グルンガスト
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グルンガストとは、バンプレストのコンピュータゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルのスーパーロボットである。
目次 |
[編集] 概要
『第4次スーパーロボット大戦』にてスーパー系主人公機として初めて登場した。
テスラ・ライヒ研究所にて対異星人用に開発された特殊人型機動兵器。Gシリーズとも呼ばれる。剣による斬撃と変形による汎用性の高さが特徴。
ちなみに名前の由来は「グルンと回ってガスッと変形」から来ている。
[編集] グルンガスト零式(れいしき)
グルンガスト零式 GRUNGUST TYPE-0 |
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形式番号 | SRG-00 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | ジョナサン・カザハラ ロバート・H・オオミヤ リシュウ・トウゴウ |
製造 | テスラ・ライヒ研究所 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 50.3m |
重量 | 380.0t |
動力源 | 宇宙航行艦用核融合ジェネレーター |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ゼンガー・ゾンボルト |
武装 | ブーストナックル ハイパー・ブラスター 零式斬艦刀 |
必殺技 | 斬艦刀・疾風怒濤 |
[編集] 機体概要
剣撃戦に特化したグルンガストの試作機。零式斬艦刀と呼ばれる全長82mの大剣を装備している。
モーションパターンを示現流の師範であるリシュウ・トウゴウが担当しており、同じく示現流の使い手であるゼンガー・ゾンボルトくらいしか乗りこなすことができない。
スラスター推力が高く、単独での大気圏突破が可能である。
[編集] 武装
- ブーストナックル
- 肘から先を飛ばすいわゆるロケットパンチ。なお、名前からわかるように元ネタは破邪大星ダンガイオーのブーストナックルである。
- ハイパー・ブラスター
- 胸部から発射されるビーム。
- 零式斬艦刀
- 全長82mの大剣。斬艦刀自体にスラスターが付いており、スムーズな挙動を実現する他に単独で飛行可能。切れ味よりも大質量で叩き斬ることを目的としている。作中でも言われるように見た目は巨大な出刃包丁である。これを用いた攻撃は「斬艦刀・疾風怒濤」とゼンガーは叫んでいる。ブロードソードであるという記述も見られるが、ブロードソードは比較的細身の片手剣でありこれは「幅広の剣」というイメージから来た誤用であると思われる。零式との大きさの比率から、むしろグレートソードに近い。
[編集] デザイン
黄色と黒を基調としたカラーリングである。他のグルンガストに比べ表情が険しく、敵となることも相まって「悪のグルンガスト」のイメージが強い。
[編集] 劇中での活躍
- OGシリーズ
- DC戦争では寝返ったゼンガーとともに連邦軍の脅威となった。OG2ではレーツェルが参式をゼンガーに届けたため未登場だが、ゼンガーの参式が戦闘不能になった際に少しだけ話の中に出て来る。
[編集] グルンガスト
グルンガスト(壱式) GRUNGUST |
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形式番号 | SRG-01-1/2/3 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | ジョナサン・カザハラ ロバート・H・オオミヤ |
製造 | テスラ・ライヒ研究所 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 48.7m |
重量 | 357.0t |
装甲材質 | VG合金 |
動力源 | プラズマ・リアクター |
MMI | 脳波制御装置 音声入力式武器選択装置 T-LINKシステム(2号機のみ) |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | イルムガルト・カザハラ リン・マオ ブルックリン・ラックフィールド アキラ・カミヤ |
武装 | オメガレーザー ブレイククロス ブーストナックル ファイナルビーム 計都羅睺剣 |
必殺技 | 計都羅睺剣・暗剣殺 計都羅睺剣・真っ向唐竹割り |
ウイングガスト | |
分類 | 戦闘機 |
武装 | ダブルオメガレーザー ビッグミサイル スパイラルアタック |
ガストランダー | |
分類 | 重戦車 |
武装 | オメガキャノン ドリルアタック |
[編集] 機体概要
