エアポート・リムジンバス (仙台市)
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エアポート・リムジンバスは、かつて宮城県仙台市と名取市にある仙台空港を結ぶ、仙台市交通局(仙台市営バス)が運行していた高速バス(特急バス)である。特急仙台空港バスとも呼ばれる。
仙台市営バス唯一の高速バスで、市営バス最大の収益を誇る黒字路線であった。仙台市交通局もこの路線を重要視(飛行機到着に合わせて仙台駅行きバスを出すなど)している。JR仙台駅と仙台空港駅を結ぶ仙台空港線(2007年3月18日開業)が開業する前日である2007年3月17日を持って市営バスでの運行が終了した(なお、運行廃止後の車両については全て売却されることが決まっている。参照:[1])。
なお、仙台空港線は他に一般路線として下増田経由と館腰駅を結ぶ路線も存在していた。下増田経由は北釜線と統合後、館腰駅との路線は1998年に宮城交通へ譲渡している。
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[編集] 運行事業者
[編集] 沿革
- 1965年(昭和40年)12月1日 仙台空港線開業
- 1967年(昭和42年)3月17日 仙台バイパス経由(若林交差点~飯野坂交差点)に経路変更
- 1968年(昭和43年)3月28日 仙台バイパス区間(箱提交差点~飯野坂交差点)で経路変更
- 1974年(昭和49年)10月21日 ワンマン化
- 1978年(昭和53年) 長町一丁目停車により、仙台バイパス区間(鹿の又交差点~飯野坂交差点)で経路変更
- 1987年(昭和62年) カラーリング変更(路線車標準色から専用色へ)
- 1994年(平成6年)3月30日 仙台東部道路開通により(鹿の又交差点~仙台空港IC)経路変更
- 1998年(平成10年)3月28日 南仙台出張所閉所により、担当が川内営業所に変更
- 2007年(平成19年)3月17日 最終運行日
[編集] 運賃および所要時間
- 長町一丁目~仙台空港
- 730円(片道)、30分
- 仙台駅前(及び長町一丁目以外の全ての停留所)~仙台空港
- 910円(片道)、1640円(往復)、40分(仙台駅前)
[編集] 停車停留所
仙台駅前 - 仙台逓信病院前(空港発のみ停車)- 長町一丁目 - 仙台空港
- 通常は上記の停留所のみを経由するが、朝夕はホテル宿泊者への便宜を図るため、以下の停留所を経由するコースに変更される(1コース3~4往復程度)、括弧内は最寄りホテル。
[編集] 仙台市中心部まわりAコース
錦町公園前(ホテル仙台プラザ) - 地下鉄広瀬通駅(江陽グランドホテル) - 仙台駅前 - 仙台逓信病院前(仙台国際ホテル) - 長町一丁目 - 仙台空港 ※仙台空港発便は、(既存停留所)→仙台駅前→錦町公園→地下鉄広瀬通駅となる。
[編集] 仙台市中心部まわりBコース
晩翠草堂前(ワシントンホテル) - 大町二丁目(ホテルエクセル東急) - 仙台駅前 - 仙台逓信病院 - 長町一丁目 - 仙台空港 ※仙台空港発便は、(既存停留所)→仙台駅前→晩翠草堂前→大町二丁目となる。
[編集] 廃止後
市営バスでの運行は前述の仙台空港鉄道仙台空港線の開業に伴って廃止されたが、その翌日からは愛子観光バスと東日本急行が新規参入して運行されている。
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