シャトルバス
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シャトルバス (shuttle bus) とは、近距離を何度も頻繁運行するバスによる公共交通機関。 英語では単にシャトル (shuttle) という。短い周期で往復する様子からこの名前がついている。利用を促すため、運賃を無料としている場合がある。かつて呼ばれたことがある「ピストンバス」とは同義である。
[編集] 臨時型
- イベント会場や、駅、駐車場を結ぶものなど。会場周辺の渋滞緩和効果が期待されている。
- シャトルバス化(頻回、短距離間往復)することで、結果的に(準)大量輸送が可能となる。
- 「シャトル」と名前についていても一方向運転が実態の場合もある。イベントの性格にもよるものである。
[編集] 路線型
- 空港と主要駅などの直行便(リムジンバスと呼ぶ場合もあり)。
- 乗鞍、上高地の様にマイカー規制を行っているところの、駐車場と観光地との間の直行便。
- 三重県の登茂山園地にある駐車場と次郎六郎海水浴場など駐車場が離れているところを結ぶ短距離型の直行便。
- その他の主な例
- 藤沢駅~藤が岡団地線など。藤沢駅までのマイカー送迎による渋滞が激しかったため、団地までのシャトルバスを開設した。
- 和歌山バスが、JR和歌山駅と南海和歌山市駅を結ぶ路線を、シャトルバスという愛称で運行している。
- つくバス・「センター循環」や関東鉄道の「松代循環」は名前にはないが機能はシャトルバスである。センター循環はつくば市中心部の狭い範囲を頻回運行し、病院、大学、バスターミナル、国際会議場、商業施設などの施設間移動手段の性格を持っており、一日乗車券で乗車でき、同券での「地域循環」往復利用者は差額加算なく実質無料乗車となる。
- 筑波山シャトルバスは、つくばエクスプレス開業により急増した観光客を輸送する目的でつくば駅(つくばセンター)との間に開設された。準大量輸送に対応するため観光バスから一般路線車まで様々な種類の車両が運用に入る。
- 「都庁循環」バスは、東京都庁舎と歩くのには少し離れている新宿駅を結んでいる。都庁には地下鉄が通っているが、新宿駅までの区間が短く、地上の鉄道との乗換の場合地下駅との移動に時間がかかるため、巨大ターミナル駅から地上を走行するシャトルバスに有益性がある。一般系統よりも安い運賃を設定。
[編集] 関連項目
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