テレビ朝日火曜時代劇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テレビ朝日火曜時代劇(テレビあさひかようじだいげき)は、2006年4月~テレビ朝日の火曜19:00~19:54(JST)の枠に設けられた時代劇の専門放送枠。同局の月曜時代劇の移動により開始された。
※便宜上「テレビ朝日火曜時代劇」としたが、正式な枠名は「火曜時代劇」である。
目次 |
[編集] 概要
テレビ朝日の時代劇枠は、1999年4月から2001年9月の間、木曜19時台に設けられていた(それ以前は土曜20時台。かつては別に木曜20時台にも時代劇枠が設けられていたが1998年12月に廃枠)。2001年10月から月曜19時台に移動した(これは20時台にTBSで放送されている「水戸黄門」の視聴者層を取り込む狙いがあると考えられる)。当初、安定していた視聴率は2005年4月フジテレビが「ネプリーグ」をスタートしたことにより視聴率が低迷。そのため2006年4月からは火曜19時台のバラエティ枠と交換となり、この時代劇枠は火曜19時に移行した。(枠移動後の第1作は「名奉行! 大岡越前」第2シリーズ)なお、枠移動後の月曜19時枠は「月バラ!」となる。
テレビ朝日と東映との強いラインを生かし、中断期を挟まずに時代劇を放送。フジテレビの火曜時代劇が廃枠された2004年4月~2006年9月までは、キー局民放唯一のレギュラー時代劇枠となった(TBSの「ナショナル劇場」は現代劇も放送するようになったため)が、2006年10月よりテレビ東京の金曜20時台にて時代劇枠「セガサミーシアター」を設けるため、キー局民放のレギュラー時代劇枠は2本となる。作品は原則として1クール単位の制作となっている。かつての時代劇の名作のリメイクも制作されている。
なおテレビ朝日は2007年2月1日、日本教育テレビ(NETテレビ。現在のテレビ朝日)として開局した1959年2月から48年続いたレギュラーの時代劇枠を同年9月限りで終了すると表明。以後は二時間枠の時代劇を年6本程度制作、放映する見込み。
[編集] 放送された作品
特筆しない作品は1クールの放送である。
2006年4月~7月
- 名奉行! 大岡越前 (第2シリーズ)
2006年7月~9月
2006年10月~12月
- 太閤記~天下を獲った男・秀吉(初回10月31日と最終回12月12日は2時間スペシャルで放送。)
2007年1月~3月
2007年4月~6月
- 八州廻り桑山十兵衛~捕物控ぶらり旅(実際は5月1日~の放送。)
[編集] ネット局の扱い
2006年9月までは以下の扱いだった。10月からは「月バラ」枠がこの扱いの対象となっている。
広島ホームテレビでは、毎月最終火曜日に自社制作のローカル情報番組「ひろしま菜'S」を放送するため、最終火曜日のみその週の土曜日の16:00~16:54に時差ネットで放送され、「ひろしま菜'S」はスポンサーが異なるため(JAグループ広島)、時差ネットでもスポンサードネットとなっていた。
また、北陸朝日放送も月1回、自社制作のローカル番組「Doki Doki てれび」「HAB健康の館」を放送するため、その週の放送は後日放送された。
[編集] 関連項目
- 月曜時代劇(本枠の前身・2001年10月~2006年3月)
- テレビ朝日木曜時代劇(19時)(本枠の前々身・1999年4月~2001年9月)
- テレビ朝日土曜時代劇(本枠の更なる前身・1976年ごろ~1999年3月)
- テレビ朝日木曜時代劇(20時)(現在は廃枠)