ヘルシンキオリンピック

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第15回ヘルシンキオリンピック


参加国・地域	69
参加人数	5429
実施種目	18競技149種目
開会式	1952年 7月19日
閉会式	1952年 8月3日
開会宣言	ユホ・クスティ・パーシキヴィ
選手宣誓	ヘイッキ・サヴォライネン
聖火ランナー	パーヴォ・ヌルミ、ハンネス・コーレマイネン

ヘルシンキオリンピック（Games of the XV Olympiad、HELSINKI 1952 Olympic Games、HELSINKI 1952）は、1952年 7月19日から8月3日まで、フィンランドのヘルシンキで行われた夏季オリンピックである。

[編集] ハイライト

パーヴォ・ヌルミによる聖火着火

フィンランドの英雄パーヴォ・ヌルミとハンネス・コーレマイネンによって聖火が届けられ、同国民が歓喜した。
日本が第二次世界大戦後としては初の夏季オリンピックの参加（16年ぶり）。
ソ連が大会初参加。金メダル第1号は陸上競技女子円盤投げのニーナ・ロマシェコワであった。
馬術が軍人以外の男子と女子の参加が認められ、デンマークのリス・ハーテルが同競技初の女子金メダリストになった。
チェコスロヴァキアのエミール・ザトペックが、陸上競技長距離種目（5,000メートル、10,000メートル、マラソン）で3つの金メダルを獲得
ヨーロッパの小国ルクセンブルグのヨシー・バルテルが、陸上競技男子1500メートルで優勝したことにより大番狂わせを演じた。

[編集] 実施競技

[編集] 各国の獲得メダル

ヘルシンキオリンピック国・地域別メダル受賞数（最終成績）
位	国・地域	金	銀	銅	計
1	アメリカ合衆国	40	19	17	76
2	ソビエト連邦	22	30	19	71
3	ハンガリー	16	10	16	42
4	スウェーデン	12	13	10	35
5	イタリア	8	9	4	21
6	チェコスロバキア	7	3	3	13
7	フランス	6	6	6	18
8	フィンランド	6	3	13	22
9	オーストラリア	6	2	3	11
10	ノルウェー	3	2	0	5
詳細はメダル受賞数一覧を参照。

[編集] 主なメダリスト

金メダル
- エミール・ザトペック（チェコスロバキア、陸上競技男子5000m）
- エミール・ザトペック（チェコスロバキア、陸上競技男子10000m）
- エミール・ザトペック（チェコスロバキア、陸上競技男子マラソン）
- ハリソン・ディラード（アメリカ、陸上競技男子110mハードル）
- ロバート・リチャーズ（アメリカ、陸上競技男子棒高跳び）
- ロバート・マサイアス（アメリカ、陸上競技男子十種競技）
- シェリー・ド・ラハンティ（オーストラリア、陸上競技女子80mハードル）
- パトリシア・マコーミック（アメリカ、飛び込み女子3m飛板飛び込み）
- パトリシア・マコーミック（アメリカ、飛び込み女子10m高飛び込み）
- ハンガリー（フェンシング男子サーブル団体）
- ラルス・ハル（スウェーデン、近代五種競技男子個人）
- ゲルト・フレドリクソン（スウェーデン、カヌー男子カヤックシングル1000m）
- フランク・ヘブンス（アメリカ、カヌー男子カナディアンシングル10000m）
銀メダル
- アラン・ミムン（フランス、陸上競技男子5000m）
- アラン・ミムン（フランス、陸上競技男子10000m）
- L. ハルテル（デンマーク、馬術馬場馬術個人）
- アラダー・ゲレビッチ（ハンガリー、フェンシング男子サーブル個人）
- イローナ・エリク（ハンガリー、フェンシング女子フルーレ個人）
- ゲルト・フレドリクソン（スウェーデン、カヌー男子カヤックシングル10000m）
銅メダル
- シェリー・ド・ラハンティ（オーストラリア、陸上競技女子100m）
- ケン・リッチモンド（イギリス、レスリングフリースタイル）
- ハンガリー（フェンシング男子フルーレ団体）

[編集] 日本選手メダリスト

金メダル
- 石井庄八（レスリングフリースタイルバンタム級）
銀メダル
- 鈴木弘（競泳男子100m自由形）
- 橋爪四郎（競泳男子1500m自由形）
- 鈴木弘・浜口喜博・後藤暢・谷川禎次郎（競泳男子800m自由形リレー）
- 上迫忠夫（体操男子徒手）
- 竹本正男（体操男子跳馬）
- 北野祐秀（レスリングフリースタイルフライ級）
銅メダル
- 上迫忠夫（体操男子跳馬）
- 小野喬（体操男子跳馬）