シュバルツ・ブルーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シュバルツ・ブルーダーは、TVアニメ「機動武闘伝Gガンダム」の登場人物の一人である。(声優:堀秀行)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
ネオドイツのガンダムファイターで、ガンダムシュピーゲルに搭乗。ゲルマン流忍術の達人で、第13回大会屈指の強豪である。ドイツカラーのスーツと覆面に身を包んだ風体は異様だが、ドモン・カッシュの前にたびたび現れては彼を時に導き時に諭すいわば第2の師のような存在。ドモンだけでなくレインや他のファイターたちをも導く度量を備えた人物である。ギアナ高地でドモンとシャッフル同盟のメンバーに「明鏡止水」の境地を体得させた。
また、東方不敗やデビルガンダムに対する知識も豊富であるほか、戦略家としても優秀で、ギアナ高地から新シャッフル同盟が脱出する際の手引きを行ったのも彼である。
その正体はデビルガンダムに生体ユニットとして取り込まれたドモンの兄キョウジ・カッシュが作り出した、DG細胞製(むしろ当初カッシュ博士が考えていたアルティメット細胞というのが正確であろう)アンドロイドである。素体となったのはガンダムファイト初期にデビルガンダムと遭遇し、交戦の末死亡したネオドイツの将校であるガンダムファイター「本物のシュバルツ・ブルーダー」の遺体で、既にデビルガンダムの生体部品になりかけていたキョウジは、この暴走したガンダムを止める最後の手段として、DG細胞を構成するナノマシンに自分の意識と記憶をインプットして、死亡したシュバルツの肉体と技量を継承したもう一人の自分を作り出したのだった。
シュバルツは自らの正体を隠して弟ドモンを導き、彼やその仲間をデビルガンダムを倒すべく鍛えつつ、デビルガンダムの動向を監視していた。
最後はランタオ島で重傷を負いつつもデビルガンダムのコクピットに侵入し、キョウジと共に自らを消滅させるようドモンを叱咤。ドモンは石破天驚拳でシュバルツとキョウジを消滅させた。
ちなみに「シュバルツ・ブルーダー」は独語で「黒い兄弟」という意味になる。
本物のシュバルツ・ブルーダーに関しては、第7回大会で優勝に輝いたウォルフ・ハインリッヒがその正体であったとの説もある。ハインリッヒもゲルマン忍法の使い手であり、「未熟」を口癖としていた為、彼の肉体をベースにしたシュバルツ(アンドロイド)もその特徴を受継いでいたのではないかと言われている。
[編集] 主な搭乗機
- GF13-021NG ガンダムシュピーゲル
[編集] 関連項目
ガンダムシリーズ (カテゴリ) | ||
シリーズ一覧: | ガンダムシリーズ一覧 - ゲーム作品一覧 - SDガンダム | |
世界観: | 宇宙世紀 - 未来世紀 - アフターコロニー - アフターウォー - 正暦 - コズミック・イラ - SDガンダム | |
ガンダムシリーズの映像作品 | ||
テレビシリーズ: | 機動戦士ガンダム - Ζガンダム - ガンダムΖΖ - Vガンダム - Gガンダム - ガンダムW - ガンダムX - ∀ガンダム - ガンダムSEED - SEED DESTINY - SDガンダムフォース | |
OVA: | 0080 - 0083 - 第08MS小隊 - Endless Waltz - MS IGLOO - SEED STARGAZER - SD外伝 ジークジオン編 - - GUNDAM EVOLVE | |
劇場版: | 逆襲のシャア - ガンダムF91 - G-SAVIOUR - GUNDAM THE RIDE - グリーンダイバーズ - SD外伝 聖機兵物語 | |
ガンダムシリーズの劇中項目 | ||
劇中項目一覧: | 人物一覧 - 機動兵器一覧 - 艦船及びその他の兵器一覧 - 用語一覧 | |
テンプレート |
カテゴリ: ガンダムシリーズの登場人物 | 未来世紀 | 架空の忍者