クルド人自治区
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 Flag of Kurdistan |
 Coat of Arms |
| National Anthem: Ey Reqîb | |
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| 公用語 | クルド語 |
| 首府 | アルビール (クルド語ではHewlêr) |
| 政体 | 自治区 議会制 共和制 |
| 大統領 | Massoud Barzani |
| 首相 | Nechervan Idris Barzani |
| 創設 | 1970年 |
| 面積 | 約80000 平方キロメートル |
| 人口 – 全体 (2005年) – 人口密度 |
550万0000人 40人/km² |
| 通貨 | イラクディナール |
| タイムゾーン | UTC+3 |
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クルド人自治区（クルド語:Başûrê Kurdistanê）は、イラクの北部に設けられたクルド人の自治地域。イラク領クルディスタンとも呼ぶ。1970年3月11日にバアス党政権とムスタファー・バルザーニー率いるクルド民主党の間で成立した協定にもとづいて設置された。
その領域はイラク北東部のアルビール県、ダフーク県、スライマーニーヤ県の3県からなり、自治区の首府はアルビール市にある。イラク北部最大の都市であるモースルを含むニーナワー県やイラク最大の油田地帯であるキルクークを含むタミーム県もクルド人地域（クルディスタン）の一角であるが、自治区には含まれていない。
1991年の湾岸戦争に際し、クルド人住民はサッダーム・フセイン大統領に反抗する決起を行い、米英軍がイラク北部に飛行禁止区域を設けて保護したので、事実上バグダードのバアス党政権の支配を離れた。この時代、自治区のクルド勢力は自治区独自の旗を有し、独自の通貨を発行した。しかし、イラク・クルド人勢力の二大主要政党であるクルド民主党とクルド愛国同盟の対立が激しく続き、1994年、1996年、1997年には数千人が死亡する大規模な戦闘が発生し、自治区は2大政党支配地域に分裂した。
2003年のイラク戦争によりバアス党政権が崩壊すると、連合国側についたクルド自治区の独立やモースル、キルクークへの拡大の可能性が浮上したが、イラク国内のアラブ人や、国内に同じクルド人問題を抱える隣国トルコが強硬に反対しており、その将来は予断を許さない。2004年9月から2,800人規模の韓国軍ザイトゥーン部隊がアルビール県に展開し、平和維持と再建に当っている。
