セオデン
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セオデン(Théoden、第三紀2948年 - 第三紀3019年3月15日)はJ・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語]』の登場人物。 第三紀最後のローハンの王。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ピーター・ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』での映画化
セオデンは、勇猛で統率力に優れたローハンの王であったが、サルマンに付き従う蛇の舌グリマを側近としてからは、その術によって心身ともに衰弱させられ、蛇の舌の傀儡に成り下がってしまい、かれに政権を握られたまま姪のエオウィンに看病されて過ごす毎日を送ることになる。しかし、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人を引き連れた白のガンダルフがエドラスを訪れ、セオデンを支配しているサルマンの魂を魔法によって追い出したことにより、かれはついに呪縛から解放され、かつての威厳を取り戻した。復活したかれは、蛇の舌を都から追放し、サルマンの攻撃に備えるために国民とともにヘルム峡谷の角笛城に難を避け、アラゴルンたちとともにヘルムの戦に勝利する。やがて、サウロンによるゴンドールへの攻撃が始まると、六千の兵を率いて救援に駆けつけ、オークの軍団といわゆるペレンノール野の合戦を繰り広げる。ローハン軍は善戦するも、途中で現れたハラドリムの軍団に苦戦を強いられ、セオデンも突如現れたアングマールの魔王の急襲により致命傷を負ってしまう。魔王がとどめを刺そうとしたところにエオウィンが登場し、メリーとともに魔王を倒す。そしてアラゴルンに率いられた死者の軍団により形勢は逆転し、戦は勝利に終わる。セオデンは、軍の勝利を見届けると、エオウィンに看取られて静かにこの世を去った。
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