ヴァルキュリアシリーズ
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ヴァルキュリアシリーズとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するバンプレストオリジナルのリアルロボットである。
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[編集] 概要
Z&R社が開発した起動兵器。陸上装甲戦車から発展し、砲撃戦に特化している。また、実弾兵器主体でありジャマーを装備するなど人型兵器にしては兵装が非常に偏っているのが特徴。
『64』の世界ではFI社のアサルト・ドラグーンと制式機の座を争っていてプレイヤーが選択したほうが制式機となるが、『OG』の世界(のパラレルワールド)ではランドグリーズが量産されていることから、Z&R社のヴァルキュリアシリーズが制式主力機に採用されたらしい。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] スヴァンヒルド
スヴァンヒルド SVANHILD |
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形式番号 | Type27 |
分類 | 人型 |
所属 | マーチウインド |
開発 | Z&R社 |
製造 | Z&R社 |
生産形態 | 試作機 |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | セレイン・メネス |
武装 | ヴァルキュリアソード バルカンファランクス グレネードランチャー |
[編集] 機体概要
Z&R社が帝国の求める「独自の地球製兵器」として開発した機動兵器。ヴァルキュリアシリーズの試作機。
パイロットの癖を学習するシステムを搭載しており、突出した部分は無いが極めて安定性の高い機体に仕上がっている。
設計思想から格闘戦は想定されておらず、申し訳程度に実剣が装備されているのみ。武装は実弾中心で光学兵器は採用されていない。
3機が試験的に実戦投入され良好な結果を残したが、全て撃破される。そのうち最も損傷の軽かった1機がレジスタンスによって奪取された。
【Svanhild = 北欧神話に登場する戦乙女】
[編集] デザイン
赤を基調とし、装甲板を組み合わせたような直線的なデザインで、両肩にはシールドがついている。足の裏にはキャタピラ型のローラーがあり、頭の部分はガラス張りのコックピットがむき出しになっている。
そのデザインから劇中、ダグラムと言われかけた。
[編集] シグルーン
シグルーン SIGRUN |
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形式番号 | Type28 |
分類 | 人型 |
所属 | 帝国軍 |
開発 | Z&R社 |
製造 | Z&R社 |
生産形態 | 正式採用機 |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | リッシュ・グリスウェル |
武装 | ヴァルキュリアソード バルカンファランクス グレネードランチャー |
[編集] 機体概要
スヴァンヒルドを基に開発されたヴァルキュリアシリーズの正式採用機。武装はスヴァンヒルドと変わらないが、性能面ではスヴァンヒルドを上回っている。
【Sigrún = 北欧神話に登場する戦乙女】
[編集] デザイン
外観はスヴァンヒルドとまったく同じ(グラフィックの使いまわし)だが、機体色は黄土色になっている。
[編集] ランドグリーズ
ランドグリーズ RANDGRIZ |
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形式番号 | RGV-30(Type30) |
分類 | 人型 |
所属 | シャドウミラー ノイエDC |
開発 | Z&R社 |
製造 | Z&R社 |
生産形態 | 量産試作機 |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | リルカーラ・ボーグナイン |
武装 | M13ショットガン シザースナイフ ファランクスミサイル マトリクスミサイル リニアカノン |
[編集] 機体概要
アースクレイドルで量産されていた遠距離砲撃支援用の機体。量産機の方は、低コストでの生産を目指し、試作機よりも若干デチューンされている。
【Randgníð = 北欧神話に登場する戦乙女】
[編集] デザイン
量産機ということで緑色の地味な機体となっている。足の裏のキャタピラはない。右肩のリニアカノンが特徴的。
[編集] 劇中での活躍
- OG2
- 試作機3機の内、1号機はユウキ、2号機はカーラ、3号機はゼオラが搭乗した。射撃戦の不得意なアラドには相性が悪く、結局アラド自身がこの機体に乗ることはなかった。
