ラオックス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | LaOX |
本社所在地 | 東京都港区芝浦4-3-4 田町きよたビル9階 |
設立 | 1976年9月27日(創立1945年10月) |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 家電製品の販売 |
代表者 | 代表取締役社長 本多利範 |
資本金 | 190億円(2005年3月末現在) |
売上高 | 985,960,000円(2006年3月期) |
従業員数 | 1,092名(2005年3月末現在) |
決算期 | 毎年3月 |
主要子会社 | ラオックスヒナタ株式会社 株式会社ダイオーショッピングプラザ |
外部リンク | http://www.laox.co.jp/ |
特記事項:1930年2月、谷口商店として創業(東京都墨田区)、1945年10月に谷口電機株式会社として会社設立。 |
ラオックス株式会社(らおっくすかぶしきがいしゃ、LaOX CO.,Ltd.)は、秋葉原を中心として首都圏に展開する家電量販店チェーン。代表取締役社長は本多利範。本社は東京都港区芝浦4-3-4 田町きよたビル9階。旧商号は朝日無線。
目次 |
[編集] 概要
関連会社にラオックスのストアブランドを使用する株式会社井門エンタープライズ、ラオックスヒナタ株式会社に加え、新潟県でShindenおよびLaOXShindenを展開する株式会社真電(真電はノジマと株式交換による経営統合をし解散となり、真電の筆頭株主であったラオックスはノジマ株を保有している)、東北地方で電激倉庫を展開する株式会社庄子デンキ、TSUTAYAとブックオフのフランチャイジーを務める神田無線電機株式会社がある。(なおラオックス本体もTSUTAYAのフランチャイジーであり、ラオックスにTSUTAYAを併設した店舗もある)
「LaOX」とは、ラテン語の「Lar」(家庭の守護神)と、「Vox」(声)を合わせたもので、「家庭に幸せを呼ぶ声」という意味である。
1970年代から1980年代にかけて、合併や提携を行い関東地方・甲信越地方に広く店舗を展開していたが、家電量販店間の競争に敗れて業績が悪化、2004年に投資ファンド会社のMKSパートナーズ系のファンドの出資を受け、経営を立て直している最中である。
[編集] 沿革
- 1930年(昭和5) - 谷口商店創業。
- 1945年(昭和20) - 谷口電機株式会社設立。
- 1948年(昭和23) - 谷口電機株式会社の家庭電化製品部門を分離し、朝日無線電機株式会社設立。
- 1976年(昭和51) - ラオックス株式会社設立(9月)。朝日無線電機株式会社から営業を譲り受け、営業を開始(10月)。
- 1982年(昭和57) - 松波総業株式会社及び株式会社松波無線を合併。
- 1997年(平成9) - 東北ラオックス株式会社設立。
- 1998年(平成10) - 株式会社ナカウラを買収。
- 2002年(平成14) - 東北ラオックス株式会社を合併。
- 2005年(平成17) - 株式会社ナカウラを合併。
- 2006年 (平成18) - 大阪日本橋でんでんタウン内のショッピングモール「チャイナモール新天地」に免税店開店。関西進出。
- 2006年5月8日 - 本社を現在地に移転。
[編集] 特徴
[編集] 店舗展開
以前は東北地方にも出店していたが、2004年のいわき店の閉店を最後に、同地方から撤退している。
東北地方から撤退した理由のひとつとして挙げられるのはヤマダ電機、デオデオ、ヨドバシカメラなど家電量販店の存在により、追い詰められていたことである。特に、仙台駅東口では、ヨドバシとラオックスが駅からほぼ等距離に存在していた。当時、ヨドバシの後にラオックスが進出、ヨドバシとの接戦に仙台市民が注目したが、結局ラオックスは閉店した。
また、関連会社の庄子デンキがラオックスの屋号で運営していた店舗も存在していたが、現在では東北地方でより知名度の高い電激倉庫に改称している。
[編集] 近年の動向
従来は石丸電気やサトームセン等と異なり、秋葉原の量販店であることをあまり前面には出していなかった。しかし近年では電車男ブームや再開発が進み秋葉原への注目度が上がったためか、アキバBlogに広告を出したりおもちゃ・ホビー関連商品の取り扱いを強化した店を秋葉原に出店したり、おでん缶を販売するなど、積極的に秋葉原系であることをアピールしている。これにはかつてのナショナルチェーン志向が頓挫し、リージョナルチェーン志向に回帰したことが一因である。
