ホンダ・ストリーム
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ホンダ・ストリーム(STREAM)とは、
- 本田技研工業が製造・販売している普通乗用車。→ホンダ・ストリーム#乗用車を参照
- 本田技研工業が以前に製造・販売していた三輪式の50ccスクーター。→ホンダ・ストリーム#三輪スクーターを参照
目次 |
[編集] 乗用車
ホンダ・ストリーム | |
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ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
初代 | |
前期型 | |
後期型 | |
製造期間 | 2000年 – 2006年 |
全長 | 4550mm |
全幅 | 1695mm |
全高 | 1595mm - 1605mm |
乗車定員 | 7人 |
車両重量 | 1310kg - 1460kg |
車台が共通の車種 | シビック |
同クラスの車種 | トヨタ・ウィッシュ トヨタ・ガイア 日産・リバティ マツダ・プレマシー 三菱・ディオン |
2代目 | |
製造期間 | 2006年 – |
全長 | 4570mm |
全幅 | 1695mm |
全高 | 1545mm |
乗車定員 | 7人 |
車両重量 | 1370kg |
車台が共通の車種 | クロスロード |
同クラスの車種 | トヨタ・ウィッシュ トヨタ・アイシス 日産・ラフェスタ マツダ・プレマシー |
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[編集] 概要
ストリームは、本田技研工業が製造しているミニバン型乗用車である。
シビックのプラットフォームを用いて開発された5ナンバーサイズ、3列シート7人乗りのワゴンタイプのミニバンでミニバンらしくないスポーティさをウリにしており、シビックとともに2000-2001年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
スライドドアは採用せず、後席ドアも前席ドアと同じ前ヒンジドアになっており、同社で生産されている兄貴分のオデッセイを小型化したようなスタイルだったため「小オデッセイ=(コデッセイ)」とも呼ばれていた。
ストリームの後にほぼ同サイズ、よく似たデザインとコンセプトで登場したトヨタのウィッシュが最大のライバルとされている。
[編集] 歴史
[編集] 初代(2000年-2006年)
- 2000年10月登場。2000ccには、新開発のK20A型・直4DOHCi-VTEC(154ps・マイナーチェンジ後は156ps)を搭載し、1700ccにはシビックに搭載されているD17A型(130ps)を搭載した。また、ATは2リットルがSマチック付きの5速AT、1.7リットルが4ATとなる。横置き直4エンジンと5ATの組み合わせは世界初であった。発売当初からウィッシュ登場までは、当時ライバルであったトヨタ・イプサムが3ナンバーサイズへ移行するフルモデルチェンジを施工してしまい、トヨタが失った設計の新しい5ナンバーステーションワゴン型ミニバン枠の需要を一気にストリームが汲み取ったこともあり、絶大な人気を誇った。
- 発売から10カ月で累計販売台数は10万台を越え、ホンダの登録車としては『ステップワゴン』を抜く最短記録を達成。ストリーム・フィットと合わせ、トヨタに「ホンダ、手強し。」と言わせたほどであった。しかし、2003年1月にトヨタからストリームを強くライバル視したウィッシュが登場すると、売れ行きは下降線をたどり、その後のマイナーチェンジへと続いていく。
- 2003年に大幅なマイナーチェンジでライトも「優しい目」から最近のホンダお得意の「鋭い目」に変更され、スポーツモデルの「アブソルート」を追加発売。2000ccモデルには新開発のK20B型・直4DOHCi-VTECエンジンにホンダ初採用の直噴(156ps)を搭載した。しかし、外観の意匠変更は大規模だったが4灯式ヘッドライトなどを採用したフロントマスクはウィッシュを意識しているかのようであった。
- 初代ストリームは、ドイツ、フランス、イギリス等のEU諸国、タイ、インドネシアでも販売された。
- ストリームのシャシーは、グローバルコンパクトシャシーと呼ばれ、インテグラTypeR(DC5)、シビックTypeR(EP3)と共用化されたことにより、ミニバンとしてはシャシー性能が非常に高い(当然、DC5/EP3はこのシャシーにさらに補強を施している)。
- 初代ストリームは、インテグラTypeR(DC5)、シビックTypeR(EP3)と共用設計のため、元々、共通部品が多く、チューニングパーツの流用が利くという点はチューニング好きには面白い。
- 岩手県の「レフィルスピード」がインテグラTypeRのエンジン、ブレーキシステム等を移植したストリームを製作。また、「HKS九州サービス」はストリームターボを製作している。
- 無限は、2000年の東京オートサロンへ「M6 RACING」なるコンセプトモデルを出展。東京カスタムカーコンテストコンプリートカー部門で優秀賞を受賞。バケットシート6脚を装備しレースカーをイメージした車に仕立て上げている。市販向けには「M7 SPORT」を提案し、エアロパーツなどをリリースしている。
