世界安全保障条約
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世界安全保障条約(せかいあんぜんほしょうじょうやく)は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の国際条約。日米安保条約(「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」)や日米新ガイドライン、あるいは諸々のPKO関連法をイメージしたと思われる設定であり、日本をモデルとするオーブがアメリカをモデルとする大西洋連邦に従うことをネガティブに描くため用意されたと思われる。
[編集] 概要
「ブレイク・ザ・ワールド」(ユニウス7落下テロ事件)を契機に、プラントを軍事的脅威とみなす機運が地球各地で再び高まった。これに伴い、大西洋連邦の呼びかけにより、地球連合各国はもとより、地球に国土を持つ全ての国家が相互に集団的自衛の義務を担い、事あらば「対プラント」の軍事行動を発動させる同盟条約が結ばれることになった。
[編集] 反ロゴス同盟軍成立後の世界安全保障条約
この条約は対プラント(ザフト)に限って結ばれたもので、それ以外の国家や勢力との戦争にに対しては条約の対象外とされる場合がある。またロゴスが非合法組織とされた事で、それに属する勢力、国家はテロ支援勢力とされ、たとえ条約に批准していてもテロ支援勢力とされた時点で条約に盛り込まれた支援は行われない。 (ただし、これらは反ロゴス同盟軍の振る舞いを最大限好意的に解釈し弁護したつじつまあわせであり、劇中ロゴスに対する扱いや、条約の適用範囲、批准・破棄の基準などが地球連合安保理で議論され取り決められた形跡は無い。)
オーブの場合、条約締結はカガリ・ユラ・アスハ代表の承認により公式に地球連合の一員となったが、ロゴスの支援勢力であるセイラン派がカガリ不在時に全権を掌握しており、秘密裏にロード・ジブリールを亡命者として受け入れた事で、ロゴスの傀儡国と認定され、地球連合、ザフト双方の軍事介入を受けることになる。しかし、カガリの帰還と、軍部によるクーデターによりオーブからロゴスは駆逐されたとされたため、オーブはテロ支援国家の濡れ衣を解くことが出来たと思われる。その後ザフトによるアルザッヘル攻撃によりオーブは宣戦布告し、一部の地球連合艦隊は(おそらく現場レベルにおいて、これは条約に批准するものと判断したと思われるが)オーブの指揮下に入り、ザフト宇宙軍との決戦に勝利する。
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