木曜劇場
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木曜劇場(もくようげきじょう)は、フジテレビが制作及び著作権を所有し、同局系列のテレビ局で木曜日22時台(日本時間)に放送されるテレビドラマ枠の呼称である。
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[編集] 概要
月9と並んでフジテレビの看板ドラマ枠であるが、月9がラブストーリーやコメディが多いのに比べ、こちらは社会派ドラマやミステリーなどを扱う作品が多いのが特徴と言える。1999年頃からは、「木曜劇場」と言う呼び名はあまり使われないが、正式な番組名では作品名の前に付随する。同枠は1984年の「オレゴンから愛」が第一作目となるが、元々は故・田宮二郎の代表作「白い巨塔」などを生んだ「土曜劇場」(1981年3月末にゴールデン洋画劇場と枠交換の形で終了)や「北の国から」などを生んだ「金曜劇場」(1981年4月にゴールデン洋画劇場と枠交換の形で開始、1984年9月末に金曜女のドラマスペシャル放送開始に伴い終了)を継承した形となる。
また、1983年9月までは、同枠は関西テレビ制作枠として、22時台前半の30分は「三枝の爆笑美女対談」等のバラエティーを放送。後半の30分も関西テレビ制作枠として「阪急ドラマシリーズ」→1981年10月からは「ミュージックフェア」(フジテレビ)を放送していた。その後、1983年10月より「時代劇スペシャル」が金曜日からの枠移動で放送していた。
過去に放送された代表的な作品には、トレンディブームに便乗してヒットした、「愛という名のもとに」・「29歳のクリスマス」。SPを含め10年続いた「白線流し」、中山美穂と木村拓哉主演のサスペンス「眠れる森」や、吉岡秀隆と柴咲コウが主演し、多くの感動をよんだ「Dr.コトー診療所」、唐沢寿明主演でリメイクした「白い巨塔」、ブームとなった「電車男」、木曜劇場では初めての時代劇となった「大奥」などがある。また、トレンディードラマの代表作「抱きしめたい!」に主演した浅野温子、浅野ゆう子はこのドラマでW浅野とブームを起こした。この枠ではなお、同時間帯にTBSも連続ドラマ枠を持っており、時としてはTBSの同時間帯の連続ドラマより視聴率が下になることもあるが、2003年以降は現在まで、クール作品ごとでの平均視聴率ではすべて上回っている。
[編集] 木曜劇場・歴代平均視聴率10傑
1 | 眠れる森 | 1998年 | 25.2% |
---|---|---|---|
2 | 愛という名のもとに | 1992年 | 24.7% |
3 | 白い巨塔 | 2003年-2004年 | 23.9% |
4 | Dr.コトー診療所2006 | 2006年 | 22.4% |
5 | 29歳のクリスマス | 1994年 | 22.2% |
6 | 電車男 | 2005年 | 21.2% |
7 | しゃぼん玉 | 1991年 | 21.1% |
8 | リング・最終章 | 1999年 | 19.88% |
9 | 並木家の人々 | 1993年 | 19.85% |
10 | 素晴らしきかな人生 | 1993年 | 19.7% |
[編集] 木曜劇場・歴代最高視聴率10傑
1 | 愛という名のもとに | 1992年 | 32.6%(最終回) |
---|---|---|---|
2 | 白い巨塔 | 2003年-2004年 | 32.1%(最終回) |
3 | 眠れる森 | 1998年 | 30.8%(最終回) |
4 | Age,35 恋しくて | 1996年 | 28.1%(最終回) |
5 | 29歳のクリスマス | 1994年 | 26.9%(最終回) |
6 | Dr.コトー診療所2006 | 2006年 | 25.9%(最終回) |
7 | 電車男 | 2005年 | 25.5%(最終回) |
8 | 素晴らしきかな人生 | 1993年 | 25.0%(最終回) |
9 | しゃぼん玉 | 1991年 | 24.9%(第2回) |
10 | 親愛なる者へ | 1992年 | 24.4%(最終回) |
[編集] 歴代のドラマ
[編集] 1984年
[編集] 1985年
[編集] 1986年
[編集] 1987年
- 「間違いだらけの女磨き」(主演:市毛良枝)※テーマ曲は組曲「カルメン」の「トレアドール」だった
- 「クセになりそな女たち」(主演:小川知子)
- 「熱くなるまで待って!」(主演:田村正和)
- 「女も男もなぜ懲りない」(主演:中井貴一)
[編集] 1988年
[編集] 1989年
- 「あなたが欲しい」(主演:渡辺謙)制作:共同テレビ、東映
- 「ハートに火をつけて!」(主演:浅野ゆう子)
- 「この胸のときめきを」(主演:岸本加世子)
- 「過ぎし日のセレナーデ」(主演:田村正和)
[編集] 1990年
- 「過ぎし日のセレナーデ」(主演:田村正和)<木曜劇場枠での2クール放送はこのドラマと「白い巨塔」のみ>
- 「恋のパラダイス」(主演:浅野ゆう子)
- 「パパ!かっこつかないゼ」(主演:柴田恭兵)制作:共同テレビ
- 「ニューヨーク恋物語Ⅱ男と女」(主演:田村正和)
[編集] 1991年
[編集] 1992年
[編集] 1993年
[編集] 1994年
[編集] 1995年
[編集] 1996年
[編集] 1997年
[編集] 1998年
