インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
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インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(Indianapolis Motor Speedway)はアメリカ合衆国のインディアナ州スピードウェイ市にあるサーキット。世界3大レースの1つといわれるインディ500マイルが行われることで知られる。2000年からはF1アメリカGPも開催されている。
インディ500ではオーバルコースのみを使用するが、F1アメリカGPではオーバルコースの一部に加えて、F1開催のためにオーバルの内側に新設されたロードコース(インフィールド・セクションともいわれる)を使用する。
2000年、オーバル内にインフィールドセクションを設け、1991年にフェニックスで開催されて以来、9年ぶりにF1アメリカGPが開催された。F1はオーバルの1コーナーを最終コーナーとする右回り(インディ500等とは逆回り)である。
2004年にはB・A・Rホンダの佐藤琢磨が3位入賞し、1990年日本GPでの鈴木亜久里以来、日本人としては2人目の表彰台に上がった。
2005年のレースではミシュランタイヤが装着されたトヨタのラルフ・シューマッハのマシンが、フリー走行時に最終コーナーでバーストによりスピン、クラッシュした。それを受けて、当該コーナーへのシケインの設置や制限速度化等の善後策も検討されたが、安全性を保証できないとするミシュランの通達により、結局同社のタイヤを装着したマクラーレン・ルノーなど7チームがフォーメーションラップを走ったのみで棄権した為、フェラーリなどのブリヂストンタイヤ装着の3チーム6台のみが出場する「異常事態」となり、現地の観客などから訴訟を起こされるなどの事態となった。
1909年に開設された頃にはコースに煉瓦が敷かれていたため、オーバルコースは通称「ブリックヤード」と呼ばれ、同地で開催されるNASCAR・ネクステルカップのレース名にも使われている。現在でもコントロールラインに煉瓦が残っている(厳密には煉瓦の上にコーティングが施され、煉瓦と通常の路面の継ぎ目でマシンが弾んだりしないようになっている)。
[編集] コースレコード
- インディ500 予選:アリー・ルーエンダイク、237.498 mph、1996年5月12日。
- インディ500 レース:アリー・ルーエンダイク、185.961 mph、1990年5月27日。
- NASCAR 予選:ケヴィン・ハーヴィック、184.343 mph、2003年8月2日。
- NASCAR レース:ボビー・ラボンテ、155.912 mph、2000年8月5日。
- F1 予選:ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ) 1'09"454 2004年6月19日
- F1 レース:ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ) 1'10"399 2004年6月20日
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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