国道15号
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国道15号(こくどう15ごう)は、東京都中央区から神奈川県横浜市神奈川区へ至る一般国道である。旧東海道に沿い、路線の大半が京急本線に寄り添う形となっている。
一般には第一京浜の通称で知られる。
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[編集] 概要
- 陸上距離:29.2km
- 起点:東京都中央区(日本橋 = 国道1号、国道4号、国道6号、国道14号、国道17号、国道20号起点)
- 終点:神奈川県横浜市神奈川区(青木橋交点 = 国道1号交点)
- 主な経由地:神奈川県川崎市
- 指定区間:全線
[編集] 歴史
国道15号は江戸時代までの東海道のルートに相当する。東海道は大部分が現在は国道1号になっているが、東京~横浜間については現在の15号のルートをとっていた。1885年(明治18年)の内務省告示第6号「國道表」では、旧東海道のルートが国道1号「東京より横浜港に達する路線」に指定された。神奈川(現・横浜市神奈川区)で大阪へ向かう国道2号が分岐していた。
1920年(大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では国道1号「東京市より神宮に達する路線」となるが、これも東京~横浜間は現在の15号のルートであった。
現在の国道1号のルートは1934年(昭和9年)に着工された新京浜国道(第二京浜国道)で、同年5月1日、国道36号「東京市より横浜港に達する路線」の国道1号(現15号)との重複区間であった東京~横浜間の経由地を変更する形で国道に指定されたものである。これに対して従来の国道1号は第一京浜国道と呼ばれることとなった。
1952年(昭和27年)12月4日、新道路法に基づく路線指定で、第二京浜国道の方が国道1号となり、旧1号の東京~横浜間は一級国道15号(東京都中央区~神奈川県横浜市)として指定された。1965年(昭和40年)4月1日、道路法改正によって一級・二級の別がなくなり一般国道15号となった。
[編集] 通過市町村
[編集] 接続路線
- 東京都
- 神奈川県
[編集] 通称
- (銀座)中央通り(日本橋~新橋交差点間のみ)
- 第一京浜(日本橋~新橋交差点間を除く、国道15号全線)