アメリカ南方軍

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アメリカ南方軍（アメリカなんぽうぐん、United States Southern Command, SOUTHCOM）は1947年に創設された米国の統合軍の一つであり、中南米と西インド諸島を担当し米軍の統合指令システムの一角を成す。

フロリダ州マイアミに総司令部を置くが、実際の指令はプエルトリコのサンフアンにあるフォート・ブキャナン、ホンジュラスのソト・カノにあるフォート・ブラボでも行われる。加えて前線作戦司令室がエルサルバドルのコマラパ、エクアドルのマンタ、アルバおよびキュラソー島にある。

米南方軍は陸海空軍及び海兵隊から構成される。

長年、米南方軍はパナマに展開していた。陸軍はパナマ運河の太平洋側にラテンアメリカ最大規模の軍人及び民間従業員を擁し駐屯した。1997年 9月26日パナマ基地はマイアミに撤退した。これ以降米南方軍は5つの統合軍で地域に総司令部を置かない2つのうちの1つとなった（もう1つは米中央軍でフロリダ州タンパに総司令部を置く）。

米南方軍は麻薬戦争で米麻薬取締局、米司法省、移民関税執行局などに戦略的支援を行っている。中南米での麻薬取引の取締りのために米南方軍は空や海上のアメリカと他国の取引ルートを調査する。この理由で米南方軍は連邦政府の対麻薬予算の合計（2000年度178億$）の約1%を受け取る。

2005年現在の司令官はバンツ・J・クラドック (Bantz J. Craddock) 陸軍大将 (2004年6月18日 - )。

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アメリカ軍の統合軍
地域別：アフリカ軍 - 北方軍 - 中央軍 - 欧州軍 - 太平洋軍 - 南方軍
機能別：特殊作戦軍 - 統合戦力軍 - 戦略軍 - 輸送軍
提案中：統合医療軍