[編集] 主な業態
ラオックスは複数の業態店を展開している。なお秋葉原にのみ存在する特殊店舗は割愛。
- ラオックス
家電製品とパソコンを扱う標準型店舗
- コンピューター館
パソコン専門店。かつては新宿や調布にも存在したが、現在は秋葉原と春日部にのみ存在する。
- アソビットシティ
テレビゲームや模型等ホビー関連商品の専門店。秋葉原に3店舗、中野ブロードウェイ内とららぽーと豊洲内に展開するほか一部のラオックス郊外店にインストア形式で入居している。
- ポケットプラスワン
携帯電話やデジタルカメラ、美容家電等小型家電に加え、化粧品も取り扱う形態。現在は秋葉原にのみ出店しているが今後都市部にも進出予定。
[編集] 店舗一覧
[編集] 営業中
[編集] 秋葉原
- 本店
- ザ・コンピュータ館
- MUSICVOXAKIHABARA
- デューティーフリー秋葉原
- ウォッチ&カメラ館
- アソビットホビーシティ
- アソビットゲームシティ
- アソビットキャラシティ
- アソビットアウトレットシティ
[編集] 東京都
[編集] 埼玉県
- 新狭山店
- 新所沢店
- 熊谷店
[編集] 神奈川県
- デューティーフリーヨコハマ
- 向ヶ丘店(ダイエー向ヶ丘店内)
- 港南台店(ダイエー港南台店内)
- 金沢八景店(ダイエー金沢八景店内)
- 横須賀店(横須賀モアーズシティ内)
- 港北店(港北東急百貨店内)
- 戸塚店(ダイエー戸塚店内)
- 綱島樽町店
- 厚木店
- 平塚梅屋店
- ザ・コンピュータGAME館厚木
[編集] 千葉県
- 幕張店
- 東習志野店
- 鎌ヶ谷店(食品館イトーヨーカドー鎌ヶ谷ショッピングプラザ 内)
- 津田沼店(イトーヨーカドー津田沼店内)
- 茂原店
- 新・成田店(ユアエルム成田内)
- コルトンプラザ店(ダイエーいちかわコルトンプラザ店内)
- 市原店
[編集] 閉鎖した店舗
[編集] 秋葉原
- PC・DOSHOP
- →現在はめいどinじゃぱん
- ザ・コンピュータBOOK館
- ザ・コンピュータOFFICE館
- ザ・コンピュータGAME館、アソビットシティ1番館
- →現在はアソビットゲームシティ
- HOBBY館、アソビットシティ2番館
- →現在はアソビットホビーシティ
- アソビットシティ3番館
- アソビットシティ4番館
- サプライアウトレット
- →現在はアソビットアウトレットシティ
- アソビットシティ
- →現在はドン・キホーテ
- The Mac Store
- →2007年3月21閉店
[編集] 東京都
- 三鷹店
- →三鷹市野崎にあったが、2000年に閉店。
[編集] 埼玉県
- 春日部店ブランド館
- 岩槻店
- →東大宮店として移転。跡地は万代書店
- 東大宮店(パトリア東大宮店内)
- →岩槻店からの移転
- 入間店
- →現在はジョーシン
[編集] 千葉県
- 船橋店ららぽーと内
- →2004年にはららぽーと隣接地の南船橋ビビットスクエア内にビビットスクエア店として再オープンさせたものの、2007年1月に再び閉店。
- 船橋駅前店(旧大丸船橋店内)
- 八千代台店(旧店舗)
- (西友→DISCA→ラオックス→現在WAKOガーデン)
- 2000年冬、ラオックス東習志野店(ラオックス東習志野ショッピングモール)に移転の為閉店。
- 2002年京成本線 八千代台駅前ユアエルム京成内に八千代台ユアエルム店を再オープンさせたものの、2007年1月に再び閉店。
- 稲毛店
- →2004年8月1日(日)閉店
- 千葉店
- →2004年3月27日(土)閉店
[編集] 宣伝活動
- テレビ・ラジオのCM、店内放送における「ラオックスの歌」は小林亜星が作曲、歌も手がけている。
- フジテレビの週末夕方ニュースの関東ローカルパート枠で長年提供しているほか、千葉県にも店舗が多いことからチバテレビでもスポットCMを多く放送している。
- 番組提供(終了したものも含む)
- FNNスーパーニュースWEEKEND(フジテレビ、関東ローカル)
- テレジオ7(千葉テレビ)
- LaOX LOVE TALKIN'(bayfm)
ほか