[編集] 1999年
[編集] 2000年
[編集] 2001年
[編集] 2002年
- 「恋ノチカラ」(主演:深津絵里)制作:共同テレビ
- 「ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい~」(主演:長瀬智也)
- 「恋愛偏差値」制作:共同テレビ
- 「薔薇の十字架」(主演:三上博史)※この作品以降HD(高精細度テレビジョン放送)制作
[編集] 2003年
- 「美女か野獣」(主演:松嶋菜々子・福山雅治)制作協力:共同テレビ
- 「ムコ殿2003」(主演:長瀬智也)
- 「Dr.コトー診療所」(主演:吉岡秀隆)
- 「白い巨塔」(主演:唐沢寿明・江口洋介)制作:共同テレビ
[編集] 2004年
[編集] 2005年
- 「優しい時間」(主演:寺尾聰)制作:FCC
- 「恋におちたら~僕の成功の秘密~」(主演:草彅剛・堤真一)
- 「電車男」(主演:伊東美咲・伊藤淳史)制作協力:大映テレビ
- 「大奥 華の乱」(主演:内山理名)制作:東映
[編集] 2006年
- 「小早川伸木の恋」(主演:唐沢寿明・藤木直人)
- 「医龍-Team Medical Dragon-」(主演:坂口憲二)
- 「不信のとき~ウーマン・ウォーズ~」(主演:米倉涼子・松下由樹)
- 「Dr.コトー診療所2006」(主演:吉岡秀隆)
[編集] 2007年
[編集] ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送曜日・放送時間 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビジョン(CX) 木曜劇場製作局 |
フジテレビジョン系列 | 木曜 22:00~22:54 |
北海道 | 北海道文化放送(uhb) | ||
岩手県 | 岩手めんこいテレビ(mit) | ||
宮城県 | 仙台放送(OX) | ||
秋田県 | 秋田テレビ(AKT) | ||
山形県 | さくらんぼテレビジョン(SAY) | ||
福島県 | 福島テレビ(FTV) | ||
新潟県 | 新潟総合テレビ(NST) | ||
長野県 | 長野放送(NBS) | ||
静岡県 | テレビ静岡(SUT) | ||
富山県 | 富山テレビ放送(BBT) | ||
石川県 | 石川テレビ放送(ITC) | ||
福井県 | 福井テレビジョン放送(FTB) | ||
中京広域圏 | 東海テレビ放送(THK) | ||
近畿広域圏 徳島県 |
関西テレビ放送(KTV) | ||
島根県 鳥取県 |
山陰中央テレビジョン放送(TSK) | ||
岡山県 香川県 |
岡山放送(OHK) | ||
広島県 | テレビ新広島(TSS) | ||
愛媛県 | テレビ愛媛(EBC) | ||
高知県 | 高知さんさんテレビ(KSS) | ||
福岡県 | テレビ西日本(TNC) | ||
佐賀県 | サガテレビ(STS) | ||
長崎県 | テレビ長崎(KTN) | ||
熊本県 | テレビ熊本(TKU) | ||
大分県 | テレビ大分(TOS) | フジテレビ/日テレ系列 (クロスネット) |
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宮崎県 | テレビ宮崎(UMK) | フジテレビ/日テレ/テレ朝系列 (トリプルネット) |
|
鹿児島県 | 鹿児島テレビ放送(KTS) | フジテレビジョン系列 | |
沖縄県 | 沖縄テレビ放送(OTV) |
== 現在の同じ時間で放送されている裏番組 ==
- プロフェッショナル 仕事の流儀(NHK)
- きよしとこの夜(NHK)
- ダウンタウンDX(ytv・日本テレビ系)
- TBS木曜10時枠の連続ドラマ(TBS系)
- 報道ステーション(テレビ朝日系)
- 木曜洋画劇場(テレビ東京系)
[編集] 過去に同じ時間で放送されていた主な裏番組
- NHKニュース10(NHK)
- 木曜ゴールデンドラマ(よみうりテレビ製作、日本テレビ系)
- ZONE(TBS系)
- ここがヘンだよ日本人(TBS系)
- ニュースステーション(テレビ朝日系)
[編集] 提供スポンサー
[編集] 現在の提供スポンサー
[編集] 過去の提供スポンサー
- フットワークエクスプレス (大橋グループ→フットワークグループ)
- オリエントファイナンス
- 三共株式会社
- Nikon
- 不二サッシ
- ポーラ化粧品
- トヨタ自動車
- エースコック
- 江崎グリコ
- キリンビール
- ライフカード
- ユニ・チャーム
- メルシャン
[編集] 補足
- 現在この枠では、三菱自動車がスポンサーと車両提供を行なっている。特にデボネアやギャラン(ともに現在は国内販売終了)が劇用車としてよく使われていた。2004年のリコール隠し騒動で、CMを自粛していたときはACの広告に差し替えられてたが、車両提供は引き続き行なわれた。
- 2000年10月からはKDDIがスポンサーに加わり、劇中に登場する携帯電話は全てauの携帯電話となった。(現代劇の場合のみ)
- 医療モノの作品が放送されている時期は、製薬会社である大正製薬は、公平を期すためスポンサークレジットを出さず、ドラマ終了後に放送されるヒッチハイクという方法がとられている。(白い巨塔、医龍などは表示せず、小早川伸木の恋、Dr.コトー診療所は表示されていた)