ミッキー安川
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ミッキー安川(-やすかわ、本名:安川 実(やすかわ みのる)、1933年2月10日 - )は、神奈川県横浜市出身のタレント。
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[編集] 来歴
横浜市中区本牧出身。父親は漁師で、房総半島で代々漁師を営んでいた家だったという(本人談)。横浜高等学校を経て、単身渡米。人種差別が色濃く残る南部地方の大学を転々とし、研鑽を積む。体格が大きく(180cm を超える)、外人相手に喧嘩に明け暮れた。帰国後は貿易商社勤務を経て、日劇ミュージックホールでコメディアンとして活動を始める。1959年、映画『花嫁さんは世界一』で俳優デビュー。以後、海外で得た豊富な活動を生かして、俳優や司会などを始めとするタレント活動を行う他、東急東横線綱島駅駅前に「ミッキーラーメン」を開業(現在は閉店、その後同じ敷地に「Matty's」というバーを開店)するなど、実業家の一面も見せる。
東京12チャンネル(現・テレビ東京)の「TVフォーカス」では、事件の現場へすぐさま直行し取材する名物リポーターとしても活躍。同局の番組では、「ローラーゲーム」の東京ボンバースの実況やゴルフ番組の解説を担当。日本テレビの「ルックルックこんにちは」や放送開始当初の「朝まで生テレビ」のゲストコメンテーターとしても活躍した。個人的な取材としては、アメリカに訪問で、西洋人はウンコとオシッコをそれぞれ別にやるかどうかという話題があり、それならというので彼自身がウンコとオシッコを同時にしたとかいう逸話もあった(あくまで噂なので真相は不明)。
取材のミッキーとして有名な逸話が二つある。一つはヤミ金融の杉山グループ会長杉山治夫が、ワイドショーのインタビューで詰め寄ったミッキーに対し、「金が欲しいのか、金が欲しいんだろう!」と札束を投げつけたシーンはあまりに有名。また、ロス疑惑でお茶の間を沸かせた三浦和義に執拗にインタビューをして、激怒した三浦氏からバケツで水を掛けられるという珍事もあった。ロス疑惑時に三浦和義への誹謗を繰り返したため、後に氏から「馬鹿の最たる者」と評された。
現在ではアール・エフ・ラジオ日本(ミッキー安川の「勝負」シリーズ)『ミッキー安川の毎日が勝負』『-ずばり勝負』『-朝まで勝負』で、毎回、政治家や評論家相手に、歯に衣着せぬ物言いで、政治から思想・経済観まで、彼の独自の経験から縦横無尽に語る事で知られる。親友の石原慎太郎が以前語ったところでは、人の話を聞かず口は悪いが、人情家で性格は悪くないという。
2006年10月7日(土)から、BS朝日で「ミッキー安川の真剣勝負」がスタート(約30分のテレビ番組)。最初のゲストは平沢勝栄、2回目のゲストは宮崎正弘(予定)。
好きな食べ物は、「焼肉とオージービーフの缶詰」である。狂牛病で世間が騒いでいた時、あえて番組内で、横浜中華街の焼き肉店の店主と電話会談して、「全く大丈夫だよなー、俺なんか牛肉食わないと、生きている気がしねーもん。じゃんじゃん食って元気出さねーとな。」と牛肉店を徹底弁護した。
2006年12月から、一ヶ月だけ、毎週水曜日の21時30分から、「ミッキー安川のヨコハマ今昔」が放送中。 最近の「ズバリ勝負」、及び「朝まで勝負」では、ミッキーのそばにいるアシスタントが、相次いで移り変わる傾向がある。これは、ミッキーによると、「おれの番組に出ると、みんな結婚して、妊娠しちゃうんだね」と言っていた。
2007年2月10日(土)の「ミッキー安川の朝まで勝負」の冒頭で、「今日はあたしの誕生日なんだよ。さっき、歌手のみんなとパーティーやってもらってさ。」と言っていた。ところが、歌手の一人が遅刻して、「なんだよ、あんたお菓子持ってきてないのかよー。俺の誕生日、知ってるだろ」と冗談(非難)を言っていた。