グルンガストの中で最も総合力に優れ、超闘士(Super Fighter)の異名を持つ名機。重戦車形態(ガストランダー)と飛行形態(ウィングガスト)に変形し、割と高い汎用性を備えている。
五つの頭部バリエーション(星型・獅子型・竜型・虎型・鷹型)が存在し、1、3号機には「星型」、2号機には「獅子型」が採用されている。なお、「鷹型」はグルンガスト弐式の頭部の原型となり、「竜型」「虎型」は後継機に使用される予定だったが、定かではない。戦闘能力自体は高く、汎用性も優秀だったが扱いが難しく整備性も今ひとつという問題を抱えている。
星型の頭部を持つ1号機、3号機は、元PTXチーム所属のイルムガルド・カザハラとリン・マオの二人が、獅子型の頭部を持つ2号機は、ブルックリン・ラックフィールドが搭乗する。なお、2号機のみ、T-LINKシステムが搭載されており更にカラーリングが青ではなく赤である。
[編集] 武装
- オメガレーザー
- 目から発射されるビーム。
- ブレイククロス
- ブーストナックル
- 零式と同じ。
- ファイナルビーム
- 胸部から発射されるビーム。
- 計都羅睺剣(けいとらごうけん)
- 召喚式の両刃の剣。名前の由来は星の名前である計都と羅睺から。また、必殺技の暗剣殺も方位の名前から来ている。
[編集] デザイン
青を基調としたカラーリングである。
[編集] 劇中での活躍
- 第○次シリーズ
- スーパー系主人公が父親から誕生日プレゼントとして受け取る機体。破嵐財閥の援助を受けており、機体コンセプトもダイターン3を参考にしている。脳波コントロールシステムを採用し、武器名を叫ぶことで攻撃する。『第4次』ではカラーリングや機体名を変更できたが、『F完結編』では変形シーンの映像がCGムービーで制作されたため機体名のみ変更可能となった。また、キャラクターに声優がついた関係で「グルンガストビーム」が「ファイナルビーム」に改められている。量産された場合の為に頭部パーツには色々なバリエーションが用意されているらしいが、実装されている様子は未だに確認されていない。
- OGシリーズ
- 全部で3機存在し、1号機はジョナサンの手によって、ラングレー基地からイルムの元へ、3号機はリンが軍を辞める際、マオ社へ持って行っており、ヒュッケバイン008Lを入手できない場合に登場する(武器の改造値が少し違っている)。2号機の所在はゲームでは不明だった(後述)。ちなみに1号機は脳波制御装置の調子が悪いため、マニュアルで操縦する事になる(3号機の脳波制御装置がどうなっているのかは不明)。アニメでは1号機は諸事情により出て来ないヒュッケバイン009に変わりハガネに搬入されそのままイルムが運用。また、ゲームでは所在不明だった2号機がブリット機として登場した。1号機と比べると設定同様の獅子型の頭を持ち機体色が赤に変更されている。なお、2号機はOGSにも登場予定である。
[編集] グルンガスト改
グルンガスト改 GRUNGUST CUSTOM |
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形式番号 | SRG-01-3C |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
生産形態 | 改良機 |
全高 | 50.0m |
重量 | 285.0t |
動力源 | トロニウム・エンジン |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | イルムガルト・カザハラ |
武装 | オメガレーザー 改式爆連打 ブーストナックル ファイナルビーム 計都羅睺剣 |
[編集] 機体概要
イルムによって奪取・改造されたグルンガスト3号機。通称ブラック。
エンジンはトロニウムエンジンに換装されグラビコンシステムを搭載している。変形機構は廃止されたが、重力制御によって飛行が可能。
弐式のフレームを流用しており、外観は黒いグルンガスト弐式。なお、(グルンガスト弐式のアニメの使い回しという都合上)計都羅睺剣・暗剣殺はオミットされ、普通の計都羅睺剣が必殺武器となっている。
[編集] グルンガスト弐式
グルンガスト弐式 GRUNGUST TYPE-2 |
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形式番号 | SRG-02-1/2/3 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | ジョナサン・カザハラ ロバート・H・オオミヤ |
製造 | テスラ・ライヒ研究所 |
生産形態 | 量産試作機 |
全高 | 50.0m |
重量 | 300.0t |
MMI | T-LINKシステム |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | クスハ・ミズハ |
武装 | アイソリッド・レーザー 弐式爆連打 ブーストナックル マキシブラスター 計都瞬獄剣 |
Gホーク | |
分類 | 戦闘機 |
武装 | スプリットミサイル スパイラルアタック |
[編集] 機体概要
SRX計画で開発されたグルンガストの量産試作機。飛行形態(Gホーク)へ変形可能。
生産性を高めるために一部変形機構や武装がオミットされており、総合的な攻撃力は壱式に及ばない。また、扱いの難しさも解消されていないためT-LINKシステムを搭載しているが、その結果念動フィールドが使用できるため防御面では引けをとっていない。
ただし、搭載されたT-LINKシステムはあくまでパイロットをサポートする為のものなので、念動力能力者ではない者でも操縦と武装の使用だけは可能(念動フィールドは使用不可)である。
[編集] 武装
- アイソリッド・レーザー
- 目から発射されるビーム。
- 弐式爆連打
- 連続パンチ。
- ブーストナックル
- 他のグルンガストと違い両手同時に張り手状態で発射される。
- マキシブラスター
- 胸部から発射されるビーム。中距離戦用に開発された設定があるせいか、射程が比較的長い。
- 計都瞬獄剣(けいとしゅんごくけん)
- 原子一つ分の厚みしかないため非常に切れ味が良い。柄の部分を召喚し、握ると同時に刃が展開する。
[編集] デザイン
黄色と白を基調とし、直線を多用したデザインで壱式よりもシャープなイメージとなっている。
[編集] 劇中での活躍
- αシリーズ
- グルンガストシリーズ唯一、「準特機型パーソナルトルーパー」に分類される。スーパー系の場合、輸送機が主人公の学校に落下し偶然乗り込むことになる。(余談だが、この機体の改造は龍虎王に引き継がれないため、改造しすぎると泣きを見る羽目になる。)コミック作品集『スーパーロボット大戦トリビュート~α編~』収録の「孤高の勇者(前編)」(マクロスとロンド=ベル隊が木星圏にデフォールドしてから二週間後が舞台)の中には「量産型グルンガスト コマンダー・カスタム」なる機体が登場し、南アタリア島の防衛に当たっているが、機体についての詳細は不明である。
- OGシリーズ
- 1機のみの登場。イングラムに念動力の素質を見出されたクスハの乗機となる。寝返ったイングラムにクスハがさらわれた際は、敵となって登場した。クスハが龍虎王に乗り換えた以降は出番が無くなるが、OG2の隠し面に行かない場合のEDではタスクが使用した(T-LINKシステム搭載機であるためと思われる)。
[編集] 量産型グルンガスト弐式
量産型グルンガスト弐式 GRUNGUST TYPE-2 MASS PRODUCT MODEL |
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形式番号 | RSR-02 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | ジョナサン・カザハラ ロバート・H・オオミヤ |
製造 | テスラ・ライヒ研究所 |
生産形態 | 量産機 |
全高 | 50.0m |
重量 | 261.0t |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | リュウセイ・ダテ |
武装 | アイソリッド・レーザー 弐式爆連打 ブーストナックル マキシブラスター |
量産型Gホーク | |
分類 | 戦闘機 |
武装 | スプリットミサイル スパイラルアタック |
[編集] 機体概要
グルンガスト弐式の量産型。計都瞬獄剣やT-LINKシステムはオミットされているが、変形機構や外観は試作機とほぼ同じ。
[編集] 劇中での活躍
- α外伝
- 量産型ヒュッケバインMk-IIの正式採用で少数生産にとどまったはずだが、なぜか大挙して出現する。ムーンクレイドルに量産型ヒュッケバインMk-IIと共に配備されているほか、熟練度次第では初期のリュウセイの乗機となる。ちなみに、この「敵」の量産型グルンガスト弐式と交戦しても図鑑に登録されることはないので注意が必要(リュウセイ機として入手する必要がある)。
- 第○次シリーズ
- PS版Fの初回特典ドラマCDにてグルンガストの量産計画があったことが明かされるが、大戦終結までに間に合わなかった。
- スーパーロボットスピリッツ
- 量産型ヒュッケバインMk-IIとともに、正式採用され多数生産された。主に地上で使用される。更迭されたリュウセイはこの機体でメギロートと戦ったがまったく歯が立たなかった。
[編集] グルンガスト参式
グルンガスト参式 GRUNGUST TYPE-3 |
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形式番号 | SRG-03-1/2/3 |
分類 | 人型 |
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | ジョナサン・カザハラ ロバート・H・オオミヤ |
製造 | テスラ・ライヒ研究所 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 60.2m |
重量 | 390.0t |
動力源 | トロニウム・エンジン(1号機(未搭載)) |
MMI | T-LINKシステム(1、3号機) |
乗員人数 | 1人(2号機) 2人(1、3号機) |
主な搭乗者 | ゼンガー・ゾンボルト(2号機) クスハ・ミズハ(1、3号機) ブルックリン・ラックフィールド(1、3号機) |
武装 | アイソリッド・レーザー 参式爆連打(1号機) ドリルブーストナックル オメガブラスター 参式斬艦刀(2号機) 特機用シシオウブレード(3号機) |
必殺技 | 斬艦刀・一文字斬り(2号機・第2次α) 斬艦刀・疾風怒濤(2号機・OG2) |
[編集] 機体概要
壱式を基に開発された新型グルンガスト。戦車Gバイソンと飛行機Gラプターに分離できる(ゲーム未登場)。
2号機のみ液体金属を使用した新型の参式斬艦刀を装備。合体機構をオミットしゼンガー専用機として運用される。
[編集] 武装
- アイソリッド・レーザー
- 目から発射されるビーム。
- 参式爆連打
- 連続パンチ。
- オメガブラスター
- 胸部から発射されるビーム。
- ドリルブーストナックル
- ドリル状のスラスターを腕に装着し発射するブーストナックル。
- 参式斬艦刀
- 通常時は日本刀だが、液体金属で刀身を覆うことによって超大型の両手剣となる。液体金属による刀身はある程度形状を変化させることも可能であり、攻撃の際にはククリのような形になることが多い。展開型にすることで零式斬艦刀の取り回しの悪さを解消した。しかし、零式斬艦刀同様、使いこなせるパイロットがいないのか、ゼンガー用の2号機のみの装備となっている。後に暫定的にダイゼンガーの武器として使用される事になる。なお、第2次αではこれを用いた攻撃は「斬艦刀・一文字斬り」だった(武器名としても使われた)が、OG2ではスレードゲルミルが「斬艦刀・一文字斬り」を使うためか、零式同様「斬艦刀・疾風怒濤」になった(武器名は「参式斬艦刀」)。
- 特機用シシオウブレード
- PT用の実体刀を特機用に巨大化した日本刀。1号機に搭載予定だったが、搭載前に1号機が龍虎王に取り込まれてしまったため、最終的には3号機に搭載された。
[編集] デザイン
赤銅色を基調としており、他のグルンガストに比べると渋い印象である。
スラスター部分はドリル状になっている。
初出はスレードゲルミルの方が先であり、そこから逆算する形でデザインされた。
[編集] 劇中での活躍
新型でありながら(αで出鼻を挫かれた形になったためか)前座扱いされることが多く、色とあいまってグルンガストの中でも一番地味な存在となっている。
- αシリーズ
- 1号機は主人公の搭乗を予定していたが素晴らしきヒィッツカラルドの襲撃を受け実戦投入前に大破した(はっきり言及されてはいないが、ヒィッツカラルドの攻撃方法から、真っ二つにされたと思われる)。龍虎王の修復用にパーツが流用された。2号機はゼンガーと共にアースクレイドルに眠っていたがククルの襲撃を受け起動。ソフィアから参式斬艦刀を受け取りククルを退け、以降はアースクレイドルを離れ封印戦争に参加した。最後はククルとの戦闘で大破するが、斬艦刀はダイゼンガーに引き継がれた。未来でスレードゲルミルに変化したのはこの2号機である。3号機は未登場。
- OGシリーズ
- T-LINKシステムを搭載した1号機には、ブリットとクスハが搭乗したがペルゼイン・リヒカイトとの戦闘で大破した上、龍虎王に取り込まれ消滅。特機用シシオウブレードとトロニウムエンジンの搭載が予定されていたらしい。2号機はレーツェルによってゼンガーの元へ届けられたが、ガルガウとの戦闘で大破。斬艦刀はダイゼンガーに引き継がれた。3号機はクスハとブリットがテスラ研からカムチャッキー基地へ向かう際に与えられた。基本的には1号機と同じ仕様だがテスラ・ドライブを搭載し、飛行可能。地中潜行能力も披露し、特機用シシオウブレードも装備されていた。
[編集] スレードゲルミル
スレードゲルミル THRUDGELMIR |
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分類 | 人型 |
所属 | アンセスター |
製造 | アースクレイドル |
生産形態 | 改良機 |
全高 | 53.7m |
重量 | 403.2t |
装甲材質 | マシンセル |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ゼンガー・ゾンボルト ウォーダン・ユミル |
武装 | ドリルブーストナックル 斬艦刀 |
必殺技 | 斬艦刀・電光石火 斬艦刀・一文字斬り 斬艦刀・稲妻重力落し 斬艦刀・星薙ぎの太刀 |
[編集] 機体概要
グルンガスト参式をマシンセルで変異させた機体。
マシンセルによる自己修復機能により多少のダメージは瞬時に修復することが可能。さらに単独飛行も実現されている。
名前の由来は、北欧神話に登場する「力の叫びの巨人」 アウルゲルミルの子「スルードゲルミル」から。
[編集] 武装
α外伝開発時、一番最後に戦闘アニメーションが作成されたため時間が足りず、二つしか武器がない(そのため、参式に搭載されているアイソリッドレーザーとオメガブラスターは未搭載となっている)。しかし、斬艦刀の迫力あるカットインは今でも人気が高い。
- ドリルブーストナックル
- グルンガスト参式同様、ドリル状のスラスターを腕に装着して放つブーストナックル。グルンガスト参式よりも動きが激しい。
- 斬艦刀
- 参式斬艦刀がマシンセルによって変化されたものと思われる。未使用時は日本刀状である参式斬艦刀とは大きく異なり、肩部装甲の一部が剥離して柄の部分になり、さらにマシンセルの刃が伸びることで完成する。刃の形状そのものは参式斬艦刀と同じ(参式斬艦刀同様、日本刀状や曲刀状に出来るかはゲーム中では明らかになっていない)。攻撃時には咆哮するスレードゲルミルのカットインが入る。斬馬刀がモチーフであるがその形状は現実の斬馬刀とは大きく異なり、るろうに剣心に登場した同名の武器が直接のモチーフであると思われる。斬艦は戦艦をも断つという意味であるが斬奸ともかけられ、ゼンガーが「悪を断つ剣」を自称するのはこれに由来するものと考えられる。「艦しか斬れないのか」というツッコミに備えて、「斬機人刀」という名称も考えられていたが、語呂のよさで斬艦刀に落ち着いた。必殺技はα外伝で使用時にゼンガーが叫ぶ「斬艦刀・一文字斬り」(OG2でも使用)、「斬艦刀・稲妻重力落とし(余談だがこの技の元ネタは往年の特撮科学戦隊ダイナマンのダイナロボの必殺技と思われる)」と漫画で使用し、OGSで追加予定の「斬艦刀・星薙ぎの太刀」、OG2のイベントで使用した「斬艦刀・電光石火」(武器としては使用されないが、ダイゼンガーが使う同名の技と同等の技と考えられる)。
[編集] デザイン
スパロボシリーズのアンソロジー作家富士原昌幸氏によるデザイン。当初から「グルンガスト参式が変貌したもの」という設定があったため、「一見してグルンガストとわからないように、よく見ればグルンガストとわかるように」という注文がつけられた。
デザインの途中で富士原氏がイナズマの如き天啓を受け、頭部に巨大ドリルを装備するという案が出された。このドリルを使った「ドリルインフェルノ」という頭突き攻撃も考案され、戦闘アニメまで考えられていたが、没を喰らい、ドリルは外されてしまった。しかし、シルエットはそのままで、ドリルは巨大な角という形に置き換えられた。このドリルの頭突き攻撃は富士原氏もかなりお気に入りだったようで、氏の単行本『鋼の救世主』では、マジンカイザー相手にスレードゲルミルが頭突き攻撃を行っており、またOGSで追加予定となっている「星薙の太刀」も、この『鋼の救世主』が元ネタとなっている。
股間のフロントアーマーにはDCのマークが入っている。
KO世紀ビースト三獣士に登場する神霊王に酷似しているが、繋がりは明らかでは無い。
[編集] 劇中での活躍
- α外伝
- アースクレイドルに配備されていたグルンガスト参式がアンセスター内乱時に暴走したマシンセルで変化したもの。ルートによっては入手でき、正気に戻ったゼンガーは外見が全然違うにも関わらずこの機体を参式と呼ぶ。
- OG2
- 「向こう側の世界」でシャドウミラーが入手したグルンガスト参式をこちら側の世界でマシンセルを利用して変異させたもの。一人乗りだが、もともと二人乗りだったせいか制御装置が2カ所に付いている。この制御装置を破壊されると、マシンセルによる修復機能が停止する。アースクレイドルでダイゼンガーと死闘を繰り広げる。
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第○次シリーズ | 第2次/G - 第3次 - EX - 第4次/S - LOE - F/完結編 - CB |
αシリーズ | α/DC版 - α外伝 - 第2次α - 第3次α |
COMPACTシリーズ | COMPACT/WSC版 - COMPACT2/IMPACT - COMPACT3 |
任天堂携帯機単発 | 初代 - A - R - D - J - W |
単発 | 新 - 64/LB - MX/ポータブル - GC/XO - SC |
OGシリーズ | OG1 - OG2 - OVA - OGS - DW - 龍虎王伝奇 |
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