パロアルト研究所
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パロアルト研究所 (Palo Alto Research Center : parc)は、アメリカ合衆国にある研究施設。 複写機大手の米ゼロックス(XEROX)社が1970年に、カリフォルニア州パロアルトに開設する。 アーキテクチャー・オブ・インフォーメーションの創出を目標とした。 コンピューターサイエンス方面での影響力が大きく、Smalltalk、イーサネット、レーザープリンタ などの発明が行われた。デバイス領域では半導体レーザーや電子ペーパーの研究を行う。 開放的な気風であったといわれる。
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[編集] 沿革
- 公式な開設は、1970年7月1日。当初の所在地はポーター・ドライブ 3180。
- 1972年、 Smalltalk の最初のバージョンが利用可能になる。
- 1973年、 Alto が動作する。
- 1973年8月、コヨーテ・ヒル通り 3333 の施工を開始。広さは10万平方フィート。
- 1975年2月、コヨーテ・ヒル通り 3333 が竣工。3月1日付けで開設。
- 1978年、研究員がワームを発明する。
- 1979年、スティーブ・ジョブズが見学に訪れる。
- 1982年、コヨーテ・ヒル通り 3333 で10万平方フィートの拡張が完了。
- 2002年1月4日、 Xerox Palo Alto Research Center から Palo Alto Research Center Incorporated へと名称を変え、独立した会社組織となった。
[編集] 関連する有名人
- ダイナブック構想 Smalltalk開発
- イーサネットの発明者
- チャールズ・ゲシキ、ジョン・ワーノック
- ページ記述言語インタープレス開発。PARCを離れてAdobeを設立
- Altoの開発
- ほぼ同時期にPARCを訪問し、それぞれMacintosh、Windowsを生むこととなる。