ヒマワリ
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ヒマワリ | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Helianthus annuus | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
向日葵 | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Sunflower |
ヒマワリ(向日葵)はキク科の一年草。原産地は北アメリカ。高さ2mくらいまで成長し、かなり大きな黄色の花を咲かせる。ヒマワリは夏の季語。花言葉は「あなただけを見つめている」など。
名前の由来は、太陽の動きにつれて、その方向を追うように花が回るといわれたことから。ただし、この動きは成長に伴うものであるため、実際に太陽を追って動くのは成長が盛んな若い時期だけである。若いヒマワリの茎の上部の葉は太陽に正対するように動き、朝には東を向いていたのが夕方には西を向く。日没後はまもなく起きあがり、夜明け前にはふたたび東に向く。この運動はつぼみを付ける頃まで続くが、つぼみが大きくなり花が開く頃には成長が止まるため動かなくなる。その過程で日中の西への動きがだんだん小さくなるにもかかわらず夜間に東へ戻る動きは変わらないため、完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動かない。なお、これは茎頂に一つだけ花をつける品種が遮るもののない日光を受けた場合のことであり、多数の花をつけるものや日光を遮るものがある場所では必ずしもこうはならない。
一般に花と呼ばれる部分は正しくは頭状花と呼ばれる花が集まったもの(花序)で、キク科の植物に見られる特徴である。外輪に黄色い花びらをつけた花を舌状花、内側の花びらがない花を筒状花と区別して呼ぶ場合がある。
種は長楕円形で、長軸方向に黒と白の縞模様がある。煎って食用とすることができる。また、ペット(ハムスターなど)の餌に利用される。
種は絞ってヒマワリ油としても利用される。ヒマワリ油は多価不飽和脂肪酸が多い。
乾燥した種子を用いる生薬名は、向日葵子(ひゅうがあおいし)。
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[編集] 歴史
ヒマワリの原産地は北アメリカ大陸西部であると考えられている。既に紀元前からインディアンの食用作物として重要な位置を占めていた。1510年、スペイン人がヒマワリの種を持ち帰り、マドリード植物園で栽培を開始した。マドリード植物園はダリアやコスモスが最初に栽培されたことでも有名である。
ヒマワリがスペイン国外に持ち出されるまで100年近くを要し、ようやく17世紀に至り、フランス、次にロシアに伝わった。当初は鑑賞植物として、またはコーヒーの代用品としても利用された。日本には早くも17世紀に伝来している。
[編集] 生産
OIL WORLD誌の統計によると、ヒマワリの種子生産量は、2004/5年時点、油料用植物として大豆(21602万トン)、ナタネ(4617万トン)、綿実(4535万トン)に次ぐ、生産量(2638万トン)を誇る。
また、2004/5年時点の植物油生産量は、パーム油(33328千トン)、大豆油(32857千トン)、ナタネ油(15734千トン)、ヒマワリ油(9399千トン)、ゴマ油(821千トン)である。ヒマワリの生産地域はロシア周辺のヨーロッパに偏っている。5割強がヨーロッパ州に集中しており、アジア州と南アメリカ州がそれぞれ2割弱を生産している。
- アルゼンチン - 375万トン(16.1%)
- ロシア - 480万トン(15.1%)
- ウクライナ - 320万トン(13.7%)
- 中国 - 175万トン(8.0%)
- フランス - 146万トン(6.4%)
- アメリカ - 113万トン(4.8%)
ヒマワリの種は食用油を抽出するだけでなくそのまま食用としても利用されている。
ヒマワリを題材にした作品などについてはヒマワリ (曖昧さ回避)を参照のこと。
[編集] 参考文献
- 瀧本敦 『ヒマワリはなぜ東を向くか』 中公新書798、1986年
[編集] 関連記事
[編集] 外部リンク
- 社団法人日本植物油協会 社団法人日本植物油協会のホームページ
- National Sunflower Association 米国ヒマワリ協会のホームページ
- InternNational Sunflower Association 国際ヒマワリ協会のホームページ