ジュゼッペ・マルトゥッチ
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ジュゼッペ・マルトゥッチ(Giuseppe Martucci, 1856年1月6日 - 1909年6月1日 ナポリ)
カプア近郊に生れたイタリア人の作曲家・ピアニスト・指揮者・音楽教育家。指揮者としてイタリアにワーグナーの楽劇を紹介し、《トリスタンとイゾルデ》などのイタリア初演を敢行した。ヨーロッパ大陸でおそらく最初に全曲イギリス音楽によるコンサートを実施したことでも知られる。そのほかのレパートリーとして、エドゥアール・ラロやカール・ゴルトマルク、ヨハネス・ブラームスの器楽曲も得意とした。
マルトゥッチは、イタリアにおけるオペラ万能の風潮に異議を唱えた最初の作曲家の一人で、彼自身オペラを創らず器楽曲や宗教曲、世俗歌曲の作曲に専念した。メンデルスゾーンやシューマン以降のドイツ・ロマン派音楽に心酔しており、完全にというわけではないものの、もっぱらブラームスに影響されている。その管弦楽曲はマーラーやトスカニーニによって擁護され、上演された。
イタリア国内のいくつかの都市の音楽院で院長を務めた。作曲の著名な門人にオットリーノ・レスピーギがいる。
[編集] 主要作品一覧
- オラトリオ《サムエル Samuel 》
- 管弦楽伴奏による連作歌曲集《回想の歌 La Canzone dei Ricordi 》
- 管弦楽のための夜曲 ロ長調 作品70-1(原曲はピアノのための2つの夜想曲) Notturno
- 交響曲 第1番 ニ短調 作品75
- 交響曲 第2番 ヘ長調 作品81
- ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品番号なし
- ピアノ協奏曲 第2番 変ロ短調 作品66
- ピアノ五重奏曲 ハ長調 作品45
- ピアノ三重奏曲 第1番 ハ長調 作品59
- ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 作品62
- ヴァイオリン・ソナタ 作品22
- チェロ・ソナタ 嬰ヘ短調 作品52
- オルガン・ソナタ
- ピアノのための主題と変奏 作品58 Tema con variazioni
- ピアノその他の楽器のための小品集など