スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 Star Wars Episode V: The Empire Strikes Back |
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監督 | アーヴィン・カーシュナー |
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製作総指揮 | ジョージ・ルーカス |
製作 | ゲイリー・カーツ (特別篇:リック・マッカラム) |
脚本 | リイ・ブラケット ローレンス・カスダン |
出演者 | マーク・ハミル ハリソン・フォード キャリー・フィッシャー アンソニー・ダニエルズ ビリー・ディー・ウィリアムズ |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | ピーター・シャシツキー |
編集 | ポール・ハーシュ |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1980年5月21日![]() (特別篇:1997年2月21日) 1980年6月28日 ![]() (特別篇:1997年7月5日) |
上映時間 | 121分(特別篇:126分) |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
興行収入 | $797,900,000 |
前作 | スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 |
次作 | スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 |
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(Star Wars Episode V: The Empire Strikes Back)は、1980年のアメリカ映画。SF映画。
目次 |
[編集] 概要
スター・ウォーズシリーズの第二作品。1997年にはCGで化粧直しやシーン追加が行われた「特別篇」が公開されている。
前作とは打って変わってSFXを全面に押し出した質の高い戦闘シーンや宇宙戦、当時としては考えられない、話が途中で終了してしまうという展開、カーシュナー(ルーカスのUSC時代の先生)の丁寧な演出などから、ファンからはスターウォーズの最高傑作との声も高い。また、銀河帝国およびダース・ベイダーのテーマ曲である「インペリアルマーチ(The Imperial March)」等完成度の高い楽曲が使用され、映画スター・ウォーズにおける音楽の分水嶺となった作品とも言える。
[編集] 受賞
第53回アカデミー音響賞・アカデミー特別業績賞(視覚効果)受賞(1980年度)。
[編集] ストーリー
遠い昔、遥か彼方の銀河で・・・
デス・スターを反乱同盟軍にまんまと破壊された帝国軍の反撃は激烈を極めた。反乱同盟軍は帝国軍により秘密基地から撤退させられ氷の惑星ホスにエコー基地を設立したのである。ダース・ベイダーはルーク・スカイウォーカーを捜索するためプローブ・ドロイドを大量に放っていた。
氷の惑星ホスにも一体のプローブ・ドロイドが着地したのである。ホスではルークとハン・ソロはトーントーンに乗ってパトロールを行っていた。ルークは落ちてきた隕石を発見し、ソロは先にエコー基地に帰っていった。ルークは隕石を調査しようとしたがワンパに襲われ気を失ってしまったのである。一方エコー基地に帰ったソロはライカン将軍に反乱同盟軍を離れ、ジャバ・ザ・ハットに金を返したいと告げた。レイア姫 はソロに残るよう説得するが、失敗に終わる。ソロはミレニアム・ファルコン号を修理していたチューバッカから怒られているとき、C-3POからルークがまだ戻っていないことを知り、トーントーンに乗ってルークを救出しに向かった。ルークはワンパの洞窟に捕らえられていた、ルークはフォースを使いライトセーバーを拾いワンパの腕を切断させ脱出。しかし豪雪の中でルークは倒れた、そこにフォースと一体化したベン・ケノービ(オビ=ワン・ケノービ)が現れ、ルークに惑星ダゴバへ行きヨーダからフォースに学ぶようにいったのである。その直後トーントーンに乗ったソロに救出された。翌日エコー基地に戻ったルークは治療を受け、ソロに感謝するのだった。その後偵察機から不審な物体を発見したとの通報でソロとチューバッカは不審な物体を調査し、帝国軍のプローブ・ドロイドだと分かるとライカン将軍は撤退命令を出したのである。
ベイダー率いる帝国艦隊はホスに総攻撃を命じたが、エコー基地はシールドに覆われていて地上攻撃に変えAT-ATにシールドを破壊させるよう命じた。同盟軍は貨物船が脱出する時間を稼ぐため、応戦したがAT-ATに歯が立たず遂にシールドを破壊されてしまう。ファルコンを修理しているソロとチューバッカはレイアと3POを乗せ基地から脱出するのだった。ルークは地上攻撃が終了後Xウィングに乗りR2-D2を伴って惑星ダゴバへ向かうのだった・・・
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
- ルーク・スカイウォーカー:マーク・ハミル
- ハン・ソロ:ハリソン・フォード
- レイア・オーガナ:キャリー・フィッシャー
- ダース・ベイダー:デイヴィッド・プラウズ(演技)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(声)
- C-3PO:アンソニー・ダニエルズ
- R2-D2:ケニー・ベイカー
- ヨーダ:フランク・オズ
- ランド・カルリシアン:ビリー・ディー・ウィリアムズ
- ボバ・フェット:ジェレミー・ブロック(演技)、ジェイソン・ウィングリーン(公開版の声)テムエラ・モリソン(DVD版の声)
- ピエット提督:ケネス・コーリー
- マキシミリアン・ヴィアーズ:ジュリアン・グローヴァー
- 皇帝パルパティーン:クライヴ・レヴィル(公開版の声)イアン・マクダーミド(DVD版)
- 公開時の皇帝は無名の役者にレヴィルの声をあてたものだったが、DVD化の際にエピソード6、1、2、3でパルパティーンを演じたマクダーミドで撮影しなおして、シリーズ全体の整合性を図った。
他
[編集] 日本語吹替
※製作順
[編集] トリビア
この映画は全世界で興行収入570億円という大ヒットとなったが、その裏にはこんなエピソードがある。
クライマックスシーンで、ダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーに言うセリフ"I am your father."(私がお前の父親だ)が出演者・製作スタッフ方面から映画公開前に漏れるのを防ぐため、ルーカスは撮影の時、ダース・ベイダー役に本来のセリフとは全く別のセリフを言わせ、完成直前にアフレコで"I am your father."のセリフに差し替えるという前代未聞のネタバレ防止策をとった。これはダース・ベイダーが覆面をしているキャラクターだからこそ出来た裏技である。
ちなみに、撮影時のダース・ベイダーのセリフは"Obi-wan in death!"(父親を殺したのはオビ=ワンだ)だった(「新三部作」が製作された後に考えてみれば、確かにオビ=ワンがアナキンを溶岩の前で動けなくし、全身が焼かれている彼に背を向けて無言で立ち去ったのだから、完全に間違った事は言っていないとも言える)。
しかしながら、この事にベイダーのセリフを言わされた俳優、デヴィッド・プラウズは不満であったとの事。 (彼は試写会で本当のセリフを聞き、椅子から滑り落ちるほど驚いたそうである)
[編集] 外部リンク
スター・ウォーズ シリーズ| |
映画 |
エピソード1 / ファントム・メナス | エピソード2 / クローンの攻撃 | エピソード3 / シスの復讐 エピソード4 / 新たなる希望 | エピソード5 / 帝国の逆襲 | エピソード6 / ジェダイの帰還 |
テレビドラマ |
ホリデー・スペシャル |
アニメ |
クローン大戦 | イウォーク物語 | ドロイドの大冒険 |
ゲーム |
バトルフロント | バトルフロントII |
関連項目一覧 |
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