- エアロパーツをリリースしたメーカーも30社を超えている。
- 2007年になってからも、ホンダ系チューニングパーツメーカーのJ's RACINGから強化パーツがリリースされている。
[編集] 2代目(2006年-)
- 2006年7月13日にフルモデルチェンジ。スポーツグレードのRSZが新登場。ロゴが「Stream」からすべて大文字の「STREAM」に変更された。5ナンバー枠いっぱいに収め、車高をオデッセイと同じように立体駐車場に入れるよう低く、スタイリッシュなデザインになった。エンジンは、2000ccと1800ccのSOHC i-VTECが用意され、それぞれ150psと140psの馬力を発生。また2000cc車はCVTを採用している。
- 2000cc車のエンジンは、初代ストリームがK20Aを搭載していたが、2代目はロングストローク化されたR20Aを搭載。初代のK20Aに比べ、ロングストロークタイプのエンジンとなり、燃費重視の低回転型のエンジンとなっている。レッドゾーンは6500rpmから(初代は、6800rpmから)。
- 強靭なシャーシとミニバンらしからぬクイックなステアリング特性、RSZ以外のグレードでも低回転で余裕あるトルクを発するエンジンの組み合わせにより、7シーターとしては驚異的な運動性能を持っている。唯一、ストレート式ATセレクターのみが惜しまれる点と言える。
- RSZはステアリングにパドルシフトを備えており、マニュアル感覚の操作を行うことが出来る。マニュアル・モードでも、レッドゾーンに達すると自動的にシフトアップする機能がついている(初代はレッドゾーンまでまわすことが出来た)。パドルシフトはステアリングと連動して回転するものであり、スバル・レガシィのようにステアリングコラム側に固定したものではない。また、ダウンシフトブリッピングコントロールも装備されていない。
- 無限からはThe Coupe,The Sedanの提案がされているものの、初代と比べチューニングメーカーからのパーツリリースが少ないことは否めない。
- 初代ストリーム向けのパーツをリリースしていたホンダ系のパーツ提供ブランドであるDOOVは撤退しており、ホンダ系のパーツブランドであるチーム国光からもパーツリリースがなく、ディーラーで購入可能なパーツの選択肢が無い(2007年1月時点)。
- 社団法人 日本自動車販売協会連合会発表の新車乗用車販売台数によると、2006年12月の販売台数は4504台、2007年1月の販売台数は3500台。発売から4年経過したモデル末期のトヨタ ウィッシュの12月の販売台数は4033台、2007年1月の販売台数は4411台であり、ストリームの販売台数の落ち込みが目立つ。10カ月で10万台を売った初代発売時ほどの人気は無い。
- 他のホンダ車と比較して、ドアの開き方が大きく(2段目のノッチで80cm以上開く。他ホンダ車は70cm程度)、狭い駐車場では隣の車にドアをぶつける危険性が高いので、ドアの開閉には注意が必要。ドアのノッチを改造すれば改善されるが、個人で改造した場合、メーカーの保証対象外になるので要注意。
[編集] CM
[編集] キャッチコピー
- 初代
- 「7days 7seater」(前期型)
- 「Sail in the air!」(前期型・特別仕様車スタイルS)
- 「ミニバン進化形」(前期型)
- 「新しい流れに、乗ろう。」(前期型)
- 「ポリシーは、あるか。」(後期型)
- 「流線スポーティ・ミニバン」(後期型)
- 2代目
- 「FORM CLIMAX」(前期型)
- 「2人の7Seater」(前期型)
[編集] CMソング
- 初代
- 「ライオンは寝ている」:トークンズのカヴァー曲(前期型)
- CMオリジナル曲(後期型)
- 「青春に乾杯」:ミッシェル・デルペッシュ(後期型)
- 2代目
- 「UN ROCK STAR」:ORANGE RANGE(前期型)
- 「ピーター・ガン」のテーマ:ヘンリー・マンシーニのカヴァー曲(前期型)
- この曲は過去にマツダ・カペラセダン(7代目)・いすゞ・ジェミニ(3代目)のCMでも使われた。
[編集] 外部リンク
[編集] 三輪スクーター
[編集] 概要
ストリームは、1981年に発表された、空冷・2サイクル50ccエンジン搭載の三輪スクーター(スリーター)である。発表当時、「近未来的」とも評された個性的なデザインが採用されていた。車体のフロントカウルにはトランクルームが設けられており、バックレストつきの大型シートは3段階に調節が可能というものであった。
[編集] 主要諸元
- 型式: ホンダ・TB07
- エンジン: 空冷2サイクル単気筒
- 総排気量: 49cc
- 最高出力: 3.8PS / 6,500rpm
- 最大トルク: 0.46kgm / 5,500rpm
- 点火方式: CDI
- 始動方式: セル・キック併用
- 乾燥重量: 79kg
- メインフレーム形式: 低床バックボーン
- サスペンション(前): ボトムリンク
- サスペンション(後): ユニットスイング
- タイヤサイズ(前・後): 3.00-8
- メーカー希望小売価格(当時): 198,000円
[編集] 外部リンク
[編集] 車名の由来
Stream 英語で「流れ」の意味。
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