大雪
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大雪(たいせつ)は二十四節気の1つ。12月7日ごろ。および、この日から冬至までの期間。
太陽黄経が255度のときで、雪が激しく降り始めるころ。十一月節。『暦便覧』では、「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明している。
鰤などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色付くころ。
[編集] 七十二候
大雪の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 閉塞成冬(そら さむく ふゆとなる) : 天地の気が塞がって冬となる(日本)
- 鶡鳥不鳴(かっちょう なかず) : やまどりが鳴かなくなる(中国)鶡は{喝-口鳥}
- 次候
- 熊蟄穴(くま あなに こもる) : 熊が冬眠のために穴に隠れる(日本)
- 虎始交(とら はじめて つるむ) : 虎が交尾を始める(中国)
- 末候
- 鱖魚群(さけのうお むらがる) : 鮭が群がり川を上る(日本)鱖は{魚厥}
- 茘挺出(れいてい いずる) : 大韮が芽を出し始める(中国)