交響曲第1番 (プロコフィエフ)
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古典交響曲 ニ長調(交響曲第1番)作品25はセルゲイ・プロコフィエフの作曲した交響曲の1つ。1917年完成の作品。初演は1918年4月21日にペトログラードで作曲者の指揮によって行われた。
ペテルブルク音楽院在学中にニコライ・チェレプニンの教室で研究したハイドンの技法をもとに、「もしもハイドンが今でも生きていたら書いたであろう作品」として作曲したので、「古典交響曲」と名付けた。第3楽章では古典派の交響曲でよくあるメヌエットのかわりに、古典組曲に由来するガヴォットが用いられている。
モダンな作風で知られていたプロコフィエフが、この曲で一転して軽快で解り易く美しい作風を示したことは周囲を驚かせた。だが、大胆な転調など、プロコフィエフらしさはしっかりとある。
プロコフィエフが初めてピアノを用いずに書いた交響曲でもある。
プロコフィエフは最初は音楽院時代に作ったホ短調の交響曲を第1番にするつもりだったが、まだ未熟な作品であると判断して、この「古典交響曲」を交響曲第1番と呼ぶことにした。
なお、彼は第3楽章をピアノ独奏用に編曲し、1935年にパリで録音している(ナクソスからCDが発売されている)。また、この第3楽章は後に改作してバレエ音楽「ロメオとジュリエット」に転用されている。
[編集] 曲の構成
- 第1楽章 Allegro
- 第2楽章 Larghetto
- 第3楽章 Gavotta (Non troppo allegro)
- 第4楽章 Finale (Molto vivace)
[編集] 編成
カテゴリ: 交響曲 | プロコフィエフの楽曲 | ニ長調