2006年頃から、夜の「朝まで勝負」の番組で、「昼間の番組が終わったら、千葉県の白子温泉まで行ってきてさー」と言うことが多くなった。健康対策のために、「ズバリ勝負」が終わった直後から、千葉の温泉に行き、「朝まで勝負」までに車で戻ってくるのが、習慣になっているらしい。
夜の「朝まで勝負」の冒頭は、国歌の「君が代」斉唱で始まるが、ゲストの政治家の中には「起立するのは良いが、私は歌いたくない」と斉唱を拒否するゲストが何人かいた(菅直人など)。このような場合、ミッキーは番組の中でも非難したが、それ以降、何かにつけて実名を挙げて非難する。
ラジオ番組の中では、いつも怒ってばっかりの印象であるが、涙もろい傾向がある。夜の番組では、「今の日本、情けないよなー」と言って、思わず涙を流すことが何回かあった。そういう時は、アシスタントの女性を中心に番組が進められる。
ラジオ「ミッキーの勝負」シリーズでは、コマーシャルが終わって番組に入る時、「さ、行きましょ。」と言うのが口癖。また、ファックスをアシスタントの女性に読ませる時は、いつも「はい、次」と言う。
基本的に、ゲスト出演の依頼は、全てミッキーが行っている。「そうじゃないと、誠意が伝わらないんだよ。それに、俺の番組は、前日に出てくれないかって依頼する事があるから、俺が頼まないと出てくれないんだよ。」と言った事がある。
ラジオ日本のミッキー安川の「ずばり勝負」と「朝まで勝負」に出演する常連のゲストは、次の通り。 南丘喜八郎(雑誌「月刊日本」の主幹)、平沢勝栄(自民党)、上田清司(埼玉県知事)、中田宏(横浜市長)、田中慶州(元・民主党)、松野頼三(故人)、宮崎正弘(国際評論家)、三宅久之(評論家。昼間は、同じ時間に他局のラジオ番組を持っているため、最近は滅多に出演しない。)、高木勝(明大)。
どうしてもゲスト出演に困ったときは、基本的には南丘喜八郎に出演を依頼することになっている。「南丘さんは元ラジオ日本の社員だし、ゲストに困ったときは、あんたに頼んじゃうんだよね。あんたは声がいいから、人気あってさ。」と言ったことがある。
2007年3月17日(土)の「朝まで勝負」(ゲストは宮崎正弘)で、「どうせ死ぬならピンコロがいいよな。ピンピンしていて、突然コロッって死んじまうのがさ。この言葉、埼玉知事の上田清司から教えてもらったんだ。」と言っていた。
2007年度で、「ズバリ勝負」は26年目、「朝まで勝負」は14年目に突入した。
2007年3月23日の「ズバリ勝負」のゲストは、鈴木宗男議員だった。以前、南丘喜八郎がゲストの時、宗男議員の話題となり、ミッキーは「俺、宗男さんに脅されたことあるよ。番組、降ろしちゃうぞって。南丘さん、あんたも一緒にいたじゃん。」南丘氏「あー、うん。なんか僕の名前まで出してね。」と言っていた。2007年3月23日の番組で、いきなり冒頭でミッキーは、この話題を宗男議員にぶつけた。24日の「朝まで勝負」のゲストは宗男議員と親交の深い佐藤優だった。ミッキーは冒頭で「今日のゲストは宗男議員でさ、宗男さんに昔のことを言ったんだ。俺さ、あの人とは色んなことがあったけど、基本的には正直で、いい人なんだよね。今日さ、そう思ったのよ。」と言っていた。
[編集] 主な出演作品
[編集] テレビ番組
- 泣いてたまるか(渥美清・市原悦子ほか)
- ウルトラセブン(TBS・円谷プロ)
- 純愛ロマンス 静と義経
- TVフォーカス(東京12チャンネル)
- 浅草橋ヤング洋品店
- A女E女
- ミッキー安川の真剣勝負!(BS朝日)
[編集] 映画
[編集] ラジオ番組
- ミッキー安川のずばり勝負&朝まで勝負(アール・エフ・ラジオ日本)
- ミッキー安川のオレンジマンデー
- ミッキー安川のゴルフ放談
- ミッキー安川の雑オロジー