中在家信号場
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中在家信号場(なかざいけしんごうじょう)は、三重県亀山市加太中在家にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の信号場である。
北緯34度49分59秒東経136度17分58秒(日本測地系)
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[編集] 構造
加太駅より柘植駅方向に約4.6kmにある信号場。「加太越」と呼ばれる柘植駅方向に25パーミル(25/1000)の上り勾配上にあるため、本信号場はスイッチバック式信号場となっている。
関西本線は名古屋方面と奈良・大阪方面を最短で結んでおり、かつては優等列車が多数運転される重要な路線であった。しかし東海道本線・東海道新幹線や近鉄大阪線~名古屋線ルートが鉄道の主流となった現在、関西本線(亀山~加茂間)は完全なローカル線である。
構内配線図の通り、かつては発着線を2本備えており、同時に列車交換・待避が可能な信号場であったが、1998年に路線の実情に合った単純な配線に改められた。
信号場内で対向列車を待つ際、亀山(加太)行きは本線から一旦引上線へ入線の後、逆走して本線を横切り発着線へ入線して対向列車の通過を待ち、通過後、亀山(加太)へ向かう。一方、加茂(柘植)行きは本線から一旦発着線へ入線の後、逆走して本線を横切り引上線へ入線して対向列車の通過を待ち、通過後、加茂(柘植)へ向かう。
以前は大部分の列車が信号待ちとそれによる対向列車が本線を通過する交換を行っていたが、近年は使用車両の変更(キハ28・58→キハ120)や運行本数の減少により朝と夕方に一部の列車のみが交換を行い、2006年3月18日改正ダイヤでは定期の列車交換がなくなり、同時に折返線関係の全信号機が使用停止とされ、以後はJR難波方、名古屋方の両本線用場内信号機のみが辛うじて稼働している状態となっている。(※注:本線上の信号機自体は動作しており、閉塞区間の境にはなっている。)
[編集] 周辺
山間部である。国道25号(名阪国道)がほぼ並行しているが、信号場付近に自動車で近づく事は困難である。
[編集] 歴史
[編集] 隣の施設
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