アトランティック・レコード
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アトランティック・レコード(Atlantic Recording Corporation)はアメリカのレコード会社。アーメット・アーティガンとハーブ・エイブラムソンによって設立された。 エイブラムソンは後に同社を退き、一方でアーティガンの兄であるネスヒ・アーティガンとジェリー・ウェクスラーが加わり、この3人によって運営された。
R&Bやジャズの名門レーベルとして有名。特に1950年代から60年代にかけてのサザン・ソウルの隆盛は同社の存在を抜きにして語ることはできない。ジェリー・ウェクスラーやトム・ダウドなどの有名プロデューサーを輩出したことでも知られる。
1960年代中盤から徐々に白人ロックにも進出し、クロスビー・スティルス&ナッシュやレッド・ツェッペリンを送り出した。
1967年にワーナー・セヴンアーツ(後のタイム・ワーナー)の傘下となり、現在はワーナー・ミュージック・グループを代表するレーベルのひとつである。
また、アメリカとイギリスではロゴが違う。
日本盤はかつてはイーストウエスト・ジャパンが発売元だったが、同社がワーナーミュージック・ジャパン (WMJ) と合併したため、現在はWMJが発売元である。
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[編集] 沿革
- 1947年 アーメット・アーティガンとハーブ・エイブラムソンによってニューヨークに設立される。
- 1953年 ジェリー・ウェクスラーが入社。
- 1955年 ロサンゼルスのスパーク・レコードを買収し、リーバー&ストーラーを獲得。
- 1955年 ネスヒ・アーティガンが入社。
- 1961年 メンフィスのスタックス・レコードの全米配給権を得る。
- 1967年 ワーナー・セヴンアーツの傘下となる。
- 2004年 ワーナー・ミュージック・グループ内の組織再編により、エレクトラを吸収。
[編集] 主なアーティスト
サブレーベルの所属アーティストは除く
- レイ・チャールズ
- コースターズ
- ドリフターズ
- オーネット・コールマン
- ジョン・コルトレーン
- モダンジャズ・カルテット(MJQ)
- チャールズ・ミンガス
- アレサ・フランクリン
- ウィルソン・ピケット
- ヤング・ラスカルズ (ラスカルズ)
- バッファロー・スプリングフィールド
- クロスビー・スティルス&ナッシュ
- レッド・ツェッペリン
- イエス
- エマーソン・レイク・アンド・パーマー
- ロバータ・フラック
- ダニー・ハザウェイ
- スピナーズ
- フォリナー
- シック
- ジュエル
- ABBA
- Mr.Big
[編集] サブレーベル
- アトコ
- イースト・ウエスト
- スワン・ソング
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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