ピーター・ノートン
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ピーター・ノートン(Peter Norton、1943年11月14日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州出身の元プログラマー、美術商。
1943年、ワシントン州アバディーンに生まれる。1965年、オレゴン州ポートランドのリード大学 (Reed College) を卒業。
1980年代に自らピーター・ノートン・コンピューティング社を設立、コンピュータメンテナンスソフトウェア「Norton Utilities」(ノートン・ユーティリティーズ)をはじめとするソフトウェアを開発、発売してきた。特にノートン・ユーティリティーズは、MS-DOSやMacintoshで、フロッピーディスクやハードディスクドライブ上の誤って削除されたファイルの復活を始めとするファイルシステムのメンテナンスを行えることから世界中で大ヒットとなった。このことから、コンピュータのメンテナンスを任せられる存在として「ノートン先生」と呼ばれることがある(現在では「Norton Antivirus」(ノートン・アンチウイルス)のことを指していうことが多い)。また、コンピュータ解説書も数多く執筆している。
1990年に自身の会社と開発販売してきたソフトウェアの一切の権利をシマンテック社に売却、現在はソフトウェア開発から引退し、会社の売却益を元手に現代美術専門の美術商・コレクターとして生活している。
シマンテックへの売却以後も、「Norton AntiVirus」「Norton Internet Security」(ノートン・インターネットセキュリティ)「Norton System Works」(ノートン・システムワークス)「Norton AntiSpam」(ノートン・アンチスパム)など、シマンテックの個人向けコンピュータメンテナンス/セキュリティソフトウェア群には、「ノートン」 (Norton) の名前が冠されており、また、2000年版までは商品パッケージにピーター・ノートンの写真が載っていた。
美術商になった後、妻であるアイリーン・ハリス‐ノートン(Eileen Harris-Norton)とともに、ノートン・ファミリー財団(Norton Family Foundation)を設立した。
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