三菱・プラウディア
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三菱・プラウディア | |
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製造期間 | 1999年 – 2001年 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
エンジン | V8DOHC 4500cc 280ps V6DOHC 3500cc 240ps |
駆動方式 | FF |
全長 | 5050mm |
全幅 | 1870mm |
全高 | 1475mm |
先代 | 三菱・デボネア |
後継 | なし(モデル廃止) |
姉妹車、OEM | ヒュンダイ・エクウス/センテニアル 三菱・ディグニティ |
同クラスの車種 | トヨタ・クラウン トヨタ・セルシオ 日産・シーマ 日産・セドリック 日産・グロリア ホンダ・レジェンド マツダ・センティア |
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プラウディア(PROUDIA)とは、三菱自動車工業が製造・販売していた自動車である。なお、本車種の姉妹車であり、現代自動車(ヒュンダイ)が生産しているエクウス(EQUUS)・センテニアル(CENTENNIAL)についても本項で記す。
目次 |
[編集] 三菱・プラウディア
[編集] 車種概要
S20系デボネアの後継車種として韓国の自動車メーカーである現代自動車と共同開発(プラットフォームなどはS20系デボネアの物がベースになっていると言われる)し、1999年12月発表、翌2000年2月から発売され三菱自動車の高級車を目指した。
エクウスとはエンジンなど一部を除き共通設計で、共通部品は韓国から輸入し日本で組み立てる形をとった。GDIを搭載したV8DOHC 4500ccエンジンと3500ccエンジンを横置き搭載したFF車で、最高出力は4500ccエンジンは280馬力、3500ccエンジンは240馬力を発生した。
2001年の大江工場閉鎖に際し、現代自動車からエクウスのOEMも検討されたが、本車の発売から間もない時期に発覚した三菱リコール隠しにより三菱自動車の経営状態が急激な悪化したため、結局は生産中止とされた。総生産台数は1228台にとどまり、セールスの面でも完敗であった。デボネアの歴代モデルと同様、三菱グループの重役専用車と言うイメージを払拭する事も出来なかった。
[編集] 車名の由来
誇りを意味する「PROUD」と、三菱の菱を意味する「DIA」を合わせた造語。なお、資生堂が発売していた化粧品の「プラウディア」(こちらが先発)とは一切関係ない。
[編集] ヒュンダイ・エクウス/センテニアル
共同開発に参加していたヒュンダイでは、韓国国内ではエクウスの名称で、他国(サウジアラビアなど)への輸出用モデルはセンテニアルの名称で販売されている。マイナーチェンジも行われて現在も生産継続中である。
なお、プラットフォームは子会社の起亜自動車の高級車オピラスにも流用されている。
[編集] 三菱・プラウディアとの相違点
- 3000ccエンジンの設定がある(2006年のマイナーチェンジで3300ccエンジンに変更され、3500ccエンジンも輸出用を除いて3800ccエンジンに変更されている)
- グリル
- ハンドル(左ハンドル)
- ボンネットマスコット
[編集] 車名の由来
- エクウス
- エクウス(EQUUS)とはラテン語で「馬」の意。Wikipedia(英語版)"Equus"一方で、「エクウス(EQUUS)」とは、エクセレント(Excellent)・クオリティー(Quality)・ユニーク(Unique)・ユニバーサル(Universal)・シュプリーム(Supreme)・オートモーティブ(Automotive)の6単語から作られた名称であるとする説もあり。
- センテニアル
- センテニアル(CENTENNIAL)とは、ラテン語で「100年期(世紀)」の意(名詞)。英語では綴りは同じで、「100年(目)の/100年祭の」という意味の形容詞で使われている。
[編集] 日本国内での現状
もともと生産台数が少ないため見かけることはほとんどない。
エクウス・センテニアルは日本での正式販売は行っていないが、韓国大使館高官用あるいは韓国企業役員用等として、少数のエクウスが韓国から日本国内に持ち込まれている。