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1996年のアトランタオリンピックにおけるサッカー競技は男子競技が7月20日に開幕、8月3日に決勝戦が行われ、ナイジェリアが金メダルを獲得した。女子競技は7月21日に開幕、8月1日に決勝戦が行われ、アメリカ合衆国が金メダルを獲得した。
この大会は女子競技が正式種目に採用された最初の大会である。
[編集] 概要
試合はアトランタ他、アラバマ州バーミングハム、ワシントンD.C.、フロリダ州オーランド、マイアミの5会場で実施された。
大会は今大会から実施された女子競技ではアメリカ合衆国が前評判通りの活躍を見せる一方で、男子競技では優勝候補の筆頭であったブラジルがグループリーグ第1戦の日本戦に敗れる(マイアミの奇跡)波乱含みのスタートとなり、その後準決勝では、グループリーグで破ったナイジェリアに延長戦の末敗れ結果銅メダルに終わった。
一方で準決勝でブラジルを破ったナイジェリアは、決勝のアルゼンチン戦にも快勝し、オリンピックにおけるサッカー競技としてはヨーロッパ、南アメリカ以外からの初となる金メダルを獲得し注目を集めた。
この大会は、スター選手を出場させたいIOCの思惑から、オーバーエイジ制度が導入された初めての大会であり、この枠を活用する強豪国も目立った。主なオーバーエイジ選手としては、ディエゴ・シメオネ(アルゼンチン)、ジャンルカ・パリュウカ(イタリア)、ベベット、リバウド、アウダイール(以上ブラジル)らがいる。
また、23歳以下の選手では、ロベルト・アジャラ、ハビエル・サネッティ、エルナン・クレスポ、アリエル・オルテガ、クラウディオ・ロペス(以上アルゼンチン)、ラウール・ゴンサレス、ガイスカ・メンディエタ、フェルナンド・モリエンテス(以上スペイン)、ロベール・ピレス、クロード・マケレレ、パトリック・ヴィエラ、シルヴァン・ヴィルトール(以上フランス)、マーク・ビドゥカ(オーストラリア)、崔龍洙、尹晶煥(以上韓国)、サミュエル・クフォー(ガーナ)、アレッサンドロ・ネスタ、ファビオ・カンナバーロ、ジャンルイジ・ブッフォン(以上イタリア)、中田英寿、川口能活(以上日本)、ロナウド、ロベルト・カルロス、ジュニーニョ・パウリスタ、ヂーダ(以上ブラジル)、ヌワンコ・カヌ(ナイジェリア)など、その後のサッカー界のスターダムに昇る選手が多数参加していた。
[編集] 男子競技
[編集] 大会方式
6ヶ国が出場。各大陸連盟ごとに出場枠が以下のとおり割り振られ、各地区予選の結果により本大会に進出した。
本大会に進出した16ヶ国を4チームづつ、A-Dの4つのグループに分けグループリーグを行った。グループリーグ上位2チームが決勝トーナメントに進出するレギュレーションであった。
選手の出場資格は1996年1月1日の時点で23歳以下の者とし、それ以外に3人までのオーバーエイジを認めた。
[編集] 出場枠
- 開催国(アメリカ)
- ヨーロッパ 5
- アフリカ 3
- アジア 3
- 南米 2
- 北中米カリブ海 1
- オセアニア 1
[編集] 参加国
[編集] 試合結果
[編集] グループA
7月20日 |
|
アメリカ合衆国 |
1 |
- |
3 |
アルゼンチン |
7月20日 |
|
ポルトガル |
2 |
- |
0 |
チュニジア |
7月22日 |
|
アメリカ合衆国 |
2 |
- |
0 |
チュニジア |
7月22日 |
|
アルゼンチン |
1 |
- |
1 |
ポルトガル |
7月24日 |
|
アメリガ合衆国 |
1 |
- |
1 |
ポルトガル |
7月24日 |
|
アルゼンチン |
1 |
- |
1 |
チュニジア |
[編集] グループB
7月20日 |
|
スペイン |
1 |
- |
0 |
サウジアラビア |
7月20日 |
|
フランス |
2 |
- |
0 |
オーストラリア |
7月22日 |
|
フランス |
1 |
- |
1 |
スペイン |
7月22日 |
|
オーストラリア |
2 |
- |
1 |
サウジアラビア |
7月24日 |
|
スペイン |
3 |
- |
2 |
オーストラリア |
7月24日 |
|
フランス |
2 |
- |
1 |
サウジアラビア |
[編集] グループC
位 |
国 |
勝 |
分 |
負 |
得 |
失 |
点 |
1. |