[編集] ラーズグリーズ
ラーズグリーズ RAZGREEZ |
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形式番号 | Type33改 |
分類 | 人型 |
所属 | マーチウインド |
開発 | Z&R社 |
製造 | Z&R社 |
生産形態 | 試作機 |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | セレイン・メネス |
武装 | ヴァルキュリアソード バルカンファランクス ミサイルポッド 対艦ミサイル ヘヴィリニアライフル リニアカノン 集束荷電粒子砲 |
[編集] 機体概要
シグルーンを再設計した機体。
軽量化による装甲の増加、駆動系の改良による反応速度の向上、ジェネレータを搭載した飛行ブースター兼アームドベースの追加など大幅な改良が行われている。またZ&R社の機体としては唯一、ビーム兵器を搭載している。全体としては実験的な改良が多く、技術面で課題の残る機体となった。『64』ではZ&R社が最後に開発したヴァルキュリアシリーズであり、その上開発の途中で放棄されている。
【Ráðgríð = 北欧神話に登場する戦乙女】
[編集] デザイン
スヴァンヒルドに武装を大量に積んだアームドベースを背負わせるという無茶なデザインで、とても空を飛ぶようには見えない。
[編集] 劇中での活躍
OZのクーデターによって設計段階で放置されていたが、設計データをカラバと地球解放戦線のスタッフが入手し、スヴァンヒルドから得られたセレインのデータによる独自の改良を加え完成させた。(形式番号に「改」とついているのはこのためと思われる。なお、この際セレインは自分のデータが勝手に使われ憤慨していた。)当初、セレインは慣れ親しんだスヴァンヒルドからの乗り換えを拒むが、セレインのデータを使ったことで事実上専用機となっていたため最終的に乗り換えることとなる。
[編集] ラーズアングリフ
ラーズアングリフ RAZANGRIFF |
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形式番号 | RGC-34(Type34) |
分類 | 人型 |
所属 | シャドウミラー ノイエDC |
開発 | Z&R社 |
製造 | Z&R社 |
生産形態 | 改良機 |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ユウキ・ジェグナン |
武装 | ファランクスミサイル シザースナイフ リニアミサイルランチャー マトリクスミサイル フォールディングソリッドカノン |
[編集] 機体概要
ランドグリーズをベースにしたカスタム機。ランドグリーズの後継機(ラーズグリーズ?)の部品を移植し、火力と装甲が強化されている。
運動性は誉められた性能ではないがジャマー、ビームコート、シールドと防御能力は豊富。
白兵戦用の武器はナイフ一本で、足を止めての撃ち合いで真価を発揮する。武器は各種のミサイル中心となっており、火力による殲滅戦向けの機体である。
【Angriff = 独語で「攻撃」】
[編集] デザイン
赤を基調とし、スヴァンヒルドに似ている。右肩のフォールディングソリッドカノンはランドグリーズのものより長いため折りたたまれている。
[編集] 劇中での活躍
- A
- リアル系主人公機のうちの1機。シールド・ジャマー・ビームコートを持ち、防御面では優秀だが運動性が低く移動後攻撃も苦手とクセの強い機体である。主人公が搭乗機に選ばなかった場合、ライバルあるいは一部のシャドウミラー兵が搭乗する。
- OG2
- ジェネレータ出力が大きく、武器の積載量はゲームに登場する全ユニット中最高である。性能はそのままで量産化を成功させた。試作機の内、1号機はアクセル(アクセルが修復したソウルゲインに乗り換えてからはクエルボ)、2号機はエキドナ、3号機はユウキ、量産機はシャドウミラー兵も搭乗した。
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第○次シリーズ | 第2次/G - 第3次 - EX - 第4次/S - LOE - F/完結編 - CB |
αシリーズ | α/DC版 - α外伝 - 第2次α - 第3次α |
COMPACTシリーズ | COMPACT/WSC版 - COMPACT2/IMPACT - COMPACT3 |
任天堂携帯機単発 | 初代 - A - R - D - J - W |
単発 | 新 - 64/LB - MX/ポータブル - GC/XO - SC |
OGシリーズ | OG1 - OG2 - OVA - OGS - DW - 龍虎王伝奇 |
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