加賀美幸子
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加賀美 幸子(かがみ さちこ、旧姓・山田。1940年6月24日 - )は元NHKのエグゼクティブアナウンサー(理事待遇)。現在は千葉市女性センター館長。東京都出身。昭和後期から平成期(1960年代後半~1990年代)を代表するアナウンサーだった。
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[編集] 来歴・人物
立教大学文学部英米文学科卒。元日本テレビアナウンサーの青尾幸は同級生であった。1963年入局、2000年6月に定年退職。この間ずっと東京アナウンス室勤務だった。
1980年代前半に放送された、NHK総合テレビの音楽番組『テレビファソラシド』でタモリと共演し、一躍アナウンサーとして脚光を浴びる。その点においては、女性アナウンサーのタレント化の先駆け的存在である。
放送原稿の朗読ではNHK女性アナウンサーの中でも屈指の実力者で、一時期「ニュースの森田美由紀」「朗読の加賀美」「ナレーションの山根基世(現アナウンス室長)」と高く評価されていた。
1987年には、NHKとは関係ないが、ドキュメンタリー映画「柳川堀割物語」(高畑勲監督・制作二馬力)のナレーションを同僚の国井雅比古と共に務めた。
[編集] 現在の出演番組
- 「NHKアーカイブス」ナビゲーター(NHK総合テレビ)
- 大河ドラマ「風林火山」ナレーション(2007年)
- 大河ドラマのナレーションは「峠の群像」以来26年ぶり。
- 「列島縦断短歌・俳句スペシャル」(年2回春と秋開催。NHK BS2)
- 「10min.ボックス国語」朗読 (毎週火曜日NHK教育)
[編集] 過去の出演番組
- 「ラジオ深夜便」アンカー(第2・4週土曜日担当。NHKラジオ)
- 2007年3月24日が最後。「列島縦断短歌・俳句スペシャル」と出演日が重なった場合は、深夜便の担当を休み、第1・3・5週の土曜日担当のアンカーが代役を務めた。
- 「くらしの1分メモ」
- 「バラエティー テレビファソラシド」
- 「着信御礼!ケータイ大喜利」(初期の不定期放送のころに出演していた)
[編集] 著作
- ことばの心に耳を澄ませば
- 心にちょっと深呼吸
- やわらか色の烈風
- くらしの一分メモ
- こころを動かす言葉
[編集] 関連項目
- 以下は、加賀美在職時の主要歴代NHK会長。