ファレノプシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
性別 | 牝 |
---|---|
毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1995年4月4日 |
死没 | - |
父 | ブライアンズタイム |
母 | キャットクイル |
生産 | マエコウファーム |
生国 | 日本(北海道新冠町) |
馬主 | (有)ノースヒルズマネジメント |
調教師 | 濱田光正(栗東) |
競走成績 | 16戦7勝 |
獲得賞金 | 4億6651万円 |
ファレノプシスは日本の競走馬。桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯を制した。父はブライアンズタイム、母キャットクイルは名牝パシフィカスの半妹で、ナリタブライアンやビワハヤヒデなどは従兄となる。半弟には米GIIピーターパンステークスの優勝馬サンデーブレイクが居る。馬名のファレノプシス(Phalaenopsis)とは胡蝶蘭の学名。
[編集] 戦績
デビューからしばらく石山繁が騎乗していたが、チューリップ賞の敗戦を機に武豊に乗り替わって桜花賞を制する。しかし続く優駿牝馬では距離のためかエリモエクセルの3着に敗れた。
秋初戦のローズステークスを勝利、この勝利の数十分前には従兄ナリタブライアンの訃報が飛び込んで来ており、捧げる勝利となった。 そして続く秋華賞を勝利した。このレースの2着には13番人気のナリタルナパークが入り大波乱を演出した。これらの活躍で、1998年のJRA賞で最優秀4歳牝馬を受賞する。
その後は精彩を欠くが、1999年の札幌記念ではクラシック二冠馬セイウンスカイの首差で2着に入る走りを見せる。そして2000年、引退レースに選んだエリザベス女王杯で松永幹夫を背に、トゥザヴィクトリー、フサイチエアデールらを内から差し切り、牝馬二冠馬の意地を見せつけ、2年ぶりの勝利を挙げた。同年、最優秀5歳以上牝馬を受賞。繁殖入りした。
[編集] 年度別成績
- 1997年(2戦2勝)
- 1998年(6戦4勝) 最優秀4歳牝馬
- 桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、ローズステークス(GII)、エルフィンステークス(OP)、
- 1999年(5戦0勝)
- 2000年(3戦1勝) 最優秀5歳以上牝馬
- エリザベス女王杯(GI)
ファレノプシスの血統 (ヘイルトゥリーズン系/アウトクロス) | |||
父
*ブライアンズタイム Brian's Time 1985 黒鹿毛 アメリカ |
Roberto 1969 鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to |
Nothirdchance | |||
Bramalea | Nashua | ||
Rarelea | |||
Kelley's Day 1977 鹿毛 |
Graustark | Ribot | |
Flower Bowl | |||
Golden Trail | Hasty Road | ||
Sunny Vale | |||
母
*キャットクイル Catequil 1990 鹿毛 カナダ |
Storm Cat 1983 黒鹿毛 |
Storm Bird | Northern Dancer |
South Ocean | |||
Terlingua | Secretariat | ||
Crimson Saint | |||
Pacific Princess 1973 鹿毛 |
Damascus | Sword Dancer | |
Kerala | |||
Fiji | Acropolis | ||
Riffi F-No.13-a |
[編集] 近親
- 半弟:サンデーブレイク - ピーターパンステークス(米GII)
- 従兄:ビワハヤヒデ - 菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念
- 従兄:ナリタブライアン - 朝日杯3歳ステークス、皐月賞、東京優駿、菊花賞、有馬記念
- 従弟:ビワタケヒデ - ラジオたんぱ賞
カテゴリ: 1995年生 (競走馬) | サラブレッド | 日本生産の競走馬 | 日本調教の競走馬