大一商会
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種類 | 株式会社 |
略称 | 大一 |
本社所在地 | 愛知県北名古屋市 |
設立 | 1968年3月(創業1952年) |
業種 | 機械 |
事業内容 | 遊技機の開発及び製造 |
代表者 | 代表取締役社長 市原高明 |
資本金 | 6,000万円 |
従業員数 | 234名 |
株式会社大一商会(だいいちしょうかい)は愛知県に本社を置く、日本のパチンコメーカー。業界では珍しく、京楽などと共に、今では少数派となった羽根モノ(平台)など第2種の発売にも力を入れている。
目次 |
[編集] パチンコ
大一の機種の特徴として、演出で使用されるアニメーションに関しては安易にポリゴンに頼らず、アニメ製作会社(例:「CR天才バカボン」ではぴえろ)に依頼して、ちゃんとしたアニメで映像を作っていることが挙げられる。
[編集] 新基準機導入以前
かつては「ダイナマイト」が強力な連チャン性能で大ヒットとなるが、ギャンブル性の高さが問題となり、同じく問題になっていた太陽電子(現タイヨーエレック)の「バカつき浜チャン」と共に、新聞やメディアから叩かれる事があった。
以前からアニメキャラクター物のパチンコ台を数多く輩出し、
- CR天才バカボン(2000年頃)
- パチンコ機では今や当たり前となっている『ステップアップ予告』を最初に採り入れた機種
- CRピンクレディー(2002年)
- パチンコ機でのキャラクター物としては、当時過去最大の12万台という驚異的な売り上げを誇り、ピンクレディー再々々々結成にも繋がった
- CR天才バカボン2(2003年)
- 前作以上に予告、リーチ演出が好評であった
- CR忍者ハットリくん(2003年)
- 大一の機種で初めてチャンスボタンを導入。演出の完成度の高さが好評で、特に当時は珍しかったチャンスボタンを使った演出(手裏剣チャンス)が大ウケした
では多くのユーザーから支持され大人気機種となった。
このため一時期は「大一の機種には(「ユーザーに受けない」「不人気」という意味で)『ハズレ』がない」と評価されていた。
[編集] 新基準機導入以降
2004年11月、「CRおそ松くん」にて、「CRフィーバー大ヤマト2」とともに、パチンコの新時代の幕開けとなる、業界初の新基準機(確変割合を高めて連チャン回数を高めたもの)を発売した。
しかし、大当り中の演出がショボい、「大ヤマト2」より連チャンしない、など不評で思ったほど売り上げが伸びず、「大ヤマト2」に大きく水を開けられ結果的に大ヒットとまでは至らなかった。
特に、その後発売した非キャラクター物の「CRハイパーパッション」は『出玉は少ないものの連チャン性を高めた機種』として大々的に売り出したものの、液晶画面を搭載していない地味な台であったこともあり、殆ど売れずに大コケした。
それから暫くは「CR新世紀エヴァンゲリオン」の『暴走モード』(突然確変)に完全に食われてしまったこともあり、新基準機導入以降は低迷した。
「ホンジャマカのぐるぐるパーク」では大一の機種として初めて『突然確変モード』を搭載した(一部のスペックを除く)ものの結局ヒットせず、ついに大一自身も「海物語シリーズ」に参入するようになった(「CR海伝説」、海物語シリーズでは初となる『突確』を搭載)。
2005年、「CRテレサ・テン」で「CRピンクレディー」以来久々に歌手系キャラクター物を供給、そこそこのヒットとなる。
そして2006年6月からは「CR中森明菜・歌姫伝説」が登場。近年では珍しく自社製品をテレビCMにて放映、また一般的な低確率台に加え『ハネデジ』と呼ばれる確率1/100以上のタイプを供給するなど、かなりの力の入れようとなった。その結果、大一としては久々のヒットとなる。
これら以外にも、
などのアニメキャラクターもの
- CR所さんのすんごいパチンコ台
などの実在キャラクターもの のパチンコ機を発売している。
デジパチは暫く低迷したパチンコだが、羽根モノ「CRレレレにおまかせ!」、「CRイヤミのここで一発」は(羽根物自体が供給少ないこともあるが)液晶画面を搭載して多彩な演出を織り交ぜたことからヒット作となっている。2006年秋には、羽根モノというより権利物に近い「CR湘南爆走族」をデビューさせたが、ある攻略法が問題となり早くも外される店も出てしまうという事態となってしまった。
2006年12月には「CRGメン'75」が登場、2007年春には「CRプロゴルファー猿」「新レレレにおまかせ!」も登場した。
[編集] パチスロ
2002年、メーシー販売 (アルゼグループ)の協力を得てパチスロ業界へ参入。 ダイナマイトドリーム、大爆弾 (オオバクダン2)を大一直営店などにテスト導入したが、本格販売には至らなかった。
2004年にパチスロ機「走れコウタロー」をOEMでは無く自社開発し、本格参入を果たした。 筐体は、メーシー製造だった頃の筐体デザインをベースにしている。
パチスロではその後「忍者ハットリくんV」「おそ松くん」などをリリースし、特に「おそ松くん」はその爆発的な連荘性能が話題を呼び、スマッシュヒットとなっている。
[編集] 主な機種一覧
機種名 | 発売年度 | 備考 |
---|---|---|
ランバダ | 1991年 | |
フォーミュラ1 | 1992年 | |
リスキー2 | 1992年 | |
セレモニー2 | 1992年 | |
ロックンロール2 | 1992年 | |
ダイナマイト | 1992年 | |
ウィンディー | 1993年 | |
キャッツ・アイ7 | 1993年 | |
エスケープ2 | 1993年 | |
クルリンポイ | 1993年 | |
ミリオンパンチ | 1993年 | |
ゴリコップ | 1993年 | |
ザ・名古屋2 | 1993年 | |
