ワルシャワの生き残り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
《ワルシャワの生き残り(英語:A Survivor from Warsaw)》作品46は、1947年にアルノルト・シェーンベルクが作曲した、ナレーター、男声合唱と管弦楽のための作品。演奏時間はおよそ7分程度(Arnold Schönberg Centerより)。1948年11月4日にアルバカーキにおいてカート・フレデリック指揮、アルバカーキ市民交響楽団によって初演された。ナレーションはシャーマン・スミスが担当した。
ナレーションは、第2次世界大戦中にワルシャワのゲットーを生き延びてきた男を表わしており、筋書きは、死の収容所で処刑されようとした一群のユダヤ人の恐怖体験である。ナレーターの言葉は英語であるが、ドイツ兵が登場する場面において、彼の台詞を引用する際にドイツ語が用いられている。男声合唱は結末に登場し、ユダヤ教の祈祷文「シェマ・イスロエル(聞け、イスラエル)」をヘブライ語で歌う。作曲者の12音技法が遺憾なく発揮されており、無調の音楽がホロコーストの残忍さを強烈に訴えている。
[編集] 楽器編成
実音で記譜されているので、クラリネットやトランペットなどに調性指定はない。
- フルート2 (ピッコロ2)
- オーボエ2
- クラリネット2
- ファゴット2
- ホルン4
- トランペット3
- トロンボーン3
- テューバ
- シロフォン、鐘、チャイム
- 小太鼓、大太鼓、ティンパニ
- シンバル、トライアングル、タンバリン
- タムタム、カスタネット
- ハープ
- ナレーター
- 男声合唱
- 第一ヴァイオリン10
- 第二ヴァイオリン10
- ヴィオラ6
- チェロ6
- コントラバス6
[編集] 外部リンク
- A Survivor from Warsaw for Narrator, Men's Chorus and Orchestra op. 46 - 演奏、歌詞、ディスコグラフィーなどを収録。