メキシコ |
1 |
2 |
0 |
2 |
1 |
5 |
2. |
ガーナ |
1 |
1 |
1 |
4 |
4 |
4 |
3. |
韓国 |
1 |
1 |
1 |
2 |
2 |
4 |
4. |
イタリア |
1 |
0 |
2 |
4 |
5 |
3 |
7月21日 |
|
韓国 |
1 |
- |
0 |
ガーナ |
7月21日 |
|
メキシコ |
1 |
- |
0 |
イタリア |
7月23日 |
|
ガーナ |
3 |
- |
2 |
イタリア |
7月23日 |
|
メキシコ |
0 |
- |
0 |
韓国 |
7月25日 |
|
メキシコ |
1 |
- |
1 |
ガーナ |
7月25日 |
|
イタリア |
2 |
- |
1 |
韓国 |
[編集] グループD
位 |
国 |
勝 |
分 |
負 |
得 |
失 |
点 |
1. |
ブラジル |
2 |
0 |
1 |
4 |
2 |
6 |
2. |
ナイジェリア |
2 |
0 |
1 |
3 |
1 |
6 |
3. |
日本 |
2 |
0 |
1 |
4 |
4 |
6 |
4. |
ハンガリー |
0 |
0 |
3 |
3 |
7 |
0 |
7月21日 |
|
日本 |
1 |
- |
0 |
ブラジル |
7月21日 |
|
ナイジェリア |
1 |
- |
0 |
ハンガリー |
7月23日 |
|
ブラジル |
3 |
- |
1 |
ハンガリー |
7月23日 |
|
ナイジェリア |
2 |
- |
0 |
日本 |
7月25日 |
|
ブラジル |
1 |
- |
0 |
ナイジェリア |
7月25日 |
|
日本 |
3 |
- |
2 |
ハンガリー |
[編集] 準々決勝
[編集] 準決勝
[編集] 3位決定戦
[編集] 決勝
[編集] 最終結果
[編集] 女子競技
[編集] 大会方式
8カ国が出場。前年に行われたFIFA女子ワールドカップの大会結果を下に、本大会の開催国であるアメリカ合衆国と、イングランドを除く上位7ヶ国が本大会に出場した。
これら8ヶ国をE、F2つのグループにわけグループリーグを行った。各グループリーグ上位2チームが準決勝に進出するレギュレーションであった。
[編集] 参加国
[編集] 試合結果
[編集] グループE
位 |
国 |
勝 |
分 |
負 |
得 |
失 |
点 |
1. |
中国 |
2 |
1 |
0 |
7 |
1 |
7 |
2. |
アメリカ合衆国 |
2 |
1 |
0 |
5 |
1 |
7 |
3. |
スウェーデン |
1 |
0 |
2 |
4 |
5 |
3 |
4. |
デンマーク |
0 |
0 |
3 |
2 |
11 |
0 |
7月21日 |
|
アメリカ合衆国 |
3 |
- |
0 |
デンマーク |
7月21日 |
|
スウェーデン |
0 |
- |
2 |
中国 |
7月23日 |
|
アメリカ合衆国 |
2 |
- |
1 |
スウェーデン |
7月23日 |
|
デンマーク |
1 |
- |
5 |
中国 |
7月25日 |
|
アメリガ合衆国 |
0 |
- |
0 |
中国 |
7月25日 |
|
デンマーク |
1 |
- |
3 |
スウェーデン |
[編集] グループF
位 |
国 |
勝 |
分 |
負 |
得 |
失 |
点 |
1. |
ノルウェー |
2 |
1 |
0 |
9 |
4 |
7 |
2. |
ブラジル |
1 |
2 |
0 |
5 |
3 |
5 |
3. |
ドイツ |
1 |
1 |
1 |
3 |
3 |
4 |
4. |
日本 |
0 |
0 |
3 |
2 |
9 |
0 |
7月21日 |
|
ノルウェー |
2 |
- |
2 |
ブラジル |
7月21日 |
|
ドイツ |
3 |
- |
2 |
日本 |
7月23日 |
|
ノルウェー |
3 |
- |
2 |
ドイツ |
7月23日 |
|
ブラジル |
2 |
- |
0 |
日本 |
7月25日 |
|
ノルウェー |
4 |
- |
0 |
日本 |
7月25日 |
|
ブラジル |
1 |
- |
1 |
ドイツ |
[編集] 準決勝
[編集] 3位決定戦
[編集] 決勝
[編集] 最終結果
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク