システムアドミニストレータ
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システムアドミニストレータ(英: systems administrator、略: シスアド)とは、システムの管理者のことである。システム管理者とも呼ばれる。
[編集] 概要
システムアドミニストレータは、一般的にコンピュータシステムの利用者の立場から、日常的な運用・管理・保守に関する作業を行う職能である。システムは、一度停止すると業務に大きな支障が生じることから、システムアドミニストレータには、業務が実施される上での大きな役割があるといわれる。ただし、システムアドミニストレータの役割がシステムの一般の利用者には見えにくい。そのため、システム管理者の日というようなものもある。
国家試験としてのシステムアドミニストレータ試験には、情報処理技術者試験として、初級システムアドミニストレータ試験と上級システムアドミニストレータ試験がある。また、特にセキュリティーに関する事項を問う情報セキュリティアドミニストレータ試験も実施されている。情報処理技術者試験の試験事務は、情報処理推進機構が行っている。
[編集] 業務の実際
インフラ管理者
特に企業のインフラ的な部分を支えている管理者などは、幅広い知識を高度に要求される職種である。 例えばネットワーク、スクリプトプログラミング、各種業務ソフトウェア(サーバ、クライアント)、OSの基本技術等に精通している必要があり、果てはエンドユーザのパソコンの些細なトラブルまで対応しなくてはいけない場合も有る。
きちんとしたITの評価がなされていない企業では、これらの業務を少数の、あるいは個人の能力に頼り一気に押し付ける傾向がある。しかし、そういった企業では、その個人などが休職や転職などをした場合、企業としてのダメージが広範囲に及び、内部的にも対外的にも非常にリスクが高い。
[編集] 関連項目
- システム
- アドミニストレータ