ウインクリューガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
性別 | 牡 |
---|---|
毛色 | 栗毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 2000年2月12日 |
死没 | (現役競走馬) |
父 | タイキシャトル |
母 | インヴァイト |
生産 | 橋本牧場 |
生国 | 日本(北海道静内町) |
馬主 | (株)ウイン |
調教師 | 松元茂樹(栗東) |
競走成績 | 29戦4勝(中央) 1戦0勝(地方) |
獲得賞金 | 1億8904万8000円 |
ウインクリューガーは、日本の競走馬。タイキシャトルの産駒として初の重賞勝利、そしてGI勝利をもたらした。近親にディープインパクトがいる。
目次 |
[編集] 戦跡
2002年秋の京都競馬でデビュー。この新馬戦を勝利した後、オープンの萩ステークスに挑戦したが、4着に敗れる。翌2003年の白梅賞では、後のクラシック2冠馬ネオユニヴァースと0.1秒差の好勝負をするが、斜行により5着降着となった。この戦いが評価され、次走のこぶし賞では1番人気に押されたが、11着と惨敗した。
次の500万下競走が、同馬にとっての2勝目となる。そして次走、アーリントンカップで重賞初挑戦。7番人気だったが勝利で飾る。これがタイキシャトル産駒にとって初の重賞勝利となった。
続く毎日杯では2000mの距離が合わず8着に敗れ、迎えたNHKマイルカップは9番人気。レースでは2番手を追走し、最後は追い上げるエイシンツルギザンを振り切って勝利。タイキシャトル産駒として初のGI制覇を達成した。
だが夏の休養を明けるとその栄光から一転、惨敗続きとなる。2004年の3月には、22日に地方・高知競馬の黒船賞に出走し、中5日で高松宮記念に出走するというショック療法的なローテーションを行ったりもしたが、復活の兆しは見えなかった。
2005年2月の阪急杯では、主に先行だったこれまでのスタイルと異なり、後方からの競馬を見せる。結果、NHKマイルカップ以来、10戦ぶりの複勝圏となる3着に好走。上がり3ハロン33秒8はメンバー中最速、同馬にとっても過去最速の速さであった。しかし、続く高松宮記念では、同馬のGI出走で過去最高の5番人気に推されたものの、10着と惨敗した。
2005年の末から2006年の初めにかけては、12月25日のファイナルステークス、1月5日の京都金杯、1月14日の淀短距離ステークスと、中1週以下のレース間隔で2戦続けて出走するというローテーションも経験したが、結果は出なかった。そして5月の都大路ステークス以降、レースから遠ざかっていたが、9月に障害試験を受験し、これに合格する。今度は障害で活動するかと見られた矢先、短期放牧先で腸捻転を発症、手術を行い、長期休養となる。
その後、2007年のダービー卿チャレンジトロフィーで復帰。復帰初戦は9着に敗れる。
[編集] 2ちゃんねるでの同馬
匿名掲示板2ちゃんねるではウインガーと呼ばれ、GIを制して以降の負けっぷりが人気になり、専用スレッドは2006年11月現在まで早い流れで続いている。現状には差が生じているものの、同じGI優勝馬であるエイシンチャンプ(シンチャン)やダイワメジャー(ダメジャー)も、同様の理由で人気となった。 ※()内は2ちゃんねる内の愛称
全板人気トーナメントという企画では、競馬板のマスコット的存在となり、第二回「競馬板で最も人気がある馬を決めよう」という企画でも新興勢力テイエムプリキュア等をぶっちぎりで下すなど不動の地位を築いている。
2006年の『スーパー競馬』高松宮記念中継では、携帯勝ち馬投票アンケートの途中経過で1位と発表された。近走大敗が続き、18頭中17番人気だったこの馬が1位に立っていたことでスタジオは騒然となり、福原直英アナウンサーも自らの目を疑っていた。この馬の人気ぶりがうかがえるエピソードである。
[編集] 外部リンク
[編集] 血統表
ウインクリューガーの血統 (ヘイロー系/Northern Dancer5×3=15.62% Almahmoud5×5=6.25%) | |||
父
*タイキシャトル 1994 栗毛 |
Devil's Bag 1981 鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Ballade | Herbager | ||
Miss Swapsco | |||
*ウェルシュマフィン Welsh Muffin 1987 鹿毛 |
Caerleon | Nijinsky | |
Foreseer | |||
Muffitys | Thatch | ||
Contrail | |||
母
*インヴァイト Invite 1986 鹿毛 |
Be My Guest 1974 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
What a Treat | Tudor Minstrel | ||
Rare Treat | |||
Burghclere 1977 鹿毛 |
Busted | Crepello | |
Sans le Sou | |||
Highclere | Queen's Hussar | ||
Highlight F-No.2-f |
カテゴリ: 2000年生 (競走馬) | サラブレッド | 日本生産の競走馬 | 日本調教の競走馬