外国
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外国(がいこく)とは、自国以外のよその国を指す。外国の人民のことは、外国人と呼ばれる。
地理的な区分よりも政治的・経済的、あるいは文化的区分などの外交上の意味合いが強い。自国と比較する場合に用いられることが多く、類する語に他国、異国、異境、異邦、外地、海外などがある。
[編集] 概説
島国である日本の場合は海外の国々を指すが、多くの国々は自然的国境よりも歴史上の人為的国境により領土が設定され、外交上自国の主権が及ばない地域を意味する。このことから、自国の領土内であっても大使館や領事館などの在外公館や外交官は外交特権が与えられ不可侵とされている。
集団主義の傾向があると言われている日本の社会では、「内」の対義語である「外」の概念が根強く残っており、海外諸国を外国と表現する他にも外圧、外敵、外人などのようにマイナス要素が含まれる場合があり、その閉鎖性が指摘されることもある。