ザイトゥーン部隊
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ザイトゥーン部隊(자이툰 부대)は韓国がイラク再建のため北部クルド人自治区のアルビルに派遣した陸軍部隊。ザイトゥーン(زيتون)はアラビア語でオリーブ(平和)を意味する。
韓国は2003年600人規模の徐熙済馬(ソヒジェマ、서희제마)部隊を多国籍軍の一部としてイラクに派遣したが、米国からさらに大規模な派兵を要請され、2004年2月23日ザイトゥーン部隊(イラク平和再建師団、이라크 평화재건 사단)を創設した。当初は8,000人規模であったが、派兵反対論も根強く、2,800人に縮小された。
ザイトゥーン部隊は8月25日から順次クウェートに向け出発、同国の米軍基地キャンプ・バージニアのウダヘリ訓練場で訓練を受けた後、9月2日から順次アルビル入りし、9月22日アルビル展開を完了した。同部隊はアルビル空港近くのランキンや北西のスワランなどに駐屯し、物資支援や道路建設、電力供給、テコンドー普及、警察・民間防衛軍育成などの任務に当る。11月に宿舎建設が完了して、さらに800人程度増派され、現在は3,600人規模となっている。現地司令官は黄義敦(ファン・ウイドン、황의돈)陸軍少将。
この派兵により韓国はアラブ過激派からテロ予告を受けており、韓国内は厳重な警戒体制が敷かれている。10月10日イラク滞在中のドナルド・ラムズフェルド米国防長官がザイトゥーン部隊を電撃訪問して激励した。また盧武鉉大統領も12月8日、パリからの帰途アルビルのザイトゥーン部隊を電撃訪問している。
[編集] 関連項目
- 韓国軍(ROK Armed Forces)
- ダイマン部隊 - クウェートの大韓民国空軍(ROKAF)部隊
[編集] 外部リンク
- 朝鮮日報特集(日本語)
- ザイトゥーン部隊ホームページ(韓国語)