井上梅次
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井上 梅次(いのうえ うめつぐ、1923年5月31日 - )は、日本の映画監督、脚本家である。
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[編集] 来歴・人物
邦画界全盛期にプログラムピクチャーを手掛けていただけあってその参加作品数は、同年代の他の著名映画監督と比べて膨大。また、劇場用映画だけでなく、テレビドラマの監督も多数務めている。
[編集] 代表作
[編集] 映画
[編集] テレビドラマ
[編集] エピソード
夫人の月丘夢路がジャニー喜多川氏と親交を持っていたことからその縁で、近藤真彦・主演で「嵐を呼ぶ男」のリメイク作品など、80年代のアイドル映画隆盛期にジャニーズ事務所のタレント主演の映画でも幾つかメガホンを取っている。
また、日本国内に留まらず、1970年代の香港でも何作もアイドル映画の監督を務めており、東南アジアの映画や芸能の発展にも功績を残している。
「監督は『一つのシーンを撮るのにどれだけの費用や時間がかかるか』の計算が出来なければならない」が持論であり、当初のイメージ通り撮影する事が予算や時間の制約で無理と判ると、即座に制約の中で可能なイメージを追求する柔軟性を持つ。湯浅憲明は回想録「ガメラを創った男」で、井上の下で助監督を務めた当時のエピソードを紹介し、「実に勉強になった。ガメラの陰の産みの親は井上先生だ」と回顧している。