアップルパイの作り方
- きもだめしの楽しみ方
- 楽しい温泉の入り方
- アルバイトの探し方
- 新しいともだちの迎え方
- いたずらの仕方
- 対決の仕方
- 天使の見つけ方
- 上手な仲直りの仕方
- 素敵なダンスの誘い方
- ガラクタの集め方
- お城の歩き方
- しあわせの感じ方
- 遊園地のあそび方
- 下界の歩き方
- 休日の楽しみ方
- バカンスのすごし方
- 見習い天使のがんばり方
- なくしたものの見つけ方
- 女の子のがんばり方
- 運動会の燃え方
- ハイキングの楽しみ方
- お見舞いの行き方
- お別れの仕方
- 想いのつなぎ方
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「Wake Up Angel ~ねがいましては∞(無限)なり~」
- (歌:Funta、作詞・作曲:UCO、吉見、編曲:Funta、深澤秀行)
- エンディングテーマ「ちいさなまほう」
- (歌:沢城みゆき、作詞:谷口正明、作曲・編曲:七瀬光)
[編集] ラジオ
- 放送局:ラジオ大阪、文化放送他
- 放送期間:2002年10月~2003年3月
- パーソナリティ:田村ゆかり、新谷良子
[編集] 関連商品
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コミックスは日本だけでなく米国・ドイツ・フランス・韓国・香港・台湾・タイでも刊行されている。
- 電撃コミックス
- 2000年4月初版 ISBN 4840215286
- 2000年10月初版 ISBN 4840216924
- 2001年4月初版 ISBN 4840222029
- 2001年10月初版 ISBN 4840219842
- 2002年4月初版 ISBN 4840221103
- 2002年10月初版 ISBN 4840222223
- 2003年4月初版 ISBN 484022367X
- 2003年9月初版 ISBN 4840224803
ぴたテン 公式コミックファンブック(アンソロジー)
- 2002年3月初版 ISBN 4840220891
- 2002年6月初版 ISBN 4840221332
- 2002年9月初版 ISBN 4840222096
文学 |
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落合ゆかり・著。表紙:コゲどんぼ、本文挿絵:山口りな。
- ちょっと昔の過ごし方 2002年4月初版 ISBN 4840220824
- 大切な人の守り方 2002年8月初版 ISBN 4840221847
- さよならの伝え方 2003年2月初版 ISBN 4840222029
- ムック
- ぴたテン ポストカード画集
- 2002年3月初版 ISBN 4840220816
- ぴたテンの楽しみ方 その1
- 2002年8月初版 ISBN 4840219680
- ぴたテンの楽しみ方 その2
- 2002年12月初版 ISBN 4840222444
- コゲどんぼ画集 ぴたテン
- 2004年1月初版 ISBN 4840225427
[編集] DVD
バンダイビジュアルより発売。全巻とも通常版の他に限定版「フィギュアスペシャル」が有る。
※以下の商品番号は通常版。
- ぴたテン 1 BCBA-1156
- ぴたテン 2 BCBA-1167
- ぴたテン 3 BCBA-1158
- ぴたテン 4 BCBA-1159
- ぴたテン 5 BCBA-1160
- ぴたテン 6 BCBA-1161
- ぴたテン 7 BCBA-1162
- ぴたテン 8 BCBA-1163
- ぴたテン 9 BCBA-1164
[編集] 外部リンク
テレビ東京系 日曜9:30 ブロッコリー枠 | ||
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前番組 | ぴたテン | 次番組 |
ギャラクシーエンジェル(第2期) | ギャラクシーエンジェル(第3期) |
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