スパーク | 1994年 | |
メガトンパンチ | 1994年 | |
スタークロス | 1994年 | |
CRビッグソロッター2 | 1994年 | |
サクサクタイフーンV | 1995年 | |
ブロンディーV | 1995年 | |
あしかのジョー2 | 1995年 | |
ダンスダンス | 1995年 | |
ダンスダンス2 | 1995年 | |
ダンスダンス3 | 1995年 | |
ソロッターセブン2 | 1995年 | |
CRワンダーランド | 1995年 | |
おふくろ | 1995年 | |
CRバトルヒーローV | 1995年 | |
バトルヒーロー7 | 1995年 | |
スクリューパンチ | 1995年 | |
ストリームパンチ | 1995年 | |
モンキー倶楽部2A | 1995年 | |
モンキーチャンス2 | 1995年 | |
CRモンキーチャンスV | 1995年 | |
CRごくうの大遊記 | 1995年 | |
ごくうの大遊記2 | 1995年 | |
セブンゲッター | 1995年 | |
CRちんじゃらV | 1995年 | |
ちんじゃら | 1995年 | |
セブンブラッサム | 1995年 | |
セブンブラッサム2 | 1995年 | |
タートルリーグ2 | 1995年 | |
リアルゴール2 | 1995年 | |
CRフルーツパッション | 1996年 | |
デッカー1 | 1996年 | |
デッカー2 | 1996年 | |
CR花のもぐら組V | 1996年 | |
OL倶楽部 | 1996年 | |
スーパービッグ7A | 1996年 | |
セクシームーンA | 1996年 | |
CRブレイクチャンスV | 1996年 | |
ブレイクチャンス2 | 1996年 | |
ブレイクショット | 1996年 | |
モンキー倶楽部 | 1996年 | |
リアルゴール | 1996年 | |
どろろん忍者くん | 1996年 | |
CRどろろん忍者くんV | 1996年 | |
Mr.ダイナマイト | 1997年 | |
ケロケロジャンプ | 1997年 | |
CR大リーガーV5 | 1997年 | |
CRウルトラマンW | 1997年 | 大一初のタイアップ機 |
CRウルトラマンTR | 1997年 | |
牛若丸 | 1997年 | 第2種 |
CR寛平笑劇場V5 | 1997年 | |
CR寛平笑劇場MAX | 1997年 | |
寛平笑劇場2 | 1997年 | |
寛平笑劇場TX | 1997年 | |
パオパオサーカス | 1998年 | 第2種 |
CRウルトラマン銀河V | 1998年 | |
バトルヒーローブラザーズ | 1998年 | |
CRバトルヒーロー英雄列伝 | 1998年 | |
CRバトルヒーローリターンズ | 1998年 | |
バトルヒーローNEO | 1998年 | |
いれてなんぼ炎のイーグル | 1998年 | |
ウルトラマンTX | 1998年 | |
ウルトラマンM78 | 1998年 | |
CRバトルヒーローFX | 1998年 | |
CRいれてなんぼWIN2 | 1998年 | |
CRいれてなんぼビクトリー2 | 1998年 | |
いれてなんぼ涙のバーディー3 | 1998年 | |
いれてなんぼアルバトロス2 | 1998年 | |
CRバトルヒーローSR | 1998年 | |
ファイナルバトル最後の聖戦 | 1999年 | |
ファイナルバトルCX2 | 1999年 | |
ファイナルバトルDX | 1999年 | |
どきどき愛LAND LX | 1999年 | 飯島愛とのタイアップ機 |
どきどき愛LAND EX | 1999年 | |
CRどきどき愛LAND L | 1999年 | |
CRどきどき愛LAND E | 1999年 | |
CRどきどき愛LAND V | 1999年 | |
CR南極カントリー倶楽部4 | 1999年 | |
CR南極カントリー倶楽部6 | 1999年 | |
CRラブリーレミ!夢の初舞台 | 1999年 | |
CRラブリーレミ!華の18才 | 1999年 | |
ラブリーレミ!星空にステップ | 1999年 | |
CRギャンブラー愛W | 2000年 | |
CRギャンブラー愛V | 2000年 | |
ギャンブラー愛GR | 2000年 | |
CRわっしょいL | 2000年 | |
CRわっしょい | 2000年 | |
わっしょいEX | 2000年 | |
CR炎の爆笑軍団V | 2000年 | |
CR炎の爆笑軍団W | 2000年 | |
CR炎の爆笑軍団X | 2000年 | |
炎の爆笑軍団GR | 2000年 | |
ワニワニパニック | 2000年 | |
ワニワニパニックE | 2000年 | |
ワニワニパニックジュニア | 2000年 | |
CR天才バカボンV | 2000年 | |
CR天才バカボンE | 2000年 | |
天才バカボンEX | 2000年 | |
踊れ!安来キッズL | 2001年 | |
踊れ!安来キッズM | 2001年 | |
踊れ!安来キッズEX | 2001年 | |
バトルヒーロー伝説 | 2001年 | |
バトルヒーロー伝説W | 2001年 | |
バトルヒーロー伝説EX | 2001年 | |
CRダイナマイ娘 | 2001年 | |
CRダイナマイ娘V | 2001年 | |
CRダイナマイ娘EX | 2001年 |
機種名 | 発売年度 | 備考 |
---|---|---|
走れコウタロー(ゲキウマ) | 2004年8月 | 同社ブランド初のパチスロ機 |
おそ松くん | 2005年11月 |
[編集] 外部リンク
- 公式ページ
- DAIICHI777(製品ポータル)